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検索結果は108件です。
- 切除不能中下部悪性胆道狭窄に対するcovered self-expandable metallic stent の開存期間とその危険因子についての検討
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阿部 容子(北海道大学病院 消化器内科)
【背景】切除不能悪性中下部胆道狭窄に対する胆道ドレナージ術はtumor ingrowth 予防の観点からcovered self-expandable metallic stent (CSEMS) が多く用いられる.【対象と方法】2005 年 10 月から 2013 年 4 月まで当科で切除不能悪性中下部胆道狭窄に対して CSEMS を留置した140 例について,ステントの開存期間と閉塞期間の危険...
第113回北海道支部例会 >
- 当院における食道アカラシアに対する単孔式腹腔鏡手術の検討
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山本 和幸(KKR札幌医療センター 斗南病院 外科)
【背景・目的】消化器疾患に対す腹腔鏡手術は手術侵襲や術後疼痛の軽減に寄与していた。一方で整容性においては腹腔鏡手術により満足度は上がってはいるものの、少しでも創を小さくしてほしいという患者側の要求はさらに強くなってきている。単孔式腹腔鏡手術は術後にほとんど創が目立たない手術で、当院では胆石、虫垂炎の良性疾患はもちろん、現在では胃癌、大腸癌などの悪性疾患にも導入し、安全に施行可能であることを示してき...
第113回北海道支部例会 >
- 自己免疫性膵炎における悪性腫瘍の合併について
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友成 暁子(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【背景と目的】近年、自己免疫性膵炎(以下AIP)と、悪性腫瘍の合併に関しての報告が散見されるが、その発生頻度やAIPとの関連性に関しては依然不明な点が多い。今回当センターで診断・治療を行ったAIP症例における悪性腫瘍の合併について検討した。 【対象と方法】1998年2月から2012年12月の期間に自己免疫性膵炎診断基準(2011)によりAIPと確定診断した48例(M:F=35:13, med...
第113回北海道支部例会 >
- 異所性膵に胃壁内膿瘍の合併が疑われた1例
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鈴木 美櫻(北海道大学病院 消化器内科)
症例は50歳台女性。2012年8月急激な心窩部痛にて近医受診した。急性胃炎を疑われ投薬治療を受けたが、症状に改善なく、同日夜より38~39℃の発熱も認めたため2日後に当科初診となった。当科でのCTでは胃前庭部の壁肥厚を認め、腹部エコーでは胃前庭部に低エコーを呈し内腔に突出する、粘膜下層由来の隆起性病変を認めた。引き続き施行したEGDでは胃前庭部後壁に、40mm大の頂部に陥凹を伴う粘膜下腫瘍(SMT...
第113回北海道支部例会 >
- 悪性十二指腸狭窄に対し留置した胃十二指腸用ステントが断裂した1例
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秋山 剛英(札幌共立五輪橋病院 消化器病センター内科)
今回我々は、膵癌により十二指腸閉塞をきたした症例に対し、胃十二指腸用ステントを留置後、そのステントが断裂した1例を経験したので報告する。【症例】62歳、女性。2011年8月、腹痛・黄疸を主訴に前医を受診し、膵頭部癌Stage IVbと診断された。その後、さらなる加療を目的に同年9月21日当科紹介となった。当科で膵周囲動脈塞栓術(TPPAE)を施行後、動注化学療法を開始した。外来で動注化学療法を継続...
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- 胃癌切除後4年目, 8年目と二度の転移性大腸癌を認めた1症例
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高坂 琢磨(釧路労災病院 内科)
【症例】70歳代女性.2004年9月胃癌cStageI(L,0-IIc)に対して幽門側胃切除+D2郭清+B-I再建+胆嚢摘出術を施行した.術後病理組織学的診断はpor2>sig, M, type3, pT2(SS), ly1, v1, pN0, pPM(-), pDM(-), pStageIBだった.2008年10月の下部消化管内視鏡検査で,下行結腸に内視鏡通過不可能な狭窄を認めた.生検ではGro...
第113回北海道支部例会 >
- 膵癌術前補助化学療法としてのGemcitabine+S-1(GS)療法の検討
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高木 亮(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【目的】膵癌は予後不良の疾患であり、根治的外科切除術後の再発率も高いため、集学的治療として術前・術後補助化学(放射線)療法の模索が続けられている。近年、当センターでも、borderline resectable症例を中心に、Gemcitabine+S-1(GS)を用いた術前補助化学療法(NAC)を行っており、その安全性や有効性について検討する。【対象】2012年4月から2013年3月までに経験した...
