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検索結果は119件です。

O-077 ERCP研修における安全性の担保
白鳥俊康(亀田総合病院消化器内科)
研修を受ける立場から【背景】近年の画像診断の進歩により診断的ERCPは減少し胆管カニュレーションを訓練する機会が減少した.しかし治療的ERCPは増加し高齢化により患者の背景因子も複雑化している.技術を向上するためには経験を積むことが必要であるが安全性の担保が最も重要である当施設におけるERCP研修を振り返り術者交代の適切なタイミングについて検討した.【方法1上下部内視鏡検査が単独施行可能となった8...

第98回日本消化器病学会総会

O-078 挙上空腸再建経路を考慮した内視鏡の選択~Billroth II法再建後症例へ対応~
中路聡(亀田総合病院消化器内科)
【はじめに】BII法では挙上空腸は結腸前または後で胃空腸吻合が行われる.一般的に結腸前吻合の方が輸入脚が長くなるため乳頭到達が困難となるわれわれは術前CTおよび手術記録による空腸再建経路判定により内視鏡を選択しておりその結果を報告する.【症例と方法】2008年3月から2011年9月までにERCPを施行したBII再建症例154件の内初回施行で直視鏡を用いた59例を対象とした.【結果1総乳頭到達寧は9...

第98回日本消化器病学会総会

O-079 術後再建腸管における内視鏡的逆行性胆管膵管造影および処置の消化管再建法別成功率と内視鏡的アプローチの工夫について
木田明彦(富山県立中央病院内科)
【目的】術後再建腸管における内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)および処置の消化管再建法別成功率と内視鏡的アプローチの工夫について検討した.【方法】2007年4月から2011年10月までに術後再建腸管.においてERCPおよび処置が施行された135例を対象とした.消化管再建法の内訳はBi11 38例Bi12 34例Roux-en-Y法(R-Y)24例胆管空腸吻合20例膵頭十二指腸癌除法(PD2A)...

第98回日本消化器病学会総会

O-080 術後再建腸管例に対するERCP関連手技
矢根圭(手稲渓仁会病院消化器病センター)
【目的1術後再建腸管例に対するERCP関連手技の成績につ.いて検討する.【方法112011年10月までに術後再建腸管例に対しERCP関連手技を施行した210例292件のうち通常の側視鏡での処置が可能である胃切除後BiHroth-1再建86例116件およびDouble tract 9例14件を除いた115例162件を対象とした.内訳は1)胃切除後Billroth一∬再建(B-II)53例80件Rou...

第98回日本消化器病学会総会

O-081 術後再建症例の胆膵疾患に対する経乳頭的治療成績の検討
仲程純(東北労災病院消化器内科)
【背景・目的】術後再建腸管症例に対する膵胆道疾患の精査治療の必要性が増える中で内視鏡的アプローチの報告が散見される.しかし術後再建症例に対するERCPはまだまだ困難である.経乳頭的治療の難易度は再建法により影響され内視鏡の有効長不足癒着により手技を完遂できないことも多い.我々は鉗子起上装置を有する前方斜視鏡を選択することで困難とされてきたBillroth H法(BII)Roux-en-Y法(RY)...

第98回日本消化器病学会総会

O-082 当科における術後再建腸管に対するERCP関連手技の成績
戒能聖治(山口大学消化器病態内科学)
【目的1内視鏡機器および処置具の開発と内視鏡手技の進歩により胆膵疾患に対する内視鏡治療の発展がみられている.術後再建腸管に対しても新しい内視鏡の開発によって胆心疾患への内視鏡的アプローチの可能性が広がりつつある.今回我々は当科における術後再建腸管(主にBiliroth-ll法再建Roux-en-Y再建)に対するERCPの関連手技の成績と併せ手技の実際やコツについて報告する.【方法12004年6月か...

第98回日本消化器病学会総会

O-093 ラット膵星細胞はinducible nitric oxide synthase(iNOS)を発現する
鈴木範明(東北大学大学院医学系研究科消化器病態学)
【目的】活性化膵星細胞は膵の炎症や線維化に重要な役割を果たす.膵星細胞活性化には細胞内シグナル伝達経路の関与が想定されている.Nitric OXide(NO)は炎症性サイトカインにより生成され生体で主要な炎症性メディ一一ターとして機能することが示唆されている.NO合成酵素であるinducible NO synthase(iNOS)は様々な細胞で発現が認められているが膵星細胞では明らかにされていない...

