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検索結果は256件です。
- 胃全摘後静脈瘤に対しEISLを施行した1例
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山内 亨介(久留米大学内科学講座消化器内科部門)
症例は71歳男性、B+C型肝硬変。昭和62年早期胃癌に対し胃全摘、脾摘術を施行、平成13年喉頭癌手術時に肝硬変を指摘される。平成17年12月肝細胞癌加療目的にて前医入院中に、空腸から食道に連続する静脈瘤を指摘され、加療目的にて平成18年2月13日当科紹介入院となった。入院時の上部消化管内視鏡検査(EGD)では、Lm,F2,Cb,RC2の食道静脈瘤およびそれに連続して空腸側の0時方向と6時方向に静脈...
第089回九州支部例会 >
- 急性出血性胆嚢炎の1例
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小森 陽子(有田胃腸病院 外科)
胆管内凝血塊により黄疸を呈した出血性胆嚢炎の1例を経験したので報告する。 症例は50歳代、男性。平成16年7月中旬、上腹部痛が出現し当院を受診した。血液検査ではWBC 10,700/mm3、T-Bil 1.9g/dl、GOT 666IU/l、GPT 258IU/l、γ-GTP 771IU/lであった。CT検査にて胆嚢内にhigh density構造物の充満を認め、総胆管...
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- 原発性肝平滑筋肉腫の1手術例
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水野 隆之(宮崎大学 医学部 第2外科)
症例は62歳女性。平成18年10月より心窩部痛が出現したため近医をした。腹部超音波検査では肝左葉に10cm大の腫瘤を認めたため、精査加療目的にて当科に紹介入院となった。腫瘍マーカー(CEA 7.7ng/ml, CA19-9 6.8U/ml, PIVKA-2 19MAU/ml, AFP 3.3ng/ml)はCEAが軽度上昇しているのみであった。CTやMRIでの画像評価では、典型的なHCC、CCCや...
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- Peutz-Jeghers症候群に伴う多発小腸腫瘍に対し術中内視鏡を併用し腫瘍切除術を行った1例
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江口 英利(大分大学 医学部 消化器外科)
【症例】30歳代、男性。17歳時にS状結腸腫瘍に対しS状結腸切除術を受け、この時Peutz-Jeghers症候群と診断された。2006年5月腹痛を主訴に前医を受診、小腸の多発腸重積を認め当科へ紹介となった。左側腹部に可動性のある腫瘤を触知した。腹部CTにて2箇所の腸重積を認め、小腸造影にて腸重積の原因となった径5cmと2cmのポリープをはじめ、0.5~2cm大の小腸ポリープが多発していた。以上より...
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- 10年の経過のある胃GISTの1例
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野田 哲裕(社会保険田川病院)
症例は78歳男性。H8年.4月頃 胃重感にて宮城胃腸科内科を受診し、上部消化管内視鏡検査にて胃体上部後壁に胃粘膜下腫瘍(以下、SMT)を指摘され当院紹介となった。当院の上部消化管造影検査・上部消化管内視鏡検査および県立嘉穂病院での超音波内視鏡検査より好酸球性肉芽腫と考え経過観察としたが来院されなかった。H17年9月宮城胃腸科内科の上部消化管内視鏡検査でSMTは胃内腔に突出し表面に潰瘍形成をしていた...
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- 当院において経験した抗LKM-1抗体陽性自己免疫性肝炎のニ例
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久保田 富秋(沖縄県立中部病院)
本邦では比較的稀な抗LKM抗体陽性自己免疫性肝炎2例を経験したので報告する。症例1:61歳女性,他院にて黄疸指摘され当院紹介受診。身体所見上眼球結膜黄染(+)、肝腫大(+)。血液検査上、AST 351IU/l、ALT 613IU/l、ALP 556IU/l、T-bil 8.6mg/dl、D-bil 5.5mg/dl、PT(%) 54%、HBVDNA(-)、HCV RNA(-)、抗核抗体(-)、AM...
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- 興味ある経過を示したIPMNの3例
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伊藤 欣司(肝属郡医師会立病院 外科)
膵管内乳頭粘液性腫瘍(以下IPMN)は膵管内の上皮性増殖性病変であり、浸潤癌の前癌病変とも言われているが、予後は比較的良好とされている。しかし、膵癌へ進行した場合の予後は明らかではない。今回我々は、興味ある発症経過を示したIPMNの3例経験したので報告する。症例1:54歳男性。急性腹症精査の腹部CTで膵腫瘍を指摘。更なる精査で、膵鈎部の分枝型IPMTと診断。40mm大の嚢胞で、隔壁とその肥厚、隔壁...
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- 表面に管状腺腫が併存したInflammatory fibroid polypの1例
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姫野 祐一郎(福岡赤十字病院 消化器内科)
症例は63歳、男性。平成2年に内視鏡検査で初めて胃ポリープを指摘され、過形成性ポリープとして経過観察が行われていた。平成16年7月まで生検はGroup Iであったが、平成18年5月の生検で上皮性腫瘍が疑われ、精査加療目的で当院を紹介された。上部消化管内視鏡検査では、前庭部大弯に頭部がやや発赤した有茎性ポリープを認め、表面は薄い白苔に覆われていた。当院での生検はGroup IVであった。胃X線検査で...
