セッション

検索結果は119件です。

O-190 アサコールの治療効果についての検討
 
【背景】5一アミノサリチル酸(5-ASA)製剤は潰瘍性大腸炎治療の基本薬であり本邦では長年時間依存性放出調節製剤(ペンタサ)とアゾ結合型製剤(サラゾピリン)が使用されてきた.2009年12月に承認されたアサコールはp且依存性放出調節製剤である今回我々はアサコールの治療効果について検討したので報告する【方法】琉球大学医学部附属病院において2011年8月31日までにアサコールを投与開始した潰瘍性大腸炎...

第98回日本消化器病学会総会

O-191 活動期潰瘍性大腸炎に対するpH依存型メサラジン製剤の治療効果
 
【目的】pH依存型メサラジン製剤(アサコールav)はt遠位大腸への送達性に優れていると報告されている今回時間依存型メサラジン製剤にて寛解導入困難であったUC症例におけるアサコールの有効性を検討した.【方法】当科関連10施設にて時間依存型メサラジン製剤にて寛解導入困難なためアサコールへ変更し経ロステロイド剤・免疫調整剤使用例を除外した活動期UC39例(平均年齢48.39±15.41歳)を対象とした....

第98回日本消化器病学会総会

O-192 当院における潰瘍性大腸炎患者に対するラモセトロン塩酸塩投与の現況
 
【目的】従来過敏性腸症候群(irritable bowel disease:BS)は器質的異常を伴わない腸管運動調節障害と考えられてきた.しかし近年IBSにも炎症性腸疾患(in到am・matory bOwel disease:IBD)と同様に器質的な異常を指摘されBDにおいても寛解期にIBS様症状を呈することが指摘されている今回当院で加療中の潰瘍性大腸炎(Ulcerative colitis:UC...

第98回日本消化器病学会総会

O-193 潰瘍性大腸炎に対するCAP治療効果予測因子とLong-Interval CAPの治療効果に関する検討
 
【目的】潰瘍性大腸炎(UC)難治例に対して血球成分除去療法(CAP)が広く行わ.れその有用性が評価されていている.われわれは以前よりCAP治療効果予測因子としてCAP施行時の“温感”の有用性を報告してきた.またステロイド依存例.においては.CAP間隔を長くし(2~3週間)原則としてステロイド減量が終了するまでCAPを継続する治療法を“Long-interval CAP(LI-CAP)”と命名しステ...

第98回日本消化器病学会総会

O-194 血球成分除去療法の治療効果および治療後の寛解期間に影響を及ぼす因子の検討
長山幸路(久留米大学消化器内科)
【目的1潰瘍性大腸炎(UC)は再燃と寛解を繰り返す原因不明の難治性炎症性疾患である本症に対する基準治療としては5ASA製剤やステロイド剤が用いられるがこれらの薬物で治療困難な症例に対する内科的治療としては免疫調節薬抗TNF一α抗体製剤タクロリムス血球成分除去療法が考慮される.血球成分除去療法は本邦で開発された重篤な副作用のみられない非薬物的治療法で左側結腸型または全大腸型で中等症以上の難治性UCが...

第98回日本消化器病学会総会

O-195 大腸憩室の経年増加とその要因―注腸検査による経過観察からの検討―
丸山保彦(藤枝市立総合病院消化器科)
大腸憩室の増加スピードや頻度増加要因については不明な点が多い.憩室の増加する背景を明らかにするため検討を行った(対象と方法)当院で最近2年悶に注腸検査を受けた患者の中で1年以上前に注腸検査が行われていた79症例を対象とした.注腸写真で上行(A)横行(T)下行(D)S状(S)結腸の各領域別に憩室数を比較し一つの領域で6個以上増加した症例を増加群(Ct群)1~5個増加したものを微増群(α’群)とし変化...

