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検索結果は64件です。
- 診療所におけるC型慢性肝炎:PegIFNα治療93例の検討―副作用にての中断を防ぐ:BCAA製剤併用の有用性
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菅野 雅彦(すがの内科クリニック)
【目的】PegIFNα治療の検討。診療所は65歳以上の高齢者,再治療も多く、副作用対策が必須。【対象と方法】H19年4月→22年9月の93例。PegIFNα2a+rib:48例(P群, M:F=21:27,58.6歳;高齢13, HCV-RNA6.1, ALT56.0,Plt16.3万,Gr1:48),再治療17(PR10;NR7)。 PegIFNα2a単独: 16 (M群, 6:10,54.7歳...
第095回近畿支部例会 >
- Interventional radiologyにおける新しい支援画像「FlightPlan」の初期臨床経験
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南 康範(近畿大学 医学部 消化器内科)
【背景】腹部血管造影は2次元画像であるため、多発肝細胞癌の治療である肝動脈化学塞栓術(TACE)時に立体的な栄養血管の走行を把握することが難しく、血管選択に難渋する場合がある。【目的】Cone-beam CT装置でのInterventional radiology支援ソフト「FlightPlan」の有用性を検討する。【方法】2011年4月に当院でTACEを施行した4例が対象である。男性3例、女性1...
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- 胃ポリープ生検翌日に出血性ショックとなった弾性線維性仮性黄色腫の1例
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三長 孝輔(日本赤十字社和歌山医療センター 消化器内科)
【症例】56歳、女性【主訴】吐血【現病歴】受診前日に近医で健診の上部消化管内視鏡検査を受け胃ポリープの生検を施行された。帰宅後体調に変わりなかったが、翌日朝より新鮮血の吐血を多量に認め、当院救急外来を受診となった。【臨床経過】受診時、出血性ショックであり、橈骨動脈触知せず、意識障害を伴い直ちに気管挿管されアルブミン製剤の投与を開始された。造影CTでは胃内へ造影剤のextravasationを認めた...
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- 特異な経過を辿った原発性胆汁性肝硬変合併腹膜炎の一剖検例
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岩崎 哲也(大阪大学医学部附属病院 消化器内科)
肝硬変を基礎疾患に有する患者において易感染性がしばしば問題となり、時に致命的な経過を辿り得る。今回我々は原発性胆汁性肝硬変症例で、剖検の結果脾周囲膿瘍が起因となったと考えられる腹膜炎を経験したので報告する。【症例】50歳代女性、原発性胆汁性肝硬変(Child-Pugh 8点,classB)にて加療していた。2010年9月、食道静脈瘤に対し内視鏡的食道静脈瘤硬化療法及び結紮術を施行した。10月2日に...
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- 肝転移巣の石灰化を経時的に追えたS状結腸癌の1例
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山内 雄揮(兵庫県立尼崎病院 消化器センター 消化器内科)
【症例】59歳、男性。【現病歴】2010年3月に上腹部痛のため当院救急外来受診。外来での腹部超音波検査にて肝臓に多発するhaloを伴うSOLを認めた。転移性肝腫瘍の疑いで、原発巣精査の目的で当科を紹介受診となる。【既往歴】高血圧。【家族歴】特記すべき事項なし。【生活歴】飲酒:ビール500ml/日、喫煙:15本/日×40年、アレルギー:なし。【現症】身長:151.5cm、体重:46.4kg。眼球結膜...
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- 閉塞性黄疸を来した肝門部肝細胞癌に対して、胆管ステント留置後放射線治療が奏功した1例
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酒井 新(大阪府立成人病センター 肝胆膵内科)
【症例】73歳、男性。【主訴】なし。【既往歴】55歳 喉頭癌(Tis N0 M0 cStage1)に対して放射線治療、62歳・70歳C型慢性肝炎(1型・高ウイルス量)に対してインターフェロン治療行うもSVRを得られず。【現病歴】慢性C型肝炎、肝細胞癌で外来通院中であった。71歳 S8 1.5cmの肝細胞癌に対して前区域切除術を施行。72歳 S4 2cmの肝細胞癌に対してTACEを施行した。2010...
