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検索結果は116件です。
- 術後再建腸管例に対するShort-SBEを用いたERCP関連手技
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矢根 圭(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【目的】術後再建腸管例に対するShort typeシングルバルーン内視鏡(Short-SBE)を用いたERCP関連手技の成績について検討する。【方法】プロトタイプのShort-SBE (SIF-Y0004、有効長152cm、外径9.2mm、鉗子チャンネル径3.2mm、Olympus)を用いてERCP関連手技を施行した34例52回を対象とした。再建法の内訳は、胃切除後Billroth-II再建(B-...
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- 術前肝動注化学療法後に拡大肝右葉切除術を施行した径16cmの巨大肝細胞癌の1例
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目黒 誠(札幌医科大学 第1外科)
【背景と目的】多結節癒合型の径10cmを超える巨大肝細胞癌では脈管侵襲を伴っていることが多く、術後の残肝再発が問題となることが多い。術前肝動注化学療法による局所制御後に肝切除を施行しえた症例を経験したので報告する。【症例】70歳、男性。【既往歴】52歳時より高血圧、63歳時より糖尿病【生活歴】飲酒・喫煙歴あり【現病歴】高血圧、糖尿病で近医通院中、2012年4月にエコーで肝腫瘍を指摘された。更なる精...
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- 肝円蓋部の肝腫瘍に対して腹腔鏡併用経胸的横隔膜穿刺によるRFAの短期・中期成績
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田中 公貴(函館中央病院外科)
【序論】 小さな肝腫瘍の治療には経皮的RFA(Radiofrequency Ablation)により低侵襲に治療することできる。肝円蓋部に発生した肝腫瘍に対して経皮的RFAも行われるがしばしば困難である。また晩期合併症である横隔膜ヘルニアの発生率は1%未満と少ないが時に致命的である。RFAの適応であるが経皮的方法が困難な肝円蓋部にできた肝腫瘍に対し腹腔鏡併用の経胸的横隔膜穿刺に...
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- 孤立性静脈瘤上の表層拡大型食道癌に対してESDを施行した1例
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高橋 正和(北海道大学 消化器内科)
症例は50歳代男性.2011年初旬より嚥下時の頸部痛を自覚しており2012年2月に当院耳鼻咽喉科を受診,精査の結果下咽頭癌の診断となった.全身精査目的の上部消化管内視鏡検査(EGD)にて2/3周性の0-IIb+IIa病変を認めた.まずは下咽頭癌に対して放射線化学療法を施行する方針となり,同治療が終了した際のEGD再検で食道癌の残存を認めたため,精査加療目的に当科入院となった.EGDでは,切歯24~...
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- 肝細胞癌(HCC)治癒切除十年後にHCC再発を認めた自己免疫性肝炎(AIH)の一例。
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酒井 健太郎(旭川医科大学 内科学講座 病態代謝内科学分野)
【症例】76歳、女性。【現病歴】平成5年5月に近医で肝機能障害を指摘され7月9日当科紹介初診。平成6年に抗核抗体、抗平滑筋抗体陽性およびIgG高値を認め、肝生検にてAIHと診断しPSLの投与を開始した。平成13年7月、肝S2に径4cm大のHCC初発を認め、当院外科にて肝S2部分切除、胆嚢摘出術を施行。今回、平成23年11月CTにて肝S3にHCC再発を認め精査加療目的に入院となった。【既往歴】平成6...
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- 出血を伴う巨大胃過形成ポリープに対し腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)による胃部分切除を施行した1例
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市川 伸樹(北海道社会保険病院 消化器センター 外科)
【背景】腹腔鏡内視鏡合同手術による胃部分切除は、GISTなどの非粘膜病変に対し近年行われるようになった低侵襲手術であり、病変部位を確認しながら切離線を決定できる為、胃の切除範囲を最小限とできる利点がある。【症例】90歳女性。肝膿瘍加療後にて通院中、Hb7.3と貧血の進行あり。精査にて胃体上部前壁に径2cmのストークを伴う8cm大の出血性巨大有茎性ポリープを認めた。内視鏡的切除は困難で外科手術適応と...
