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検索結果は64件です。
- 発熱、肝機能異常を契機に診断された粟粒結核の1例
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小田 桂子(国家公務員共済組合連合会浜の町病院肝臓科)
【症例】 70歳台、女性。 【主訴】 全身倦怠感と発熱。 【現病歴】 2型糖尿病、高血圧症、虚血性心臓病、脂質異常症で外来通院中であった。入院3日前より全身倦怠感を自覚し、インスリンは自己中止していた。2011年9月中旬に自宅で転倒し動けなくり救急車で来院し入院となった。 【生活歴】 飲酒なし。 【既往歴】 特記事項なし。 【現症】 身長 153cm、体重 56.2kg、B...
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- 本態性M蛋白血症を合併した原発性胆汁性肝硬変の1例
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中嶋 遥美(国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 肝臓科)
【症例】 40歳台、女性。 【主訴】 肝機能異常の精査 【現病歴】 20歳台より肝機能異常を指摘されていたが精査を受けたことがなかった。2012年健康診断で肝機能異常を指摘されて来院した。 【生活歴】 機会飲酒。 【既往歴】 高血圧症。子宮筋腫手術。 【現症】 身長 151.7cm、体重 68.6kg、BMI 24.0。血圧 165/98 mmHg、脈拍 65/分。意識清明...
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- 高流量酸素投与にて改善した腸管嚢腫様気腫症の1例
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名富 久義(那覇市立病院内科)
症例は34歳男性。200X年に大腸ポリープを指摘され、定期検査のため近医で大腸内視鏡検査施行。上行結腸の隆起性病変を指摘され当院紹介となった。前医の病理組織学検査で腫瘍性所見は認めなかった。当院での大腸内視鏡検査では盲腸から上行結腸に表面平滑で粘膜下腫瘍様の軟らかい隆起性病変が多発していた。腹部CTでは盲腸から上行結腸壁に多発する微小な気腫所見あり、腸管嚢腫様気腫症と考えられた。血液検査では抗核抗...
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- 経口胆管鏡下電気水圧衝撃波砕石術が奏功した巨大総胆管結石症の一例
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岩津 伸一(佐世保市立総合病院 消化器内科)
症例は91歳女性。2012年6月、夕食後に心窩部痛が出現し、翌日近医を受診。血液検査で胆道系優位の肝機能障害および炎症反応の上昇、腹部超音波検査で肝内胆管から総胆管の拡張を認められ、同日当院紹介受診となった。血液検査でALP 383U/L、γ-GTP 83U/L、AST 275U/L、ALT 158U/L、WBC 14680/μL、CRP 0.88mg/dlと肝胆道系優位の肝機能障害および炎症反...
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- IFN治療によりSVR後6年で肝肺症候群を発症したC型肝硬変の1例
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森山 有理沙(くまもと森都総合病院 消化器内科)
【目的】肝肺症候群(HPS)は、肝疾患患者において主に肺内血管床の拡張による肺内右左シャントに起因する酸素化障害を特徴とする。今回、IFN治療によるウイルス駆除後6年でHPSを発症したC型肝硬変の一例を経験したので報告する。【症例】66歳女性、2004年C型肝硬変(Genotype1型, HCV-RNA 1300KIU/mL)を指摘され、2005年脾動脈塞栓術後にPegIFNα-2a 90μgを4...
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- Cytomegalovirus腸炎を合併し診断と治療に苦慮したunclassified colitisの1例
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山田 茂智(公立学校共済組合九州中央病院研修医)
Crohn病診断基準最新案では潰瘍性大腸炎との鑑別困難例をunclassified colitisと分類し、切除標本でも断定できない例はindeterminate colitisとして経過観察の必要性を明記している.我々はCytomegalovirus (CMV)腸炎を合併し、診断と治療に苦慮したunclassified colitisの1例を経験したので報告する.症例は45歳、男性.1ヶ月前から...
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- Interval appendectomyにて発見された虫垂癌の一例
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倉光 絵梨奈(大分県中津市立中津市民病院)
【はじめに】虫垂周囲膿瘍を形成した穿孔性虫垂炎に対して、近年interval appendectomyが標準治療となりつつある。今回われわれはinterval appendectomyを施行した穿孔性虫垂炎に虫垂癌を認めた症例を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。【症例】64歳男性。腹部膨満感、右下腹部痛を主訴に近医を受診し、急性虫垂炎の診断にて当院に紹介となった。CTにて穿孔性虫垂炎...