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- 肝外に突出する形態を呈し診断に造影エコー, 血管造影検査が有用であった巨大肝腺腫の1例
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李 宗南(日本赤十字社和歌山医療センター)
[症例] 34歳、女性 [主訴] 腹部超音波検査で腹腔内腫瘤を指摘された.[既往歴] 特記事項なし.[家族歴] 父:慢性腎不全 [嗜好] 飲酒・喫煙なし、経口避妊薬の服用歴なし.[現病歴] 2010年8月前医で検診を受けた.腹部超音波検査にて左季肋部に肝外側区に接して径約90mm大の腫瘤を認め,同月下旬精査加療目的で当科を紹介受診した.自覚症状は認められなかった.[経過] 腹部Dynamic CT...
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- 胃癌に対する化学療法中に発症したTrousseau症候群の1例
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前川 聡(大阪大学 消化器内科)
症例は50代男性。うつ状態のため当院精神科通院中、平成23年3月上旬頃より心窩部痛および黒色便を認めたため、3月下旬当科紹介受診となった。血液検査にてHb 9.8 g/dlと貧血を認め、上部消化管内視鏡検査にて、前庭部小弯後壁に1/2周性の3型胃癌と前庭部前壁に12mm大の早期胃癌(0-IIa+IIc)を認めた。生検の結果は前庭部小弯後壁の病変がpoorly differentiated aden...
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- メサラジン製剤による薬剤アレルギーを呈した潰瘍性大腸炎の2例
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冨江 晃(京都府立医科大学 大学院 消化器内科)
【はじめに】潰瘍性大腸炎を含めた炎症性腸疾患の治療としては、メサラジン製剤が基本となるが、しばしばアレルギー反応を呈することで知られている。今回我々は、メサラジン製剤によると考えられる薬剤アレルギーを呈した潰瘍性大腸炎の2例を経験したので、文献的考察を含めて報告する。【症例1】40歳代男性。既往歴は2007年より閉塞性血栓性血管炎に対して加療中。2001年発症のぶどう膜炎を伴う潰瘍性大腸炎・全結腸...
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- Segmental arterial mediolysisと考えられた後腹膜出血の一例
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加藤 萌由(京都府立与謝の海病院 消化器科)
Segmental arterial mediolysisと考えられた後腹膜出血の一例京都府立与謝の海病院 消化器科加藤萌由、城正泰、廣瀬亮平、井上健、玄泰行、土肥統、時田和彦症例は49歳女性.既往歴はなし.2日前からの右側腹部痛を主訴に前医を受診し、急性膵炎の疑いで入院となったが、翌日、腹痛の増悪と貧血の進行を認め、さらにCTで膵周囲の血腫を認め、当院へ紹介となった.腹部造影CTでは広範な後腹膜...
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- MDSを合併したと考えられたクロンカイト・カナダ症候群の1例
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佐久間 洋二朗(田附興風会 医学研究所 北野病院 消化器センター内科)
【症例】75歳女性【現病歴】2010年12月から下痢、味覚異常、脱毛が出現。1ヶ月間で3kg体重が減少した。近医の採血にてHb: 8.9 g/dl、Plt: 3.4×104/μlと貧血および血小板減少を指摘。1月20日、当科外来を紹介受診。腹部造影CTにて回盲部の壁肥厚を認めたため、血小板輸血をした上で下部消化管内視鏡による精査、生検をする目的に2月15日入院した。【既往歴】...
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- 閉塞性黄疸を来たした総胆管内脱落肝細胞癌の一例
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毛利 陽一(市立岸和田市民病院)
症例は59歳男性。以前より大酒家。2009年1月より心窩部痛あり、6月より体重12kg減少にて同年8月24日当院受診となる。血液検査ではWBC143800 AST141 ALT117 ALP824 T-Bil6.9 D-Bil5.2 CRP4.11 AFP83300 CA19-9 3428、腹部エコーではpoor studyであり、明らかな肝SOLは指摘できず。上部内視鏡検査では食道静脈瘤LiF1...
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- 食道癌に対する化学放射線療法後に大動脈食道瘻をきたした一剖検例
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三谷 誠一郎(ベルランド総合病院 消化器内科)
症例は61歳男性。嚥下時のつかえ、心窩部痛が持続するため当院を受診。上部消化管内視鏡で上切歯列より30cmに潰瘍形成を伴う凹凸不整な隆起性病変を認め、生検では扁平上皮癌であった。胸部CTで大動脈浸潤を認め、T4N0M0stageIIIaと診断した。化学放射線療法としてFP(5-FU 700mg/m2、CDDP 70mg/m2)2コースと放射線療法(60Gy)を開始した。治療開始直後には38度台の高...