第98回日本消化器病学会総会

O-094 セルレイン慢性膵炎モデルを用いた「耐糖能と免疫」異常の包括的検討
中村雄二(慶應義塾大学消化器内科)
【目的】糖尿病が増加し境界型を含めた患者は2000万人と推定され膵臓インスリン分泌機序の解明が急務である.しか.し症状の乏しい慢性膵炎(CP)患者から膵臓組織採取は困難でヒトでの慢性膵炎とインスリン分泌機序の検討は容易ではないしたがって適切な動物モデルが必要でマウスセルレインCPモデルにおける外野能異常を免疫異常の観点から解析した.1方法】マウスにセルレインを1時間毎6回投与する急性膵炎(AP)モ...

第98回日本消化器病学会総会

O-095 慢性膵炎におけるアミノ酸代謝異常の検討
川口義明(東海大学消化器内科)
【背景】慢性膵炎患者ではいくつかの栄養パラメーターが減少しており特に蛋白欠乏に関する報告が散見される.蛋白欠乏は血漿アミノ酸濃度の減少と強く閲連しているが慢性膵炎におけるアミノ酸代謝に関する報告は少ない.【目的1慢性膵炎患者における血漿アミノ酸濃度と外分泌機能との関連に関して検討する.【対象と方法】アルコール性慢性膵炎患者39例健常者12例.(男性8例女性4例平均年齢25.1±10.4)を対象とし...

第98回日本消化器病学会総会

O-096 急性膵炎におけるプロカルシトニン測定の有用性
北村勝哉(昭和大学消化器内科)
1目的】プ堺田ルシトニン(PCT)は. カルシトニンの前駆蛋白であり重症細菌感染症敗血症のマーカーとして注目されている.急性膵炎(AP)患者におけるPCT測定の有用性を検討した.【方法】2009年3月から2011年9月まで当施設で診療した厚労省AP 121例を対象とした.入院481時間以内に血清PCT値を測定し重症型や予後の予測因子となり得るかをretrospectiveに検討した数値は中央(最小...

第98回日本消化器病学会総会

O-097 疼痛症状のある慢性膵炎患者に対する成分栄養剤(エレンタール)の有用性
池浦司(関西医科大学内科学第三講座)
【目的1慢性膵炎患者の診療において腹痛や背部痛といった痔痛に対する対策が患者のQOLを改善させる点で非常に重要である.近年低脂肪含有であり膵外分泌刺激が少ない成分栄養剤(elemen/ta1 diet:ED)の投与は急性膵炎のみならず慢性膵炎の診療においてもその有用性が注目されている.今圓われわれは痺痛症状を有する慢性膵炎患者に対するED(エレンタール)の長期投与の有用性について検証した.【方法】...

第98回日本消化器病学会総会

O-098 ALYマウスを用いた自己免疫性膵炎における膵および膵外病変の研究
 
【背景】著者らはALYマウスを自己免疫性膵炎(AIP)モデルとして膵炎がCD4†T細胞のうちTh2が分泌するIL-4などにより発症・進展し膵島炎も同機序で発症する可能性を報告してきた.AIPには硬化性胆管炎唾液腺腫大などの野外病変(001)が頻発するが機序は不詳である.【目的】ALYマウスを用いAIPの001の発症進展を検討し膵病変と比較した.1方法】雄性マウスaly/alyをAIP群aly/+を...

第98回日本消化器病学会総会

O-099 自己免疫性膵炎(AIP)に対するPET/CTでの膵外病変の評価とSUV値の意義
久保敦司(倉敷中央病院消化器内科)
【目的1近年AIPは全身性疾患としての認識が確立され膵外病変の評価が重要でありその膵外病変に対する評価法としてPET/CTの有用性が指摘されてきた.今回我々はAIPに対するPET/CTでの膵外病変の評価とSUV値の意義について検討したので報告する.【方法】2002年1月から2011年10月目でに当科にてAIPと診断された36例(疑診例を含む)のうちPET/CTが施行された21例(男性16例女性5例...

