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検索結果は108件です。

B型慢性肝疾患に対するEntecavirの抗ウイルス効果の検討
小関 至(札幌厚生病院・3消化器科(肝臓科))
【目的】Entecavir (ETV)投与例の抗ウイルス効果について検討を行う。【対象と方法】1) 3年以上の継続投与が可能であったETV初回投与例191例を対象(他院開始例、予防投与例、LAMからの切り替え例は除外)とし、HBV DNA陰性化 (2.1logcopies/ml未満、以下単位略)率を治療前HBV DNA別、遺伝子型別に検討した。2) ETV投与例367例中、viral breakt...

第113回北海道支部例会

Lamivudine耐性出現後の核酸アナログ治療の抗ウイルス効果の検討
小関 至(札幌厚生病院・3消化器科(肝臓科))
【背景】Lamivudine (LAM)耐性例に対するAdefovir (ADV)併用療法では、ウイルス陰性化に時間を要し、5年以上の長期投与例においてもウイルス陰性化率は90%未満である。【目的】当院におけるLAMとADV併用療法のウイルス陰性化率を算出し、ADVとEntecavir (ETV)併用療法移行例の治療成績を加味したウイルス陰性化率を解析する。【対象と方法】1) 3年以上の継続投与が...

第113回北海道支部例会

胃癌に対する腹腔鏡下胃切除の進歩 - Dual Port Laparoscopic Gastrectomyの実際 -
川村 秀樹(北海道大学 消化器外科I)
(はじめに)近年,腹腔鏡下手術における手技は急速に進歩してきており,その一つとして従来よりも創の数を大きく減らしたReduced Port Surgery(RPS)が注目されている.胃癌に対する腹腔鏡下手術では通常5か所のポート挿入と胃を摘出,再建のため小開腹創を要するが,それらの創を2か所にまで減らした胃癌に対するRPSを2009年11月より施行してきたので,その手術の実際および成績を報告する....

第113回北海道支部例会

大腸ESDにおける創部閉鎖による偶発症対策
吉井 新二(NTT東日本札幌病院 消化器内科)
【背景と目的】大腸ESDは大きな大腸腫瘍を一括切除可能とする治療法だが,EMRに比較して穿孔率が高いことが報告されている.我々は大腸ESDを2009年4月から215例に施行し,一括切除率93.5%と良好な切除成績をあげている.しかし,穿孔を4.2%(術中2.8%,遅発1.4%)に認め,穿孔対策が重要と考えられた.その対策としてクリップによる潰瘍面の縫縮が有用と考えられるがESD後の大きな潰瘍面を完...

第113回北海道支部例会

免疫学的便潜血陰性大腸腫瘍の検討
吉井 新二(NTT東日本札幌病院 消化器内科)
【背景・目的】免疫学的便潜血反応(FOBT)は,大腸癌の死亡率を抑制するエビデンスがある.また,大腸ポリープの内視鏡摘除が大腸癌の罹患率・死亡率を抑制することが報告された為,全ての大腸腫瘍性病変を発見し切除することが大腸癌の予防につながると考えられる.しかし,大腸ポリープとFOBTの関連は検討不十分である.今回の目的は,FOBT陰性者における大腸ポリープ検出率(polyp detection ra...

第113回北海道支部例会

治療困難が予想されるC型慢性肝炎(肝硬変)症例に対する IFN-β/RBV併用療法の有用性
熊谷 研一(函館市医師会病院 消化器科)
C型慢性肝炎治療困難症例に対するIFN-β/RBV併用療法の有用性熊谷研一 函館市医師会病院 消化器科【目的】DAA製剤であるプロテアーゼ阻害剤の登場で、C型慢性肝炎において高い治療効果が得られるようになったが、貧血や皮膚症状の問題もあり、高齢者をはじめ3剤併用療法が躊躇われる患者も多い。当院では精神神経症状、アレルギー等の合併症を有し3剤併用療法やPEG-IFNを用いた療法が導入困難な例に対して...

第113回北海道支部例会

当院にて経験した食道pyogenic granulomaの3例
高梨 訓博(小樽掖済会病院 消化器病センター, 札幌医科大学 第四内科)
【背景】Pyogenic granuloma(化膿性肉芽腫)は主に皮膚や口腔粘膜に発生する良性の血管腫であり、消化管領域で同病変に遭遇することは比較的稀である。今回我々は食道pyogenic granulomaの3例を経験し、本邦報告例の検討も含め報告する。【症例1】78歳、男性。スクリーニング上部内視鏡検査にて食道に隆起性病変が認められ当科紹介となった。病変は中部食道に存在する10mmほどの亜有...