第113回北海道支部例会 >
- 胃蜂窩織炎で発見された横行結腸全周性狭窄を伴う、区域性潰瘍性大腸炎合併colitic cancerの1例
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宮下 憲暢(愛育病院 消化器内科)
[症例]29歳、男性 [主訴] 心窩部痛[現病歴] 平成24年10月18日より心窩部痛を認め、近医受診。胃腸炎と診断され症状は軽快した。27日より、強い上腹部痛、発熱を認め再診。血液検査にてWBC15500、CRP21、上腹部の反跳痛を認め入院となる。[経過] 入院時腹部造影CTでは、胃壁全体の浮腫状肥厚、大網のdensity上昇・膿瘍形成、胃周囲に遊離ガスを認めた。GISでは、幽門後壁主体の浮腫...
第113回北海道支部例会 >
- Cronkhite-Canada症候群の1例
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横山 文明(KKR)
症例は76歳女性。2012年9月ごろより食欲低下を自覚し、12月より下痢、血便を認めるようになっていた。2013年3月に入り腹痛が出現する様になり、3月7日腹痛が改善しないため当院に救急搬送となった。入院時の身体所見では脱毛、皮膚色素沈着、爪の変形、下腿浮腫を認めた。上部消化管内視鏡検査では食道には異常を認めないものの、胃から十二指腸に浮腫状で発赤の強いポリープがびまん性に見られた。下部消化管内視...
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- 膵上皮内癌の1例
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平子 匡(伊達赤十字病院 消化器科)
浸潤性膵管癌の予後は不良であり、膵癌の早期診断、早期治療の観点から膵上皮内癌が注目されているが、上皮内癌の報告例はいまだ少ないのが現状である。今回、急性胆嚢炎加療中に主膵管拡張を契機として発見された膵上皮内癌の1例を経験したので報告する。 症例は81歳、男性。糖尿病、高血圧、虚血性心疾患で前医通院中、平成25年3月下旬に上腹部痛、発熱あり、精査加療目的に当科紹介入院。入院時検査ではWBC 1...
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- 内視鏡的乳頭括約筋切開術後の経過中に認められた感染性肝嚢胞の2例
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小柴 裕(伊達赤十字病院 消化器科)
今回、内視鏡的乳頭括約筋切開術 (EST)後の経過中に認められた感染性肝嚢胞の2例を経験し、臨床上注意を要し示唆に富む症例と考えられたので報告する。 【症例1】64歳、女性。平成23年11月上旬より心窩部痛あり近医受診し、腹部超音波検査で胆嚢結石、胆嚢壁肥厚を指摘されていた。平成23年11月下旬に心窩部痛の増強、背部痛あり、当院救急外来受診し、肝胆道系酵素・アミラーゼの上昇、CTで膵腫大お...
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- 主膵管型IPMNの検討
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権 勉成(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【目的】主膵管型IPMN(MD-IPMN)は悪性の頻度が高いことから切除適応とされているが、種々の理由により経過観察となる例も存在する。今回、当センターで診断したMD-IPMN例について検討した。【方法】1997年4月から2013年4月までに診断したMD-IPMNは22例であり、このうち診断時切除10例:A群(平均年齢70.7歳(63-81),男:女 3:7)と経過観察とした12例中1年間以上経過...
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- 膵腫瘤性病変に対する25G穿刺針を用いた超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引法(EUS-FNA)における通常陰圧吸引法と高陰圧吸引法の組織採取に関する多施設共同前向き無作為化研究
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工藤 大樹(北海道大学病院 消化器内科)
【背景】膵病変に対するEUS-FNAは安全かつ高い診断能を有する.多くの細胞量や組織構造を採取するには太径穿刺針を用いた方が良いが,手技の難度は高い.一方,細径穿刺針の手技は容易であるが,組織構築を有する検体採取は困難とされる.近年,膵病変に対する22G穿刺針を用いた50mlのシリンジを用いた高陰圧吸引法による検体採取の試みが報告されているが,25G穿刺針による高陰圧吸引法の併用の報告はない.【目...