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- 大腸癌切除の病理標本より偶然アレルギー性血管炎の診断が付いた一例
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長谷川 晶子(岸和田徳洲会病院 消化器内科)
【症例】77歳、女性。平成23年2月頃左下腿に紫斑、浮腫を生じたため近隣病院で精査をしていたが原因は判明せず増悪と消退を繰り返していた。同年3月に右上下肢の脱力を主訴に当院受診。脳梗塞の診断にて入院となる。入院時施行した採血で好酸球71.0%と高好酸球血症を認めた。精査目的の腹部造影CTでS状結腸に濃染する壁肥厚を認め下部消化管内視鏡検査で大腸癌の診断となりS状結腸切除術を施行した。病理組織診から...
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- 急激な経過をたどったガス産生性肝膿瘍の1例
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小野 洋嗣(神戸市立医療センター 西市民病院 消化器内科)
症例は80歳、男性。糖尿病で近医にて加療中。平成22年9月下旬に頚椎症性脊髄症で当院の整形外科に入院となった。10月上旬に椎弓切除術を施行し、術後の経過は良好であった。10月13日の深夜に突然の上腹部痛が出現し、血液検査でWBC 13450 /μl 、CRP 1.0 /μlと上昇を認め、AST 96 U/l、ALT 29 U/l、γ-GTP 144 U/l、T-Bil 1.2 mg/l、Amy 1...
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- 多彩な内視鏡像を示した非閉塞性腸管虚血症(NOMI)の1例
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坂上 共樹(公立山城病院 消化器科)
多彩な内視鏡像を示した非閉塞性腸管虚血症(NOMI)の1例 症例は74歳、男性。既往歴に糖尿病、高血圧、高脂血症があり近医へ通院加療中であった。自宅にて嘔吐の出現、体動困難、血圧低下を認め当院へ救急搬送された。造影腹部CT検査では結腸全体に著明な拡張と液体貯留を認めた。主要血管の描出は良好であり血管性病変は否定的であった。閉塞機転を有するイレウスは否定的であり、同日入院後、抗生剤投与、輸液加療を...
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- 難治性潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法の有用性と問題点の検討
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峯 宏昌(近畿大学医学部付属病院 消化器内科)
【背景と目的】潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)における免疫調節薬や生物学的製剤など薬物療法の進歩がもたらした影響は大きく、従来の治療法で寛解導入や維持が困難な症例、とりわけ、ステロイド抵抗性難治性潰瘍性大腸炎に対して有効性が示されている。しかしながら、免疫調節薬や生物学的製剤の副作用例や効果不十分例など、なお課題は残っている。そこで今回我々は非薬物療法である白血球除去療法...
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- 飲酒後の嘔吐反射から特発性縦隔気腫が疑われた1例
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野口 未央(日本赤十字社和歌山医療センター 消化器内科)
〔症例〕特に基礎疾患を有しない20歳女性〔現病歴〕2011年1月、長時間にわたる多量の飲酒後、頻回嘔吐を認めた。翌日、前胸部痛が持続し近医受診した。処方をうけ一旦帰宅したが、改善認めず、当院救急外来受診した。CTにて縦隔気腫を認め同日、当科入院となった。〔入院時現症〕体温は37度で、強度の前胸部痛を認めた。血液検査ではWBC18100/μlと上昇をみとめたが、その他、特に問題認めなかった。CTにて...
第095回近畿支部例会 >
- インフリキシマブが有効であった難治性潰瘍性大腸炎の1例
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高山 政樹(近畿大学 消化器内科)
症例は40歳代、女性。潰瘍性大腸炎(以下UC)で平成21年10月17日近畿大学堺病院に入院、ステロイド・免疫調節薬投与にて加療していた。腹痛が増強したため11月15日CTを施行したところfree airを認めた。大腸穿孔と判断し同日緊急手術となった。横行結腸中央部に1cm大の穿孔を認め、穿孔部位でストマ造設、loop colostomyが施行された。その後ストマから出血が続き輸血を要したが、11月...
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- IgG4関連硬化性胆嚢炎の1例
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岡山 千尋(滋賀医科大学 消化器内科)
【症例】60歳男性【主訴】肝胆道系酵素上昇【現病歴】当院にて悪性リンパ腫治療後の経過観察中、2010年9月のPETにて膵に強いFDGの集積を認めたため当科受診。ERCPでは典型的な膵管狭細像を認めなかったものの、膵のびまん性腫大と血清IgG4高値より自己免疫性膵炎を強く疑った。膵腫大の自然消退があり経過観察中であったが、2011年2月食欲不振、体重減少の症状が出現し、血液検査にてAST 127IU...
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