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- 高度食道狭窄を来した頚部食道癌の術前評価にガイドワイヤー誘導下の細径内視鏡挿入が有用であった一例
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鶴丸 大介(九州大学 放射線科)
症例は70代、女性。嚥下困難を主訴に近医を受診し頚部食道癌と診断された。通過障害が高度であるため、先行して放射線化学療法が施行されたが、胃を含めた食道狭窄部より肛門側の評価ができていなかった。その後、手術適応の評価目的に当院入院となった。通過障害の程度を評価するためにイソビスト内服による上部消化管造影を施行したところ、頚部食道に著明な狭窄を認めたが、狭窄が高度であり胃の評価はできなかった。次に細径...
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- 慢性膵炎の急性発作後に発症した十二指腸狭窄の1例
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工藤 まいさ(久留米大学医療センター消化器内科)
慢性膵炎の膵外合併症としての消化管狭窄は十二指腸や結腸で報告がみられる。今回、慢性膵炎の急性発作後に生じた高度の十二指腸狭窄により経口摂取が困難となり外科的手術を余儀なくされた症例を経験したので報告する。症例は75歳、男性。大酒家。2006年8月に上腹部痛が出現し、血・尿中アミラーゼ高値を示し、腹部CTで膵腫大、膵頭部に仮性嚢胞と考えられる嚢胞性病変を認めた。急性膵炎の診断で入院、絶食、蛋白分解酵...
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- 異時性3病変に対しESDにて加療した早期胃癌の1例
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酒見 亮介(共愛会 戸畑共立病院 内科、消化器科)
症例 70歳代 男性 約2年の経過で計3回のESD治療を行った症例を報告する。2004年7月5日(第1回目)前庭部小弯 径60mm IIa+IIc病変に対しESDを施行。(well differentiated adenocarcinoma sm1, ly1, v0) 一時幽門狭窄を来たすもバルーン拡張術にて改善した。2006年3月1日(第2回目) 胃体上部大弯 径10mm IIc病変に対しESD...
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- 骨髄異形成症候群(MDS)を伴った胃癌切除例の検討
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長岡 美佐紀(慈愛会 今村病院 外科)
骨髄異形成症候群(Myelodysplastic syndrome:MDS)は,骨髄に異形成をもった芽球の増加を認め,治療抵抗性の末梢汎血球減少を特徴とする予後不良の疾患で,現在,有効な治療法は確立されていない.また,他臓器癌との合併例,特に切除例の報告は少なく,重複癌に対する手術を行う場合,周術期の管理が問題となる.今回我々は,MDS に合併した胃癌切除例2例を経験したので報告する.症例1 73...
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- Bi-weeklyTXL/TS1で著明な縮小が得られたVirchow 転移陽性胃癌の1例
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林 知実(慈愛会 今村病院 外科)
症例は56才の女性.脳梗塞後遺症,大動脈弁置換術後.平成17年9月頃より左頚部のしこりを自覚.食道の通過障害を自覚したため,10月近医受診.胃内視鏡検査で噴門部を中心に食道浸潤を伴う胃癌を認めた(tub2).大動脈周囲リンパ節・Virchowリンパ節転移を伴う胃癌と診断.化学療法を第一選択とし,Bi-weekly TXL/TS1 療法を開始した.1コース施行後のCTにて,リンパ節の縮小効果が認めら...
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- 当院における早期胃癌に対するESDの治療成績
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頼岡 誠(医療法人佐田厚生会 佐田病院 胃腸科)
【目的】近年、安全確実な手技になりつつあるESDが全国に普及している。当院におけるESD導入後の治療成績について報告する。【方法】2003年11月からESDを施行した早期胃癌70例を対象とした。胃癌治療ガイドライン病変(GL内)34例、適応拡大病変(GL外)36例であった。GL内・外にわけ、1)平均切除時間、2)平均腫瘍径、3)平均切除標本径、4)一括切除率、5)一括完全切除率、6)偶発症の頻度に...
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- 当院におけるアメーバ性大腸炎6例の検討
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深水 理恵子(医療法人佐田厚生会 佐田病院 胃腸科)
【目的】アメーバ性大腸炎は、Entamoeba histolytica嚢子に汚染された食物、飲料水などの経口摂取で感染すると言われており、従来海外渡航者への感染が多く見られていた。しかし最近では、男性同性愛者間の感染や、感染経路不明な国内感染が増加しており、当院でも、過去2年間に6症例経験したので、検討し報告する。【方法】2005年2月~2007年4月に、アメーバ性大腸炎と診断した症例を対象に、臨...
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- Mallory-Weiss-Syndoromeに対する止血クリップが出血の原因となり内視鏡的にクリップ除去した一例
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青山 祐二郎(佐田厚生会 佐田病院 胃腸科)
症例は43歳の男性。2003年他院にてMallory-Weiss-Syndoromeの出血に対しクリッピングによる止血術を施行されていた。その後特に問題なかったが,2006年7月6日より嘔気と黒色便が出現し、9日当院を受診。Hb 7.9g/dlと貧血を認め、消化管出血を疑い緊急入院とした。上部消化管内視鏡検査では、EGJに他院で施行されたクリップ一個の残存を認めるのみで明らかな出血源はなく、下部消...
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