第98回日本消化器病学会総会

O-100 MRI拡散強調画像を用いた自己免疫性膵炎の早期ステロイド治療効果判定
吉見聡(広島大学大学院消化器代謝内科)
【背景】MRI拡散強調画像(DWI)は細胞内水分子の動きの大小をMRI装置を用いて「可視化」する非侵襲検査であり拡散の程度を見かけの拡散係数(ADC)で表す事で定量的な評価も可能である.一方自己免疫性膵炎(AIP)は自己免疫機序が関与する特異的な炎症でありステロイド(PSL)が著効する疾患であるが治療開始後どの時期にどの様な画像変化が現れるのかについては十分な検討はなされていない今回われわれはAI...

第98回日本消化器病学会総会

O-101 自己免疫性膵炎(AIP)疑診例の臨床的特徴
牛尾純(自治医科大学消化器肝臓内科)
1目的】当院で経験したAIP症例を見直し現行のA工P診断基準において疑診例となる症例の特徴を明らかにすることを目的とした.【方法】2008年4月から2011年4月までの3年聞に当院で診断し治療あるいは経過観察した疑診例を含むAIP23例を対象に各種血液検査所見画像所見病理組織学的所見を再評価して山外群18例疑診群5例に分類それぞれの臨床的特徴をレトロスペクティブに比較した.【成績】1.年齢性別:確...

第98回日本消化器病学会総会

O-102 IgG4関連硬化性胆管炎および自己免疫性膵炎における非典型例の診療とその重要性
 
【背景】IgG4関連硬化性胆管炎(IRSC)の診断基準は検討議論を重ね胆道学会学術集会での公聴会を経て公示前過程にあるが現時点の胆管像分類では分別できない自験例が存在する.自己免疫性膵炎(AIP)では血中IgG4正常で膵にIgG4+形質細胞浸潤がある例、膵尾部限局性腫大例など非典型例があり膵管癌合併例を経験した.【目的】mSCA工Pの非典型例の現状診療を解析しその重要性を明らかにする【対象1当施設...

第98回日本消化器病学会総会

O-103 健康成人を対象とした食道内pHモニタリング下での食道内酸注入試験による上部食道下部食道の酸感受性に関する検討
 
[背景と目的】食道粘膜の知覚過敏の検討を目的として塩酸を食道内に注入するBernstein試験がよく知られている.現在までに改良が重ねられながら多くの検討が行われているがこれまでに上部食道.下部食道の酸感受性について詳細に比較検討した報告は少ないまた食道内pHを同時測定した報告はみられないそこで今回食道内のpHをモニタリングしつつ上部・下部の食道内に酸を注入し食道内pHの変動と酸感受性の比較検討を...

第98回日本消化器病学会総会

O-104 320列Area Detector CTを用いた健康成人および逆流性食道炎患者の食道胃接合部の検討
 
【目的】逆流性食道炎(RE)の発症には下部食道の蠕動運動能や下部食道括約筋(LES)部の運動が関与していることが報告されている.今回我々は320列Area Detector CTを用いて侵襲の少ない条件下で下部食道の運動や食道壁の変化について検討した.【方法】20歳以上の健康ボランティアの8名と上部消化管内視鏡検査にてLA分類のgradeA以上のREと診断された20名を対象とした.6時間の絶飲食後...

第98回日本消化器病学会総会

O-105 巨大コホートを用いた胃食道逆流症と背景因子の検討
 
【目的]胃食道逆流症(GERD)は高頻度な疾患であるが背景因子の解明は未だ不十分である.本研究ではGERDを内視鏡的逆流性食:道炎(RE)と非びらん性典食道逆流症(NERD)に分類し巨大コホートを用いた背景因子の解明を目標とする.【方法】亀田総合病院附属幕張クリニック人間ドックを2010年に受診し.研究参加に同意した上部消化管内視鏡検査受診者を対象とした.内視鏡検査で食道炎所見を呈するRE群食道炎...

第98回日本消化器病学会総会

O-106 High resolution manometryを用いた高齢者食道運動機能の検討
 
【目的】高齢になるに従い食道運動機能は低下すると考えられているが一定の見解は得られていない。高齢者ではGERDを合併しやすく逆流の結果として食道運動機能の低下をきたしている可能性も考えられる.今回我々はhigh resolution ma・no皿etryを用いて加齢の食道運動機能に及ぼす影響を検討した.【方法1対象は胸やけや嚥下障害などを認めない65歳以上の健常高齢者20例(平均年齢76.1±4....

第98回日本消化器病学会総会