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- 劇症肝炎亜急性型に対してOn-line HDFが有用であった一例
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児島 奈弥(鹿児島大学大学院 消化器疾患・生活習慣病学)
【背景】劇症肝炎における人工肝補助療法として、on-line HDFは高い覚醒率が得られるなど、その有用性が期待されている。今回我々は劇症肝炎に対しon-line HDFを行い、著明な肝性脳症の改善が得られた症例を経験したので報告する。【症例】41歳女性。2012年3月上旬、全身倦怠感、褐色尿が出現し、3月下旬より黄疸を自覚した。4月初旬近医を受診し、T-bil 12.8 mg/dl、AST 32...
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- 腸管壊死をきたしたS状結腸軸捻転症の一例
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森 晃佑(潤和会記念病院 外科)
S状結腸軸捻転症は、日常臨床においてしばしば遭遇する疾患である。多くは内視鏡的整復などの保存的治療で改善し、腸管壊死をきたす症例はまれである。腸管壊死をきたし、重篤な経過をたどったS状結腸軸捻転症の一例を経験したので報告する。症例は78歳の男性。平成24年7月、38℃台の発熱および意識障害が出現したため前医を受診し入院した。腹部膨満が高度であったため、入院翌日に注腸造影検査を施行したところ、bir...
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- リソトリプターでの破砕術が有効であった胃石の一例
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阿南 伴美(熊本市医師会 地域医療センター 内科)
症例は69歳女性。2012年1月12日頃より心窩部痛を自覚するようになり近医を経て1月16日当科を受診した。翌日行った腹部超音波検査と上部消化管内視鏡検査で5-6cm大の胃石を認めた。腹部単純CTでは石灰化を伴わない胃石と考えられた。内視鏡的除去を希望されたため、1月18日、当センターに入院した。入院後、コカコーラ1500ml/日以上の飲用を開始した。その上で1月19日から26日にかけて内視鏡下に...
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- 著名な肝障害を伴った骨髄性プロトポルフィリン症の1例
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紺田 みずほ(くまもと森都総合病院 消化器内科)
【背景】ポルフィリン症はまれな疾患であるが、急性発作時には多様な症状を呈し、時に致死的な経過をたどる可能性がある。今回、骨髄性プロトポルフィリン症の経過中に、著しい肝障害を伴う急性発作が出現した例を経験したので報告する。【症例】症例は40歳男性。小児期より光線過敏があり、10歳時に近医で骨髄性プロトポルフィリン症と診断された。20歳時に著明な肝障害が出現して近医に緊急入院したが、2-3週間で回復し...
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- 亜急性型劇症肝炎で発症した高齢者自己免疫性肝炎の1例
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芝原 友也(製鉄記念八幡病院)
症例は82歳、女性。高血圧、喘息にて近医通院中で今までに肝障害を指摘されたことはなかった。入院2-3週間前より倦怠感と褐色尿出現し、入院前日に黄疸に気づき近医受診。血液検査で肝機能異常を認めたため2012年3月x日当院に紹介された。 入院時、TP 9.1 g/dl、 Alb 2.8 g/dl、 T.Bil 16.6 mg/dl、D.Bil 11.4 mg/dl、 AST 880 IU/L、ALT...
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- 正中弓状靱帯による腹腔動脈狭窄、多発腹部内臓動脈瘤に対しステント留置、コイル塞栓を行い良好な治療効果を得たC型肝硬変の一例
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佐々木 聖奈(長崎大学病院消化器内科)
症例は54歳男性。1994年初回指摘のC型慢性肝炎の診断にて2011年4月にIFN治療を受けるもnull responderのため肝庇護療法で経過観察となっていた。2011年1月にクリオグロブリン腎症による慢性腎不全のため血液維持透析が導入された。腎移植の適応につき当院泌尿器科を紹介受診、C型肝硬変に対しての加療の可否につき当科入院となった。肝硬変はChild-Pugh grade C、画像上肝細...
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- 高分化型肝細胞癌との鑑別が困難であったfocal fatty changeの1例
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浦 祐次郎(九州医療センター 肝胆膵外科)
【症例】69歳、女性。【現病歴】40歳頃より慢性B型肝炎に対して近医でウルソ内服のみにて経過観察されていた。2012年3月腹部超音波検査にて肝S6に12mm大の低エコー腫瘤を指摘され、精査加療目的に当院紹介となった。【入院時検査成績】Alb:3.8g/dl, T-bil:0.8mg/dl, PT:94%, ICG R15:15.3%(Child-Pugh:5点、Liver damage:A) AF...
