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検索結果は104件です。

胆管嚢胞腺腫の1例
中山 剛一(久留米大学医学部外科)
肝臓の嚢胞性腫瘍は、膵臓の嚢胞性腫瘍であるIPMNやMCNとの類似性が報告され、その中でも胆管嚢胞腺腫は肝嚢胞性疾患の約5%程度と比較的まれで、その疾患概念は未だ確立されていない。今回我々は、胆管嚢胞腺腫の1例を経験したので報告する。症例は60歳台女性、平成24年4月に検診で肝腫瘍を指摘された。腹部エコーで肝S4に47.2×32.6mm大の高吸収域を認め、内部は、一部嚢胞様の低吸収域が認められた。...

第100回九州支部例会

保存的に救命しえたプロテインS欠損症による上腸間膜静脈・門脈血栓症の1例
河野 克俊(大牟田市立病院消化器内科)
上腸間膜静脈・門脈血栓症は比較的稀であるが、腸管壊死等により致命的となりうる重篤な疾患である。そのため、殆どの症例で腸管切除や血栓除去などの緊急手術が必要とされる。今回、我々は保存的に救命しえたプロテインS(以下PS)欠損症による上腸間膜静脈・門脈血栓症を経験したので報告する。
【症例】49歳男性。2012年5月中旬から持続する心窩部痛を主訴に、6月当院受診。腹部造影CT検査にて上腸間膜静脈...

第100回九州支部例会

肝動脈塞栓術後に合併したbilomaに対し経乳頭的に内瘻化し得た肝細胞癌の1例
赤星 浩(長崎市立市民病院内科)
【症例】71歳、男性。2009年7月に肝右葉の10cmの肝細胞癌に対しシスプラチン、リピオドールおよびジェルパートを用いた肝動脈化学塞栓術(以下TACE)を施行した。以後多発性の再発に対し、TACEを反復していた。2012年4月17日に第7回目のTACEを施行後に発熱と心窩部痛が持続した。4月22日のCTにて肝外側域に不整形の低吸収域がみられ、内部にリピオドールとガス像を含んでいた。感染を合併した...

第100回九州支部例会

神経内分泌腫瘍の一例
垣内 誠也(大牟田市立病院内科)
【症例】64歳女性。10年来、近医で糖尿病・高脂血症を加療中であった。2011年9月に肝機能障害と腹部エコーで肝内全域に広がる腫瘍性病変を認め、精査加療目的で当院を紹介受診した。特記すべき身体所見はなし。血液生化学検査で肝胆道系酵素の上昇を認めた。HBs-Ag(-)、HCV-Ab(-)、腫瘍マーカーは正常範囲で、臨床的に背景肝は正常であった。腹部造影CTにて肝全域を占拠する辺縁分葉状の腫瘍を認めた...

第100回九州支部例会

腹膜播種で診断された異所性肝細胞癌の1例
三宅 徹(福岡大学医学部消化器外科)
【はじめに】肝外発育性の肝細胞癌は比較的稀な疾患であり、その中でも主肝とは明らかな連絡を持たない異所性肝組織から発生する肝細胞癌はさらに稀である。今回われわれは、腹膜播種で診断された異所性肝細胞癌の1例を経験したので報告する。【症例】42歳、男性。健診で肝機能障害指摘され近医を受診した。血液検査ではAST (117 U/I), ALT (254 U/I)の上昇を認め、HCV抗体とHBs抗原は陰性で...

第100回九州支部例会

出血を伴った回腸憩室穿通に伴う腸間膜膿瘍の一例
伊集院 裕康(天陽会中央病院 内科)
症例は81歳男性. 狭心症 糖尿病にて通院中(冠動脈ステント挿入されワーファリン バイアスピリン 内服中)). 下痢が数日前から止まらず夜も眠れず来院した.理学的に右下腹部に圧痛あるも腹膜刺激症状なく腹鳴良好であった. 採血にてWBC12000 CRP 17と炎症反応亢進. 腹部エコー CTにて小腸憩室穿通 腸間膜膿瘍と診断し絶食 抗生剤にて経過を診た 炎症反応は軽減してきた. 入院8日目に大量下...

第100回九州支部例会

術前診断し腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した小児胆嚢捻転症の1例
高屋 剛(都城市郡医師会病院外科)
胆嚢捻転症は先天性要因として浮遊胆嚢と呼ばれる異常な可動性を有する胆嚢が存在し,これに捻じれをきたす種々の後天性要因が加わり捻転をきたすものである.胆嚢捻転症は,小児においては稀れな疾患で、捻転による壊死性変化が急速に進む場合には緊急な治療を要する。今回我々は急速に増悪する腹痛を伴った小児の胆嚢捻転症に対して腹腔鏡手術を行った1症例を経験したので報告する。症例は15歳男性で2012年8月中旬の夕方...

