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検索結果は461件です。

382 脂肪性肝疾患における冠動脈疾患死亡率に内臓脂肪蓄積が関与する-NIPPON DATA80を用いた検討
中下俊哉(江口病院消化器科)
【目的】脂肪性肝疾患(FLD)は基本病態に内臓脂肪蓄積が存在しメタボリックシンドローム(MS)と密接に関係している消化器疾患である. MSは心血管疾患(CVD)イベント予防の見地から注目されている. FLDのCVD発症に対するリスク管理に関しての検討は十分ではない.今回はFLDの診療を行う際にCVDのリスクにどのような因子が影響を及ぼすのかを検討した.【方法】対象は04.1月~07.8月までに受診...

第94回日本消化器病学会総会

383 坑血小板薬のNAFLD病態改善効果-NAFLD病態モデルラットを用いた検討-
藤田浩司(横浜市立大学附属病院消化器内科)
【目的】NAFLDは多因子が複雑に絡み合って病態形成進展に寄与しており薬物治療も個々の背景病態に合わせたcombination therapyが有効であると考えられ適応薬剤の拡大が望まれる.単純性脂肪肝患者とNASH患者における網羅的遺伝子解析を施した所NASH群で有意に血小板関連遺伝子の発現低下を認めた事から坑血小板薬のNAFLD改善効果の可能性を考えNAFLD病態モデル動物を用いた解析を行った...

第94回日本消化器病学会総会

384 NAFLDに対するProbucolの抗酸化作用を用いた新しい治療法-投与前後の病理学的検討を含め-
浅本泰正(JA広島総合病院消化器内科)
【目的】NAFLDはMetSを合併する頻度が高いと考えられているまたNASHへの発症進展には酸化ストレスをはじめとしてアディポサイトカインなど多因子が関与していることが証明されている.従って治療も病態に合わせた方法を検討する必要があり食事・運動療法に加え種々の薬剤による試みがなされているが投与前後における病理学的な検討に関しての報告は多くない.今回コレステロール低下作用に抗酸化作用が認められ循環器...

第94回日本消化器病学会総会

385 TelmisartanのNAFLD進展抑制効果とその機序の解明
工藤浩(富山大学第三内科)
【目的lTelmisartan(Te1)はPPARγ活性作用を有するアンジオテンシンr[type1受容体拮抗薬(ARB)でありメタボリックシンド露出ムの改善効果が期待されている.今回脂肪性肝炎モデルにおけるTe1の病態進展抑制効果とその機序について検討した.【方法110週齢雄性C57BL/6マウスに高脂肪メチオニン・コリン欠乏食を8週間摂取させ脂肪性肝炎モデルを作製した.これを対照群としTe1群に...

第94回日本消化器病学会総会

386 当科における非アルコール性脂肪肝の治療戦略
織部淳哉(大分大学第一内科)
【目的】非アルコール性脂肪性肝障害(NAFLD)は肥満と密接な関連があり治療には体重制御が推奨されている.それには生活習慣(食行動)の是正が最も重要であり長期的に根気強く治療を継続することが必要となる.我々は行動療法であるグラフ化体重日記を中心に体重制御を行いさらに薬物療法や外科的介入も行っておりその総合的治療戦略について示す.【対象と方法】当科と当科関連施設において病歴や肝生検により診断されたN...

第94回日本消化器病学会総会

387 NAFLDにおける分岐鎖アミノ酸を介した肝・脂肪組織・骨格筋の脂質代謝改善効果の基礎的検討
荒川光江(大分大学医学部生態分子機能制御講座)
(目的)分岐鎖アミノ酸製剤による骨格筋におけるインスリン抵抗性の改善が報告されているが分岐鎖アミノ酸製剤投与による肝臓や脂肪組織での影響は明らかではない.そこでNAFLDのモデルマウスに分岐鎖アミノ酸を投与し肝臓・脂肪・筋肉組織における脂質代謝改善の機序を明らかにする.(方法)8週齢のC57BL/6Jマウスに高脂肪食(45%)を4週間摂取させた.その後分岐鎖アミノ酸(BCAA(LIVACT))を飲...

