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検索結果は109件です。
- Gemcitabine/Cisplatinによる化学療法が奏効した若年性肝内胆管癌の1例
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林 学(福島労災病院 消化器科)
【症例】29歳, 女性.【現病歴】2012年5月上旬より腹部膨満感あり、近医で受診。腹部超音波検査にて, 肝腫瘤と腹水が認められ、精査加療目的に当科へ紹介となった.【既往歴】特記事項なし.【生活歴】職種; 介護職. 喫煙(10本/日).機会飲酒. 【内服薬】経口避妊薬.【血液検査】TP 6.6g/dl. Alb 3.7g/dl. T.Bil 0.98mg/dl. AST 89 IU/l. ALT ...
第194回東北支部例会 >
- 胆道再建術後肝転移症例に対する肝切除術の適応・合併症の検討
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大石 弥生(東北大学病院 肝胆膵外科)
胆道再建を伴う手術を要する肝胆膵領域悪性疾患として主に胆道癌・膵頭部癌が挙げられる。これらの症例は、手術施行後に高頻度に異時性肝転移再発をきたす予後不良の疾患であるが、近年の化学療法の進歩で、肝転移再発病変に治療効果を示す症例も認められるようになってきた。それらの症例に対し肝切除を行うかどうかの一定の見解は得られていない。その問題点として、1.胆道再建術後例に肝動注や動脈塞栓などのinterven...
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- 短期間で増大した漿液性嚢胞腫瘍の一例
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勝見 修一郎(公立置賜総合病院 内科)
【症例】75歳女性。【既往歴】高血圧症、関節リウマチ、糖尿病、心筋梗塞を発症、その後からアスピリンおよびクロピドグレルを内服、H23・24年大腸憩室出血。【生活歴】飲酒・喫煙なし。【現病歴】H23年11月に大腸憩室出血で入院になった際に施行されたCT検査にて、膵尾部に40mm大の多房性の嚢胞性病変を指摘された。精査のEUSにて、微小嚢胞の集簇を中心として、数センチ大の嚢胞が取り囲む所見が得られたた...
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- 肛門管癌の1例
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橋本 林太朗(仙台厚生病院 消化器内視鏡センター)
【症例】80歳代女性【既往歴】49歳子宮筋腫、72歳腸閉塞【現病歴】2012年5月より排便時出血があり、10月に当科を受診した。下部消化管内視鏡検査では、Herrmann線上の左壁に、φ2.5cm大の不整な陥凹性病変を認めた。口側の辺縁は、SMT様に隆起し、陥凹内は大小の乳頭状構造ないし顆粒からなり、一部で潰瘍を形成していた。病変の肛門側端には、メラニン色素の沈着がみられた。腫瘍の主座は、ちょうど...
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- 難治性潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブの有効性についての検討
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宍倉 かおり(国立病院機構 仙台医療センター 消化器内科)
【はじめに】2010年にインフリキシマブ(IFX)が潰瘍性大腸炎(UC)の治療薬として承認され,その有効性が報告されている.当科ではUC再燃時に外来でのステロイド内服や白血球除去療法では効果不十分な症例に対しては,入院後タクロリムス(TAC)を早期に投与している.さらにTACによる有害事象や効果減弱などの不耐例に対しては引き続きIFXでの寛解導入を行っている. 【目的】難治性UCに対するIFX投与...
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- イレウスを合併し小腸切除術を要した小腸アニサキス症の1例
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高橋 祐輝(岩手県立中部病院 消化器内科)
【症例】58歳男性【既往歴】高血圧、十二指腸潰瘍【現病歴】平成24年10月、入院当日の朝より上腹部痛があり、市販薬の鎮痙剤使用していた。嘔気強く水分も摂取不可であった。夕方から腹痛増強したために前医救急外来受診した。腹部膨満し上腹部に強い圧痛と筋性防御認め、炎症反応の上昇とイレウス像を認めたため、当科紹介入院となった。【現症】体温36.4℃、脈拍112回/分、血圧137/99mmHg、SpO2 9...
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- 近年5年間の当科における肝疾患関連死の内訳と特殊感染症(Vibrio vulnificus感染症)症例の検討
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天野 良彦(岩手県立中央病院 内視鏡科)
【はじめに】平成19年度より23年度までの当科での肝疾患関連死症例は112例であった。内訳として癌死は54例、肝硬変死は36例、出血が11例、敗血症が11例であった。特殊症例として今回、Vibrio vulnificus感染症による敗血症で死亡した症例を経験したので報告する。【症例】72歳、男性【既往歴】糖尿病、高血圧【嗜好歴】タバコ:20本/日×50年、アルコール:ビール1000ml/日×40年...