第113回北海道支部例会

当院におけるcytomegalovirus腸炎の検討
定免  渉(製鉄記念室蘭病院 消化器内科・血液腫瘍内科 )
悪性腫瘍・AIDS・炎症性腸疾患などの基礎疾患を有し,副腎皮質ステロイド投与や化学療法を受けた易感染性宿主では,cytomegalovirus (CMV)再活性化は日和見感染症として重要である。今回,自施設におけるCMV腸炎の臨床的特徴について後方視的に検証した。【対象】2010年4月から2013年3月までの3年間に当科で診断したCMV腸炎14例(26-82歳(年齢中央値 64歳),男女比 8:6...

第113回北海道支部例会

シングルバルーン内視鏡を用いた術後膵管空腸吻合部狭窄の治療成績
矢根 圭(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【目的】シングルバルーン内視鏡(SBE)を用いた術後膵管空腸吻合部狭窄例の治療成績について検討する.【方法】2013年4月までに,術後膵管空腸吻合部狭窄を疑いSBEを用いて治療を試みた8例(11回)を対象とした.男性3,女性5,平均年齢62歳(43~83歳).原疾患は膵癌4,胆管癌1, 乳頭部腺腫1,IPMN1,SPN1.術式はPD-IA-1 2,PPPD-IIA-1 1,SSPPD-IIA-1 ...

第113回北海道支部例会

インターフェロンβ治療により腹水の消失と低アルブミン血症の改善を認めたC型肝硬変の一例
信岡 純(社会医療法人 鳩仁会 札幌中央病院)
C型肝硬変患者に対するインターフェロンβ治療により、ウイルスの陰性化のみならず、腹水の消失、低アルブミン血症の改善を認めた1例を経験したので報告する。症例は64歳、男性。2006年よりC型肝硬変として外来通院していた。HCV RNAはgroup2、4.3logIU/mlであった。2010年末よりインターフェロン治療を予定していたが、2011年1月27日に腹水貯留による腹満にて入院。利尿剤の投与に加...

第113回北海道支部例会

慢性膵炎の経過観察中に発症した膵上皮内癌の1切除例
山田  裕人(北海道消化器科病院 内科)
症例は73歳、男性。2008年5月に腹痛にて受診。慢性膵炎の急性増悪の診断にて入院。ERCPにて主膵管に狭窄部位を認め、擦過細胞診を施行するも 陰性。その後も3回、膵炎発作で入退院を繰り返し、その都度、狭窄部から擦過細胞診を施行するも陰性であった。画像検査で狭窄部末梢膵管の拡張を認める も狭窄部位に腫瘤性病変を同定できなかった。2013年1月、フォローアップ目的の腹部CTにて、狭窄部末梢膵管の拡張...

第113回北海道支部例会

肝偽リンパ腫の1例
小川 浩司(市立函館病院 紹介病センター 消化器内科)
今回我々は肝偽リンパ腫の1切除例を経験したので報告する。症例は68歳女性。平成24年2月、間質性肺炎および右肺炎にて当院呼吸器内科に入院となった。肺炎は抗生剤で改善したものの血液検査で抗Scl-70陽性、抗セントロメア抗体陽性で、手指に限局した皮膚硬化、手足爪上皮出血点、体感の毛細血管拡張、レイノー症状を認め限局性強皮症と考えられた。さらに入院後のCT検査で肝硬変および胸腹水、肝腫瘍を認め当科に紹...

第113回北海道支部例会

原発不明癌頸部リンパ節転移として精査加療中に上部消化管内視鏡にて発見された中咽頭癌の1例
高橋 正和(北海道大学病院 消化器内科)
 症例は50歳代男性.2010年8月に右頸部の腫脹を自覚したため9月4日近医を受診し,胸腹部CT検査およびEGDを施行するも明らかな異常所見は認めなかったが,血液検査でSCC 3.9ng/mlと高値であり,悪性疾患が疑われたため当院腫瘍内科紹介受診となった.耳鼻咽喉科に入院の上10月14日に右頸部リンパ節摘出術施行,病理診断は低分化型扁平上皮癌の診断であった.原発同定のため10月25日に扁桃摘出+...