第98回日本消化器病学会総会

O-196 本邦における右側および左側憩室炎の多施設大規模比較検討
 
【目的】近年本邦で大腸憩室炎は増加傾向である.大腸憩室炎は発症部位により病態が異なるとされるしかしこれまで大規模に大腸憩室炎を部位別に検討した報告はない.今回本邦における大腸憩室炎を発症部位別に検討しリスク因子重症度予後を明らかにすることにした.【方法12005年1月~2011年5月の間に大腸憩室研究会参加施設で大腸憩室炎と診断した1123名(男:661例女:462例年齢51、7±168歳)を対象...

第98回日本消化器病学会総会

O-197 大腸憩室出血例の臨床的特徴と内視鏡的止血成績
小川大志(北里大学医学部消化器内科学)
【目的】当施設における大腸憩室出血の臨床的特徴および内視鏡的止血法の治療成績を明.らかにする.【方法1当施設で2010年12月までに大腸憩室出血に対して内視鏡的止血法を行った55例を対象とした.対象例.の臨床的特徴や内視鏡的止血法の治療成績について検討した.【結果】1)平均年齢は61.4±12.5歳男性45例女性10例であった.基礎疾患を35例(63.6%)に認め抗凝固薬を16例NSAIDsは5例...

第98回日本消化器病学会総会

O-198 当院における下部消化管出血例の検討
戸田万生良(関西労災病院消化器内科)
【背景】高齢化社会を迎え疾病構造の変化とともに抗凝固・抗血小板剤を服用している患者も増加してきている.当院における下部消化管嵐1鉦例の原因病変について年齢基礎疾患抗凝固・抗血小板剤服用との関連を検討した.【方法】対象は2007年1月から2010年12月までに下血で受診し緊急下都消化管内視鏡検査を施行した399例.年齢.は17-92歳(平均61.4歳)男性211例T女性188例.高血圧.心疾患T脳血...

第98回日本消化器病学会総会

O-212 自然発症高血圧ラット(SHR)はコリン欠乏食(CD食)の負荷により著明な肝臓脂肪化及び肝臓線維化を生じる
児玉尚伸(広島大学病院総合内科・総合診療科)
【目的】非アルコール性肝疾患(NAFLD)はメタボリック症候群の肝臓での表現型と考えられ近年その樒患は増加している.高血圧症とNAFLDの罹患は関連しているが直願的なメカニズムは明らかでない.今回我々は自然発症高血圧ラット(SHR)を使用し高血圧症がNAFLDの発症や進農に及ぼす影響について調べた.【方法】6w~8w齢のSHRと正常血圧コントロールのWK:Yラットに対しコリン欠乏(CD)rt 5w...

第98回日本消化器病学会総会

O-213 マクロファージをターゲットにした肝線維化抑制の試み―NASHモデルでの検討―
三浦光一(秋田大学医学部消化器内科)
【目的】多くの肝疾患は炎症が慢性的に続いた結果肝線維化を来す.よってマクロファージなどの炎症細胞を制御することは肝線維化の改善につながると期待されるまたマクロファージはTGF一一βなどの星細胞活性化因子も産生することから肝線維化に果たす役割は大きいと考えられる.そこで今回我々は慢性炎症から線維化を来すNASHモデルを用いてマクロファージをターゲットにおいた肝線維化抑制を試みたい【方法】NASHモデ...

第98回日本消化器病学会総会

O-214 糖尿病合併非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)患者に対するGLP-1アナログの有効性について:ピオグリタゾンと比較して
 
【目的】非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)に対する治療はいまだ確立されていない糖尿病(DM)に対する新規薬剤であるGLP一・1アナログは血糖の良好なコントロール耐糖能異常の改善の他に食欲を抑制する作用が報告されている我々はtDM合併NAFLD患者に対するGLP-1アナログ(GLP)の有効性について従来の治療方法であるピオグリタゾン(TZD)を比較対象として検討を行った.【方法】2003年4月か...

第98回日本消化器病学会総会

O-215 ビリルビンと脂肪肝
原敏文(東京女子医科大学附属青山病院消化器内科)
【目的】ビリルビンは生体内で抗酸化分子として作用する可能性がある.そこで謝絶間接ビリルビン値と脂肪肝発症の関連性を明らかにすることを目的に解析を行った.【対象と方法】2008年に検診にて本院を受診しその後2年聞肝炎や溶血性貧血などを発症しなかった904人(女性320人男性584人)を対象とした.脂肪肝は超音波所見(エコーレベルの上昇肝腎コントラスト上昇エコーの減衰)により診断した血中間接ビリルビン...