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- 結腸手術後に生じた吻合部狭窄に対して内視鏡的バルーン拡張術を施行した2例
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渡辺 伸和(青森厚生病院 外科)
大腸手術後の吻合部狭窄に対して、内視鏡的バルーン拡張術(以下、拡張術)は有用な方法である。また、吻合部狭窄は直腸手術後よりも結腸手術後で頻度が少ない。今回、結腸手術後(手縫い吻合)に生じた吻合部狭窄の2例に対して、拡張術を施行したので、若干の文献的考察を加えて報告する。症例1。70歳代、男性。心房細動にて抗凝固剤投与中。平成20年1月、S状結腸癌(f stage ll)に対しS状結腸切除術を施行し...
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- 胃アニサキス症による好酸球性肉芽腫を合併し治療方針に難渋した胃癌の1例
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高野 幸司(国立病院機構 仙台医療センター 消化器内科)
【症例】30歳代,男性【主訴】胃病変の精査加療目的【既往歴】特記事項なし【現病歴】平成24年7月の胃がん検診で胃前庭部に異常を指摘され前医を受診した.9月上旬の上部消化管内視鏡検査にて前庭部前壁に潰瘍瘢痕を伴う0-IIc病変を認め生検にてGroup5(por,tub2,sig)であり早期胃癌と診断され,9月末に当院紹介となった.【検査所見】血液検査:白血球数は5900/μlと正常範囲内であったが好...
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- SLEに合併した虚血性腸炎型ループス腸炎の1例
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水谷 久太(岩手医科大学 内科学講座 消化器・肝臓内科分野)
全身性エリテマトーデス(SLE)における消化管病変には血管炎に基づくループス腸炎の合併がある.虚血性腸炎型と多発潰瘍型に大別される. その発症頻度は0.2%と報告されており,今回, 我々はループス腸炎(虚血性腸炎型)を発症した症例を経験したので報告する. 症例は30歳, 女性.既往歴は14歳時にSLEと診断され,プレドニゾロン(以下PSL)内服加療中であった.現病歴は, 平成24年7月24日昼ごろ...
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- 肝内胆管癌に対するPEG-IFNα-2b/5FU併用療法の評価
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小岡 洋平(岩手医科大学 医学部 内科学講座 消化器肝臓内科分野)
目的:肝内胆管癌(ICC)の多くは切除不能であり、Gemcitabine(GEM)を中心とした全身化学療法が施行されることが多いが、その効果は十分ではなく、標準治療として確立されたものはない。今回我々はICCに対してペグインターフェロン製剤(PEG-IFNα-2b)を用いて、PEG-IFNα-2b/5FU併用動注化学療法を施行し、その評価を行った。対象と方法:2006年8月から2010年10月まで...
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- 咽頭部違和感に対して麦門冬湯が有効であった原発性胆汁性肝硬変の1例
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作田 和裕(小国町立病院 内科)
【症例】70歳女性【既往歴】57歳時に気管支喘息、甲状腺機能亢進症、高血圧【家族歴】特記事項なし【現病歴】2003年より軽度の肝機能障害を指摘されていたが経過観察していた。2006年夏頃より咽頭部違和感が強くなり耳鼻科受診。喉頭ファイバー、消化管内視鏡で逆流性食道炎、慢性咽喉頭炎と診断されPPI、NSAID、ムコダインを処方されたが症状は軽快しなかった。2009年5月に抗核抗体、抗ミトコンドリア抗...
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- 胃癌DICにmodifiedDCF療法が奏効した一例
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武藤 理(秋田赤十字病院 腫瘍内科)
[目的] 胃癌化学療法中に癌性DICを合併しmodifiedDCF(mDCF)療法により離脱できた症例を経験したので報告する。 [症例] 30代女性。 [主訴]右肩痛、腹部膨満、紫斑。 [家族歴、既往歴] 特記事項なし。 [現病歴]201X年3月近医受診し上部消化管内視鏡検査、CTなど諸検査にて胃体部癌リンパ節転移腹膜転移骨転移の診断で当院紹介。組織型sig、HER2-,T3,N3,P1,CYX...