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- 当科で施行した全身麻酔下RFA症例について
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河野 豊(札幌医科大学 第4内科)
ラジオ波焼灼術(以下RFA)は肝細胞癌の局所治療と広く普及している治療であり,その局所制御率は小結節の場合外科的治療とほぼ同等と言われている.一方,RFAにおいて高齢者の場合に術前の超音波検査で息止めが不良なため安全な穿刺ができない可能性や,複数の肝細胞癌の場合に麻酔の程度や癌の局在などによりRFA中の鎮痛・鎮静が不充分になる可能性が想定される.今回当科で施行した全身麻酔下RFA症例について,その...
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- EUS-FNA後の穿刺部膿瘍に対してEUS-CD(超音波内視鏡ガイド下ドレナージ術)にて加療した膵尾部癌の一例
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岡 俊州(函館五稜郭病院)
症例74歳女性。主訴:腫瘍マーカー高値精査、既往歴:平成元年胆摘術、平成9年脂質異常症、平成16年下肢静脈瘤手術。現病歴:定期通院していた近医で腫瘍マーカー高値(CA19-9 655.6)を指摘され、平成24年10月27日当科紹介、造影CTにて膵尾部に33×38mm大の造影効果の乏しい腫瘤性病変を認め、傍大動脈周囲リンパ節腫脹も認めた。PETでは両病変とも高集積を認めstageIVb膵尾部癌が疑わ...
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- 早期胃癌における斜入撮影法の有用性
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武藤 桃太郎(JA北海道厚生連 遠軽厚生病院 内科)
【はじめに】近年、上部消化管X線検査で、冠動脈造影などに使用されているCアーム式寝台を用いて、角度を変えて撮影する斜入撮影法を取り入れる施設が増えている。患者の体位変換の負担も軽減でき、早期胃癌においても良質な画像が簡単に得られるようになった。【目的】早期胃癌における精密X線検査での、斜入撮影法の有用性を臨床的に検討した。【方法および対象】多方向X線透視撮影装置CアームテーブルSF-VA200(P...
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- 結腸静脈瘤からの下血に対しEVLを施行し長期間摂食可能であった膵癌の1例
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北川 翔(札幌厚生病院 第2消化器科)
【はじめに】結腸静脈瘤は異所性静脈瘤の中でも非常に稀な疾患であり、本邦でのEVLによる結腸静脈瘤の治療の報告は自験例を含め3例を認めるのみである。今回我々は結腸静脈瘤に対しEVLを施行し、長期間摂食が可能であった膵癌の1例を経験したので報告する。【症例】49歳男性。3か月前に膵頭部癌(StageIVb)と診断、外来で全身化学療法を施行するもPD。全身倦怠感を主訴に当科受診、精査加療目的に入院。第2...
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- 肝癌に対するRFAにおけるvirtual needle guide systemの使用経験
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友成 暁子(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【背景】ラジオ波焼灼療法(RFA)は肝癌(HCC)に対する局所療法として広く普及しているが、皮下脂肪や肝硬変の高度なmesh patternにより肝内のエコーレベルの減衰が強く、RFA針の先端を確実に認識することが困難な例も存在する。そのような症例に対するRFAの治療支援として、新しいNeedle tracking technologyであるVirtual needle guide systemが...
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- 胆・膵管狭窄部突破困難例に対する新規内視鏡的アプローチ法-通電ダイレーターの臨床成績
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河上 洋(北海道大学 消化器内科)
【背景】慢性膵炎に合併する主膵管狭窄や各種良・悪性胆道狭窄に対する内視鏡的ステント留置術の有用性は確立されている.しかし,時に狭窄部突破が困難な例に遭遇する.【目的】狭窄部突破困難例に対する通電ダイレーターの臨床成績を明らかにすること.【対象と方法】2011年4月から2012年11月までに通電ダイレーター(6-Fr, Cysto-Gastro-Set)を使用して狭窄部突破を試みた16例(胆管:11...
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- 十二指腸乳頭部腫瘍外科的切除例の病理組織学的進展様式の検討
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松森 友昭(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【目的】乳頭部腫瘍外科的切除例において乳頭部腫瘍の進展形式を解析しその特徴について検討する。【対象】2012年11月までに当センターにて膵頭十二指腸切除術を施行した47例(腺癌45例、腺腫2例)を対象とし、年齢中央値は65歳(49-86)、男女比は17:30であった。【検討項目】1)肉眼型、2)腺癌例の病理学的進行度と各因子別の進行度、3)胆管・膵管内進展度と距離、4)術後再発、とした。【結果】1...