第113回北海道支部例会

治療経過中に大量下血を来たした腸間膜由来末梢性T細胞リンパ腫の1例
山科 哲朗(函館市医師会病院 消化器内科)
症例は61歳、男性。腹部腫瘤精査にて紹介を受けた。腹部CT検査では下腹部正中に約30mm×40mm大の腫瘍を認め、小腸原発のGISTを疑った。診断、治療のため当院外科で手術を行ったところ腸間膜由来の悪性リンパ腫(抹消性T細胞リンパ腫)と診断された。術後化学療法目的のため再度消化器科に転科し、CHOP療法を施行後2週間目に突然の大量下血を来たしショック状態に陥った。腹部CT検査では右下腹部に再発腫瘍...

第113回北海道支部例会

胃壁内転移を来たした胃癌の一例
下田 瑞恵(JA北海道厚生連遠軽厚生病院 内科)
【症例】70歳代女性【既往歴】糖尿病、高血圧【現病歴】平成25年4月に胃腫瘍精査目的に当院紹介となった。【経過】上部消化管内視鏡検査を施行し、胃体上部大弯に長径70mmの2型腫瘍を認めた。更にその近傍に長径40mmのSMT様病変を認めた。胃X線検査では胃体上部大弯に周堤を伴った潰瘍性病変とそれに隣接してSMT様の立ち上がりを呈する表面平滑な隆起性病変を認めた。2型腫瘍からの生検結果はtub1であっ...

第113回北海道支部例会

内視鏡的粘膜下層切開剥離術にて切除し得た、十二指腸浸潤を伴う幽門輪部3/4周性のIIa+IIbの一例
紺野 潤(社会福祉法人 函館厚生院 函館中央病院)
症例は70代、女性。既往歴は60歳子宮脱手術、67歳大腸ポリープポリペクトミー、68歳より糖尿病、70歳より高血圧。
現病歴は、近医での上部内視鏡検査にて幽門輪部に3/4周性の隆起を認めた。同部よりの生検の病理はGroup4で、早期胃癌疑いにて当科に紹介となった。
現症では特記すべきことはなかった。受診時採血にてGHA1c6.3%と軽度上昇以外は異常はなかった。CEA、CA19-9の腫...

第113回北海道支部例会

当院における早期食道がんに対する内視鏡的粘膜下層切開剥離術の現状
紺野 潤(社会福祉法人 函館厚生院 函館中央病院)
早期食道がんに対する内視鏡的粘膜下層切開剥離術(以下ESD)は、保険適応にはなったが、未だ一般市中病院では、手技が高難度な事と穿孔等により縦隔炎などの重篤な合併症が起こりうる事により、普及していないのが現状である。当地函館でも、我々のグループ以外の在住の術者は1人程度で、当院以外ではほとんど施行されていないのが現状である。当院では4年前より施行しているが、最近2年6ヶ月間の現状を報告する。
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第113回北海道支部例会

通電ダイレーターを用いたInterventional EUSの成績
矢根 圭(手稲渓仁会病院 消化器病センター)
【目的】通電ダイレーターを用いたInterventional EUSの成績について検討する.【対象と方法】2013年4月までに,通電ダイレーターを用いてInterventional EUSを施行した9例を対象とした.男性7,女性2,平均年齢68歳(50~86歳).内訳はEUS下膵仮性嚢胞ドレナージ(EUS-CD)6,EUS下肝外胆管ドレナージ(EUS-CDS)3.19G針にて嚢胞あるいは肝外胆管を...

第113回北海道支部例会

胃癌術後に発症したbiliary cast syndromeの1例
松原 悠(札幌東徳洲会病院 消化器センター)
症例は59歳男性,H25年9月胃癌に対して幽門輪胃切除+胆嚢摘出術を施行し,Roux-en-Y吻合にて再建を行った.退院後,同年10月に発熱と嘔吐が出現し,悪寒も認められたため当院外来を受診した.血液検査にて肝胆道系酵素の上昇,炎症反応の上昇を認め,腹部造影CTにて肝内胆管の拡張を認めたため,閉塞性黄疸,急生胆管炎の診断にて入院となった.入院後行った腹部エコーにて総胆管と左右肝内胆管内に不整形の高...

第113回北海道支部例会

生分解ステントを使用した良性胆管狭窄の2症例
松原 悠(札幌東徳洲会病院 消化器センター)
良性胆管狭窄に対する治療法として,チューブステント留置やバルーンカテーテルによる拡張術が行われているが,治療には長期間を要し,治療期間中に頻回にチューブ交換を行う必要がある.またメタリックステントの使用は一般的に抜去困難であり良性胆道狭窄では適応とならず,全長をカバーしたメタリックステントはその使用が通常経乳頭的アプローチに限られ,術後良性狭窄には適応となりにくい.生分解ステントは,生体内留置後3...

第113回北海道支部例会