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- 大腸癌肝転移切除における術中造影エコーの有用性
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若山 顕治(北海道大学大学院医学研究科 消化器外科学分野1)
【目的】大腸癌の肝転移に対する積極的な外科的切除は有効性であるが、EOB-MRIをはじめとする画像診断技術の進歩により微小な病変も検出されるようになり、いかに術中に検出しうるかが根治的切除にむけて重要な課題である。ソナゾイドを用いた造影USでは、Post-vascular Imaging(いわゆるKupffer Imaging)が得られるという大きな利点がある。当科における大腸癌多発肝転移切除例2...
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- mFOLFOX6療法における末梢神経障害発症の危険因子探索~寒冷と末梢神経障害との関連はあるか?~
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岩永 一郎(北見赤十字病院 消化器内科 090)
【背景】結腸直腸癌に対する全身化学療法として,オキサリプラチンがしばしば使用されるが,末梢神経障害の発症により減量または中止を必要とすることが多い.末梢神経障害の誘発因子として寒冷刺激が挙げられているが,寒冷地域でその頻度が上昇するという報告は無い.【目的】mFOLFOX6療法時のGrade 2の末梢神経障害発症までの期間(Neuropathy-free survival;NFS)に影響する因子の...
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- 地方病院におけるStage I膵癌の検討
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久居 弘幸(伊達赤十字病院 消化器科)
本邦における膵癌の死亡数は年間28829人 (2011年)で、悪性腫瘍部位別死亡原因の第5位であり、今後もさらに増加すると考えられている。治療成績改善のための診療体系の確立が急務である。周知の如く膵癌は腫瘍径がTS1として発見されても、脈管侵襲などを伴い予後良好とはいえない。そのため、膵癌の予後改善のためには、さらに早期の発見・切除が必要である。 今回われわれは、地方病院である当院で経験した...
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- 総胆管結石症に対するendoscopic papillary large balloon dilatation (EPLBD)の治療成績
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久居 弘幸(伊達赤十字病院 消化器科)
【目的】総胆管結石症に対するendoscopic papillary large balloon dilatation(EPLBD)の有用性と安全性について検討した。 【方法】対象は平成21年4月~平成25年5月にEPLBDにより截石術を施行した総胆管結石症36例 (年齢58~94歳、平均81歳、男性12例、女性19例)。EPLBDはCREバルーン(Boston Scientific)または...
第113回北海道支部例会 >
- サルコイドーシスの診断にけるEUS-FNAの有用性
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久居 弘幸(伊達赤十字病院 消化器科)
サルコイドーシスは非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を特徴とする原因不明の全身性疾患であるが、典型的でない場合、診断に苦慮することが少なくない。また、近年、原因不明の腫大リンパ節に対する超音波内視鏡下穿刺吸引術 (EUS-FNA)による診断は臨床の場において重要な役割を担っている。今回、縦隔リンパ節に対するEUS-FNAでサルコイドーシスの診断が可能であった3例を経験したので報告する。 【症例1】74...
第113回北海道支部例会 >
- 狭窄型虚血性大腸炎の一例
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東 直樹(札幌徳洲会病院 消化器内科)
虚血性大腸炎は、原因は不明ながら大腸に限局した虚血性病変として認知され、今日では大腸のcommon diseaseの一つとなっている。一過性型は壊疽型に移行することはないとされており、保存的治療で治癒するため手術の適応は全くなく、これに対して壊疽型は緊急手術の絶対適応であり、腸管の全層が壊死となるため穿孔し汎発性腹膜炎となるため迅速な手術適応の決定が要求される。 狭窄型は、最初の虚血が著明で筋層...
第113回北海道支部例会 >
- 重症膵炎による膵管損傷により生じた膵仮性嚢胞に対し、EUS下膵仮性嚢胞ドレナージ術が奏功した1例
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高添 愛(旭川医科大学 第二内科)
【症例】40台男性【主訴】上腹部痛【既往歴】アルコール性急性膵炎【現病歴】H24年10月、上腹部痛にて近医受診。血液検査上膵酵素の上昇と、CTで急性膵炎に伴う異常所見を認め、急性膵炎の診断で即日入院。保存的に治療を行い上腹部痛は改善したが、膵酵素の低下がみられず、精査加療のため12/25当科へ転院となった。【転院時現症】腹部は平坦・軟。上腹部から左側腹部にかけ、軽度の圧痛あり。【経過】転院直後の造...
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