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- リンパ節転移を認めた7mmの回腸NETG2症例
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加藤 励(釧路労災病院 内科)
リンパ節転移を認めた7mmの回腸NETG2症例○加藤励1),石川麻倫1),澤田憲太郎1),笠原耕平1),安孫子怜史1),藤澤倫子1),村中徹人1),梅村真知子1),高坂琢磨1),高橋一宏1),曽我部進1),山本文泰1),小田寿1),宮城島拓人1),河合朋昭2),小笠原和宏2), 高橋達郎3)1)釧路労災病院 内科 2)釧路労災病院 外科3)釧路労災病院 中央検査科 症例は70代男性。2012年6月...
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- S状結腸憩室炎発症4年後に発見されたS状結腸小腸瘻の1例
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金野 陽高(琴似ロイヤル病院 消化器病センター)
症例は60歳代男性、9か月前からの腹部違和感を主訴に2012年7月当院を初診。CT上S状結腸に腫瘤形成を認め、大腸腫瘍の疑いで入院となった。2008年6月にS状結腸憩室炎の診断で他院に入院歴があった。大腸内視鏡検査上、S状結腸から小腸へ瘻孔を形成しており、内視鏡を小腸へ挿入可能であった。ガストログラフィン造影上もS状結腸から小腸への流出を確認した。また、S状結腸は浮腫状であったが明らかな腫瘍性病変...
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- アミオダロン服用による肝機能障害を発症した3例
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助川 隆士(市立旭川病院 消化器内科)
【はじめに】アミオダロンは他薬剤に治療抵抗性を示す致死的心室性不整脈に使用される抗不整脈薬で,肝機能障害の副作用やCTにて肝実質の濃度の上昇が知られている.当院で肝不全症状を認めた2例を含め3例のアミオダロン服用による薬剤性肝障害を経験したので報告する.【症例1】50歳代男性,1999年に心筋梗塞の既往有り.2007年に心室性期外収縮の多発と多元性,R on Tがありアミオダロン400mg/日を開...
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- 超音波内視鏡下胆管胃吻合術(EUS-guided choledochogastrostomy:EUS-CGS)後に生じた金属ステント迷入を、内視鏡的に治療し得た1例
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川久保 和道(北海道大学 消化器内科)
近年、超音波内視鏡下胆道ドレナージ術の有用性の報告が増加している。肝外胆管十二指腸吻合術(EUS-guided choledochoduodenostomy; EUS-CDS)および肝内胆管胃吻合術(EUS-guided hepaticogastrostomy; EUS-HGS)が主であるが,肝外胆管胃吻合術(EUS-guided choledochogastrostomy; EUS-CGS)の...
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- 重複膵管の1例
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阿部 容子(北海道大学 消化器内科)
代表的な膵管奇形として,膵・胆管合流異常,膵管癒合不全,輪状膵などが良く知られているが,重複膵管は稀である.今回われわれは,再発性急性膵炎の精査の結果,診断し得た,重複膵管の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する. 症例は30歳代,女性.再発性急性膵炎の精査目的に当科入院となった.MRCP、EUSでは主膵管内に径5mm大の結石と尾側膵管の拡張がみられ,膵管内結石が再発性膵炎の原因と診...
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- Covered self-expandable metallic stent留置における内視鏡的乳頭切開術の必要性 -北海道内35施設による多施設共同無作為化比較試験-
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林 毅(札幌医科大学 第4内科)
【背景】一般に切除不能・中下部悪性狭窄に対する緩和処置として開存性の良さから金属ステント (SEMS) が留置されるが、膵管口閉塞による膵炎を予防する目的で内視鏡的乳頭切開術 (ES) が行われることが多い。一方、膵癌の多くは主膵管閉塞を来していることから膵炎発症は低頻度と考えられ、さらにES自体が膵炎の原因にもなり得ることからESなし(non-ES)でステント挿入しても良いとする考え方もある。し...
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- 抗血小板薬・抗凝固薬内服中の胆石性膵炎例に対する内視鏡治療
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権 勉成(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【背景と目的】近年、抗血小板薬(AP)・抗凝固薬(AC)内服患者の増加に伴い、胆石性膵炎例に対する早期のEST治療が困難な症例も散見される。当センターではAP・AC内服例では原則ESTは施行せず、胆管・膵管のドレナージを基本としており、今回その治療成績について検討する。【対象と方法】2007年4月から2012年10月までに胆石性膵炎と診断し、入院後24時間以内にERCPを施行した初回乳頭97例中、...
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