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- 肝切除後も凝固線溶系の異常が遷延し肺塞栓を生じた巨大肝血管腫の1例
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熊野 仁美(国立病院機構 九州医療センター 肝胆膵外科)
今回我々は、出血傾向は呈さなかったものの、切除後に凝固線溶系異常が遷延し肺塞栓が合併した巨大肝血管腫を経験したので報告する。 【症例】74才、女性。【主訴】腹部膨満感、通過障害。【現病歴】20年前検診で肝右葉に肝血管腫を指摘され、その後、定期的に経過観察されていた。平成23年5月頃から腹部膨満感と通過障害が出現し、翌24年3月に当科にコンサルトされた。腹部症状が強く、また凝固線溶系の軽度亢進を認...
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- テラプレビル+ペグインターフェロンα-2b+リバビリンの3剤併用療法中に間質性肺炎
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君付 優子(公立八女総合病院内科)
【はじめに】インターフェロンに伴う間質性肺炎は稀ではあるが、発症すると重篤化することがあり注意すべきで合併症である。今回テラプレビル+ペグインターフェロンα-2b+リバビリン3剤併用療法治療中に発症した間質性肺炎の症例を経験したので報告する。【症例】61歳、男性。2011年3月よりC型慢性肝炎に対して当科で経過観察開始した。HCVはGenotype1b、HCV-RNA6.3 LogIU/mLと高ウ...
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- 簡易リザーバーを用いた抗生剤の肝動注療法により改善した肝膿瘍の一例
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佐々木 研輔(公立八女総合病院内科)
【はじめに】化膿性肝膿瘍に対する治療は経皮的ドレナージと抗生剤投与が一般的である。今回我々は、経皮的膿瘍穿刺にて化膿性肝膿瘍と診断され、抗生剤の経静脈投与を行うも効果なく、肝動注することで良好な経過が得られた症例を経験したので報告する。【症例】40歳、男性。2012年5 / 13より腹痛出現、5 / 14から38℃台の発熱がみられ5 / 15当院受診した。血液検査にて炎症反応の上昇( WBC 16...
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- 重症偽膜性腸炎に対し大腸内視鏡下直接バンコマイシン散布が有効であった一例
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平岡 裕樹(公立八女総合病院内科)
【はじめに】本邦では偽膜性腸炎に対する標準治療はバンコマイシン(VCM)の内服である。経口困難時は胃管チューブや注腸によるVCMの投与となっている。今回我々は重症偽膜性腸炎に対し、大腸内視鏡下にVCM散布を行い、重症偽膜性腸炎治癒症例を経験したので報告する。【症例】80歳、女性。うっ血性心不全に対して近医に入院加療中であった。2011年8月、2週間程の下痢を認めFOM:2g/dayの投与を行われた...
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- C7-HRP陰性消化管打ち抜き様潰瘍にガンシクロビルが著効した3例
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二見 崇太郎(佐賀県立病院好生館消化器内科)
消化管はサイトメガロウイルス(CMV)感染症発現の好発部位であり、食道から大腸に至る全消化管に潰瘍性病変を形成し得る。確定診断にはCMV抗原検査(C7-HRPやC10/C11法)や生検が必要である。今回C7-HRPや生検は陰性ではあったが、内視鏡所見からCMV感染症を疑い、ガンシクロビル(GCV)を投与した結果、治癒し得た3症例を報告する。1例目は、敗血症、血管内播種性凝固、急性呼吸促迫症候群を発...
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- 急性膵炎を合併したクローン病の1例~両者の因果関係に対する考察~
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島崎 綾子(長崎大学病院消化器内科)
症例は50歳男性。1978年に嘔吐、激烈な腹痛、蠕動不穏を認め、近医受診後、当院紹介受診。クローン病の診断で緊急手術となった後、外来でfollowされていたが、その後も狭窄解除目的で小腸・大腸切除術やストーマ造設術など計4数回の手術を受けた。直近の外来ではエレンタール6P/day服用、レミケード5mg/kg8週おき投与中であり、CDAI値は140程度であったがレミケード前は閉鎖肛門部から血性分泌物...
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