第100回九州支部例会

GelPOINTを用いた腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術の試み
内山 周一郎(都城市郡医師会病院外科)
当科では2012年4月より大腸疾患に対する腹腔鏡手術を新規に導入した。通常の5ポートで手術を行う場合、第一助手はミラーイメージとなることが多く、経験が少ないと視野の展開が困難であり、2本の鉗子を同時に扱うことはさらに困難を有する。そこで直腸癌に対する腹腔鏡下腹会陰式直腸切断術症例において助手に1本の鉗子での視野展開に集中してもらうことを目的として単孔式手術に用いるGelPOINTを用いて手術を行っ...

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軽度の肝機能異常を背景に発症したと考えられる混合型肝癌の1例
池邊 賢一(熊本大学医学部附属病院 消化器内科)
熊本大学大学院 消化器内科学
池邊 賢一、川崎 剛、吉丸 洋子、平島 美幸、泉 和寛、溝部 典生
渡邊 丈久、福林 光太郎、立山 雅邦、桜井 宏一、田中 基彦、佐々木 裕

症例:79歳、女性。現病歴:2001年より胃食道逆流症・脂肪肝にて当科に定期通院中であり、経過中はALT 30~40U/l、血小板は20万前後で推移していた。2012年5月下旬から右側腹部痛と発熱、咳嗽...

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特発性大臀筋内血腫を合併したアルコール性肝硬変の一例
最勝寺 晶子(済生会川内病院内科)
【はじめに】肝硬変患者では凝固能低下や血小板減少から出血傾向を認めることがあるが、肝予備能が低下した症例に多いとされている。今回、肝予備能が比較的良好であったにもかかわらず、ワーファリンによる軽度の凝固能低下を誘因に、筋肉内血腫を来した症例を経験したので報告する。【症例】75歳、男性。代償性アルコール性肝硬変(Child-pugh 6点,grade A)で通院中、定期CTで上腸管膜静脈-空腸静脈内...

第100回九州支部例会

高分化腺癌に神経内分泌細胞癌が混在する直腸癌に対して化学療法中に下歯肉転移を発症した1例
原口 雅史(健康保険諫早総合病院消化器内科)
症例は55才、男性。歯肉腫脹、腹部膨隆を主訴に来院。現病歴;2型糖尿病、高脂血症にて当院通院中。CTにて直腸腫瘤、多発肝結節を指摘され2011.8月当科紹介。下部消化管内視鏡にて上部直腸(Ra)に約3cmの2型腫瘤を指摘され、生検の結果直腸癌の診断となる。生検組織所見では、高分化腺癌以外に神経内分泌細胞癌を示唆する小型の細胞が胞巣状に増生する部分も認め、分化の異なる2つの成分を含む所見であった。十...

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SLE,慢性腎不全に合併した多発性肝嚢胞症切除の1例
三原 勇太郎(久留米大学外科)
多発性肝嚢胞症が治療の対象となるのは嚢胞の増大に伴う腹部腫瘤,腹部膨満感,腹痛や腹部不快感などの症状が出現し,QOLが損なわれる場合である.今回,SLE(全身性エリテマトーデス),慢性腎不全に合併した多発性肝嚢胞症の切除例を経験した. 症例は,50歳台女性で,平成2年頃に多発性肝嚢胞症と診断された.嚢胞腎はなかった.平成11年にSLEと診断され,腎機能障害も伴い加療されていた.平成23年4月後腹部...

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胃、大腸、肝臓癌の同時性3重複癌に対して一期的に切除しえた1例
佐々木 善浩(国立病院機構 熊本再春荘病院 消化器内科)
【症例】79歳:男性
【現病歴】2012年4月、近医の胸部CTで肝腫瘤指摘され、当院紹介。採血検査でC型肝炎(1型高ウイルス量)を認めた。胸腹部造影CTでS4に20mm強、早期相で造影され、後期相でwash outされたことから、肝細胞癌を考慮した。上部消化管内視鏡検査で、胃角部後壁大彎寄りに20mm大のIIc病変あり、生検でadenocarcinoma(tub1)を認めた。下部消化管内視鏡...