第94回日本消化器病学会総会

388 NAFLDに対する栄養指導の効果-過栄養症例の栄養管理方法の検討-
安武健一郎(国立九州医療センター・栄養管理室)
【目的】NSTの主たる栄養管理の対象は低栄養症例であるが診療報酬改定に伴い過栄養症例に対する栄養管理も注目を集めている.今回我々は外来NAFLD症例を対象に栄養指導の効果を検証した.【方法】2006年10月~2007年7月消化器科にてNAFLDと診断された症例に栄養指導を行い2007年9月末日までに再来した48例(男19/女29)を対象とし栄養指導時(指導前)と再来時(指導後)の血液生化学データ(...

第94回日本消化器病学会総会

389 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に対する外来クリティカルパス導入
大座紀子(佐賀大学内科)
【目的】非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の治療の原則は二時ボリックシンドロームと同様に減量であるが減量に不可欠な生活習慣の自己変容は容易ではない.我々は外来クリティカルパス(CP)を作成し医師保健師管理栄養士理学療法士看護師薬剤師が連携して多角的に支援することで治療への動機付け継続目標達成の意欲を高め効果的な治療アイテムとなり得るかどうかを今後の改善点とともに検討した.【方法】対象はNAF...

第94回日本消化器病学会総会

390 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の栄養療法における体内成分測定の有用性
原なぎさ(三重大学栄養指導管理室)
【目的】非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の栄養療法としては肥満例が多いことから減量が基本となるが食事療法を継続しても体重が思うように減少しない場合が少なくないまたBMIが正常域内の症例もしばしば経験され栄養指標として何を用いるか判断に迷う.そこでNAFLD患者の栄養指導時に体内成分を測定しその有用性を検討した.【方法】栄養指導継続中のNAFLD患者22名(男性14名女性8名)を対象に体内成...

第94回日本消化器病学会総会

391 原発性胆汁性肝硬変から樹立した培養胆管細胞の解析
下田慎治(九州大学大学院病態修復内科学)
(背景)原発性胆汁性肝硬変(PBC)では障害胆管でのTLRHLA class llCD40の発現元進を認め標的となる胆管での自然免疫獲得免疫の関与が今まで報告されている今回生体肝移植時の摘出肝より胆管上皮細胞を継代培養し.HLA classllCD40の発現やTLRリガンドで刺激した際のケモカインの発現にPBCと対照で差があるかを解析した.(材料と方法)7例のPBCならびに8例の対照となる非代償性...

第94回日本消化器病学会総会

392 Vitamin D Receptor遺伝子多型と原発性胆汁性肝硬変の疾患感受性との関連
田中篤(帝京大学医学部内科)
【目的】Vitainin D Receptor(VDR)遺伝子には多数の一塩基多型(Single nucleotidepolymorphisms;SNPs)が存在し1型糖尿病橋本病などの自己免疫性疾患さらに大腸癌・前立腺癌の疾患感受性との関連が報告されヨーロッパや中国ではPBCの疾患感受性との関連も示されている.われわれは昨年の肝臓学会でVDRのBsmIにより認識されるSNPと日本人PBCの疾患感...

第94回日本消化器病学会総会

393 原発性胆汁性肝硬変における門脈圧亢進症の意義-肝脾容積比と胆管病変-
村田洋介(愛媛大学先端病態制御内科学)
【背景と目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)の門脈圧充進症状である食道・胃静脈瘤は予後不良の指標のひとつであり肝細胞癌合併の因子であることを報告してきたPBCでは門脈圧充進症の進行とともに肝腫大・萎縮や脾腫が進行肝脾容積比(LV/SV)が変化するがt PBCの病態との関係は不明である. LV/SVと胆管病変の関連またしV/SVの測定によりPBCの予後の推測が可能かを明らかにする.【対象と方法】199...