第98回日本消化器病学会総会

O-216 減量目的の運動療法が肥満者の肝病態に及ぼす影響について
 
【背景・目的】食生活習慣の欧米化過食と運動不足に伴い肥満者は増加している.肥満者の約3割は非アルコール.性脂肪性肝疾患(NAFLD)に罹患している.NAFLDの治療にはその有用性が期待される運動療法があるがその有効性に関するエ.ビデンスは十分ではない.今回は減量教室参加者の集積データおよび保存血清のretrospectiveな解析を行い運動療法が肥満者の肝病態に及ぼす影響を検討した.【方法1本学主...

第98回日本消化器病学会総会

O-217 非多血性結節の臨床経過におけるGd-EOB-DTPA MRIの有用性
田中未央(広島大学病院消化器・代謝内科)
【目的】非多血性結節の臨床経過におけるGd-EOB-DTPA M田(EOB-MRI)の有用性について検証する1対象と方法】2008年4月~2009年1月にAngio-CTとEOB-MRIを同時期に施行した非多血性結節のうち肝細胞相で低信号を呈した31症例77結節多血化増大明瞭化のいずれかの所見があれば臨床的増悪と定義し臨床的増悪を来たすまでの期閏危険因子について検討した.またMRIにて経過観察が可...

第98回日本消化器病学会総会

O-218 肝細胞癌診断における3T-MRIの進歩
 
【目的】3T-MRIはS〆N比の高さより.頭部領域では15Tよりも;有用性が高いことが知られていたが、肝臓領域では田パルスの感度ムラや多くのアーチファクトがみられ総合的には1.5Tに劣るところがみられたが新しい装置ではその欠点を解消しすべてにおいて1.5T-MRIに優るとも劣らない検査が可能となったので報告する【対象と方法1対象はバージョンアップした3T-MRIで撮像した105症例で比較は旧バージ...

第98回日本消化器病学会総会

O-219 EOB造影MRIとSonazoid造影USを用いた肝細胞癌の検出と分化度診断
 
【はじめに】組織学的に診断した早期肝細胞癌(eHCC)を含む肝細胞癌(HCC)とdysplastic且odule(DN)でのEOB一一MRI肝細胞相とSonaznid造影US(CEUS)K:upffer相の造影効果を組織分化度別に比較しOATP8発現との関連も検討した.【対象と方法】対象はCEUSEOB-MRIともに施行し手術あるいは肝生検で組織学的に診断したHCC73結節(eHCC33二軍を含む...

第98回日本消化器病学会総会

O-220 内臓動脈瘤に対する経カテーテル的動脈塞栓術の有用性の検討
 
【目的】内臓動脈瘤に対するデタッチャブルコイルを中心とした経カテーテル的動脈塞栓術(TAE)の有用性を明らかにする.【対象と方法】対象は、腹部領域にデタッチャブルコイルが普及し始めた2009年1月以降に内臓動脈瘤でTAEを施行した145例(男性9:女性6.平均年齢64歳).内訳は肝動脈瘤5例(うち仮性動脈瘤3例)脾動脈瘤5例腎動脈瘤3例下町十二指腸動脈瘤1例右胃大網動脈仮性瘤1例瘤径は5-28(平...

第98回日本消化器病学会総会

O-221 当院の消化器研修への取り組み―研修を受ける立場から―
増尾謙志(神戸市立医療センター中央市民病院消化器内科)
当院は神戸市の地域中核医療機関として病床数約700床を有しまた3次救急病院という立場から救急患者は多数に上り消化器疾患での平成22年度年間入院患者数は1843人(その内緊急入院患者は693人)となっている.当院消化器内科ではスタッフ9名(消化器病学会認定専門医7名)後期研修医4名の計13名で診療に当たっている.症例は神叩内陛下の輌村か野積されcommon diseaseから稀嫉患まで多様な疾患を経...

第98回日本消化器病学会総会