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非代償性肝硬変に合併した後天性第5因子欠乏症の一例
戸次 鎮宗(長崎医療センター肝臓内科)
症例は61歳、男性。アルコール性肝硬変 (Child-Pugh B) および慢性腎不全で当院通院中であったが、200X年8月上旬に発熱とCRP高値を認め入院となった。入院後に黒色嘔吐と黒色便、意識障害が出現し、上部消化管出血および肝性脳症と診断し、第3病日に上部消化管内視鏡検査を施行した。多発胃潰瘍およびびらんからの出血を認めたため、焼灼止血を行いウシ由来トロンビン製剤散布により治療を終了した。一...

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上腸間膜動脈狭窄により結腸壊死を生じた症例に対する腸管切除、2期的ステント血行再建術の治療経験
平山 昂仙(国立病院機構 長崎医療センター 外科)
症例は60歳代男性。右側腹部の強い腹痛を訴え近医受診。門脈ガス血症を認め腹膜炎疑いで救急搬入された。右側腹部中心に強い腹痛を訴えるも筋性防御は認めなかった。腹部造影CTでは上行結腸の拡張と門脈内にガスを認め、腹腔動脈、上腸間膜動脈起始部は狭窄をしていたが末梢腸管には血流を認めた。血流不全による虚血性腸壊死と診断し緊急手術を行った。右側大腸が壊死していたが、回腸、横行結腸の色調は良好であったため切除...

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Meckel憩室を伴った重複腸管に対し単孔式腹腔鏡下手術を行った一例
高江 芳恵(鹿児島大学消化器乳腺内分泌外科)
Meckel憩室を伴った重複腸管に対し単孔式腹腔鏡下手術を行った一例を経験したので報告する。症例は31歳女性で突然の心下部痛を主訴に近医受診した。CTにて右骨盤内に石灰化を伴う6cm大の嚢胞性病変を認め、右卵巣漿液性嚢胞を疑われ当院婦人科受診となった。超音波検査にて同部位の蠕動を認め精査となった。当院でのCTでは、右下腹部にairと浸出液を有する5cm大の嚢胞性病変を認め、小腸憩室や重複腸管が疑わ...

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亜急性の経過で肝不全が進行し,死後にアミロイドーシスと診断した一剖検例
金山 泰成(福岡徳洲会病院 総合内科)
症例は72歳女性.糖尿病に対して近医でインスリン治療中.これまで肝障害を指摘されたことはなかった.入院2か月前より腹部膨満感と嘔気を認め,近医にて施行された採血において肝障害を指摘されたため当院を紹介受診となった.肝炎ウイルスマーカー,自己抗体などは陰性.腹部超音波検査で肝は軽度脂肪肝で腫大を認めた.数十年にわたり様々な健康食品を摂取していたというエピソードがあり,薬物性肝障害を疑い健康食品の摂取...

第100回九州支部例会

肝細胞癌との診断に難渋した稀な肝細胞腺腫の1切除例
野田 昌宏(鹿児島厚生連病院 外科)
【はじめに】肝細胞腺腫は欧米にては糖原病や経口避妊薬との関連性が報告されているが、本邦においては比較的稀な疾患である。また、各種画像診断にても高分化型肝細胞癌との鑑別も困難なことが多い。今回我々は、肝細胞癌が疑われ外科切除を施行した稀な肝細胞腺腫の1例を経験し報告する。【症例】61歳・女性。既往歴は子宮筋腫・虫垂炎の手術を認め、糖尿病にて内服加療中であった。現病歴は2011年9月胸痛を主訴に当院入...

第100回九州支部例会

遺残虫垂炎に対し、内視鏡的治療が奏功した1例
山元 文晴(霧島市医師会市立医療センター)
【症例】45歳男性【症状】心窩部痛・右下腹部痛【既往】虫垂切除術(小学生のころ)【現病歴】2012年7月27日より心窩部痛あり。前医受診し機能性胃腸症として、経過観察中であった。しかし、その後も心窩部痛持続し、8月5日右下腹部に痛みが移動したため、当院夜間診療を受診した。【現症】体温36.8℃、血圧109/63 脈拍56回整。右下腹部に圧痛、反跳痛あり。【血液生化学所見】WBC 12600 Neu...

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腸重積を生じた小腸neurofibromaの症例
瀬戸山 徹郎(南風病院 外科消化器外科, 鹿児島大学腫瘍学講座消化器乳腺甲状腺外科学)
今回我々は腸重積を生じた小腸のneurofibromaを経験したので報告する。症例は43歳女性。昼頃から急に下腹部痛出現、前医受診しCTにて腸重積の診断.同日、救急車にて当院搬送された。CTの所見では回盲部に浮腫を来した腸管があり、内部に脂肪が層状に認められた。回腸が回盲部から上行結腸まで陥入している所見であり、回腸結腸重積の所見。先進部にCT上は明らかな腫瘍性病変は指摘できなかった。陥入している...

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