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- 粘膜下腫瘍様の形態を呈した食道癌の胃壁内転移の1例
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土屋 堯裕(東北大学病院 胃腸外科)
【症例】57歳男性【現病歴】2010年9月の検診で下部食道に陥凹性病変を2病変指摘され、前医にて生検を施行し扁平上皮癌の診断であった。当院消化器内科紹介となり同年11月にESDを施行。切除標本の病理結果はhigh grade intraepithelial neoplasiaであった。以後経過観察となっていたが、2012年7月に内視鏡にて胃体上部後壁の粘膜下腫瘍を指摘された。この際に食道ESD瘢痕...
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- genotype Bが過半数を占める地域におけるB型肝炎治療の現状について
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三浦 雅人(みやぎ県南中核病院 消化器内科)
【目的】宮城県・県南部に位置する当院ではgenotype Bの症例がB型慢性肝疾患症例の半数以上を占めているが(第54回日本消化器病学会大会既報)、今回当院におけるB型肝炎治療の現状についてgenotypeの違いに特に注目して検討した。【方法】2011年5月以降genotypeを測定したB型慢性肝疾患症例(HBVキャリアも含む)118例(男性63例、女性55例)(genotype A 2例、B 6...
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- 肝内胆管癌との鑑別を要した硬化型肝細胞癌の1例
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藤田 将史(福島県立医科大学附属病院 消化器・リウマチ膠原病内科学講座)
【症例】75歳男性【既往歴】17歳:虫垂切除術、28歳:両側扁桃摘出、64歳:狭心症にてステント留置、73歳:胃ポリープ内視鏡的切除術【生活歴】飲酒:日本酒・焼酎2-3合/日、輸血:なし 【臨床経過】50歳頃からアルコール性肝障害、C型慢性肝炎を指摘されていたが放置していた。平成24年の健診で肝障害を指摘され近医で受診した。腹部エコー、CTにて肝腫瘍を指摘され当科へ紹介された。腹部3相造影CTでは...
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- C型肝硬変に対するインターフェロン導入目的に,部分的脾動脈塞栓術(PSE)を施行した一例
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阿部 泰明(国立病院機構 仙台医療センター)
【症例】61歳,女性【主訴】なし【既往歴】高血圧【現病歴】もともと近医にてC型肝硬変を外来フォロー中であった.HCV cerotype2型でありインターフェロン治療の方針はあったが,脾腫に伴う血小板減少を認め経過観察となっていた.今回,部分的脾動脈塞栓術(PSE)施行目的に当院紹介.H24年10月17日入院となった.【入院時検査】血液検査値は,WBC 2500/μl,PLT 5.4万/μl, PT...
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- 直腸癌原発の播種性骨髄癌症の一例
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山本 一成(盛岡赤十字病院 消化器科)
【症例】79歳男性【主訴】血便【現病歴】平成24年5月頃から腹部の張りを自覚。左胸部痛・腰痛もあり、次第に下痢も認めるようになった。7月20日頃から血便も伴うようになり8月7日当科初診。食欲低下もあり最近1年で7~8kgの体重減少を認めた。採血の結果、播種性血管内凝固にあり精査加療目的に入院となった。【既往歴】特記事項なし【生活社会歴】農業【家族歴】父:胃癌 弟:食道癌【主な入院時現症】BP137...
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- 膵胆道癌に対する胆管・十二指腸ダブルステンティングの治療成績
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菅野 良秀(仙台市医療センター仙台オープン病院 消化器内科)
【背景と目的】切除不能膵胆道癌はしばしば胆道閉塞や十二指腸閉塞をきたし,姑息的治療法として内視鏡的ステンティングがある.胆道閉塞と十二指腸閉塞をともにきたした症例に対する内視鏡治療の成績を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】対象は,2009年から2012年に胆道閉塞と十二指腸閉塞の両者に対して姑息的治療を行った21例 (男女比13:8,平均年齢72±10歳.外科的バイパス術施行例は除く)....
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- ワルファリン内服中に発症し重症度の評価が困難であった急性発症型自己免疫性肝炎の1例
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高橋 貴一(みやぎ県南中核病院 消化器内科)
【症例】65歳、男性【主訴】黄疸、全身倦怠感【既往歴】輸血歴なし。渡航歴なし。機会飲酒のみ(59歳で禁酒)。【現病歴】2012年7月急性心筋梗塞にて加療後、ワルファリン、アスピリン、クロピドブレルを内服開始。2012年9月16日より全身倦怠感、黄疸出現し当院受診。血液検査ではT-Bil 16.7mg/dl,AST 1313U/L,ALT 953U/L,ALP 401U/L,PT 2.7%,IgM-...
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