第94回日本消化器病学会総会

394 当科におけるCREST症候群合併原晃性胆汁性肝硬変45例の検討
斎藤広信(福島県立医科大学内科学第二講座)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)は他の自己免疫性疾患の合併が高頻度でありシェーグレン症候群や橋本病CREST症候群などを合併する。今回PBC+CREST 45例の臨床成績をまとめCREST非合併例と比較検討しPBC+CREST症例の臨床的特徴を明らかにすることを目的とした.【対象および方法】当科および関連施設において診断経過観察されているPBC患者162例を対象とした、うち抗セントロメア抗体お...

第94回日本消化器病学会総会

395 原発性胆汁性肝硬変と自己免疫性肝炎のoverlap症例における病態治療予後の検討
横川順子(福島県立医科大学内科学第二講座)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC)と自己免疫性肝炎(AIH)のover-1ap症例は臨床的に少なからず存在するがその概念・病態・治療について一定の見解が得られていない.今回我々はPBC-AIH overlap症例についてPBCArH単独症例との臨床的差異治療長期予後を検討した.【方法】1990年から2007年までにPBC診断基準(厚生省難治性の肝炎調査研究班)AIH国際診断基準スコアで診断された...

第94回日本消化器病学会総会

396 原発性胆汁性肝硬変に対するウルソデオキシコール酸とベザフィブレート併用療法の肝線維化マーカーへの効果について
吉岡奈穂子(川崎医科大学肝胆膵内科)
【目的】原発性胆汁性肝硬変(PBC>の治療としてウルソデオキシコール酸(UDCA)が広く用いられているがUDCAに抵抗性を示す症例もありこれらにはべザフィブレート(BF)の併用が試みられている.我々はPBCに対するUDCAとBFの併用療法が肝機能検査だけでなく肝線維化マーカーを有意に改善することを第9回日本肝臓学会大会にて報告した(肝臓46:A3422005).今回はそれらの症例のその後の経過と新...

第94回日本消化器病学会総会

397 若年性皮膚筋炎に合併し5年の経過で線維化の進行を肝組織像にて確認し得た非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の一例
窪田智之(新潟大大学院消化器内科)
【症例】20歳男性【現症】身長165cm体重56.9kg(BMI 209)【現病歴及び経過】2001年(15歳)から顔面の蝶形紅斑その後腫脹を伴う手指関節痛皮疹全身皮下の石灰化が出現した.発症時よりAST・ALTは50~2001U/mlで推移し腹部USで脂肪肝を指摘されていた.2001年に近医の肝生検で単純性脂肪肝と診断されウルソデオキシコール酸ポリエンフォスファチジルコリンを内服したが肝障害は改...

第94回日本消化器病学会総会

398 骨転移を契機に発見された異所性肝細胞癌の一例
高田晃宏(国立病院機構大阪医療センター外科)
【目的】異所性肝細胞癌は極めてまれな疾患である.骨転移を契機に発見された異所性肝細胞癌の一例を経験したので報告する.【症例1症例は70歳男性.2007年4月転倒を機に右磐部の民情が出現し近医を受診した右恥骨の骨融解像から骨腫瘍を疑われ精査加療のため当院を紹介受診した転移性骨腫瘍を疑い上部下部消化管内視鏡胸部CT腹部CTPET-CT血液検査などにて原発精査を行うも明らかな原発巣は認められなかった.こ...

第94回日本消化器病学会総会

399 肝細胞と胆管上皮細胞両方向への分化を示した低分化肝癌の2切除例
町田卓郎(北海道消化器科病院内科)
く症例1>70歳代男性慢性C型肝炎肝硬変HCCにて前医で2002年にTAEを施行されている.2005年前医のMRCPにて総胆管内に結節影を認め精査加療目的に当院紹介入院.肝S8に約10mmの腫瘍と右肝管から総胆管に腫瘍栓を認めた.HCC胆管腫瘍栓の診断にて8月4日二二葉切除腫瘍栓除去術を施行された.病理学的には径11×7mmの低分化型肝細胞癌と診断された.免疫組織学的には肝細胞胆管上皮細胞の両者へ...

第94回日本消化器病学会総会

400 高齢男性の原発性胆汁性肝硬変に合併した肝細胞癌の3例
佐藤亘(秋田大学消化器内科)
【緒言】PBCは中年以降の女性に好発する疾患であり進行例では黄疸腹水静脈瘤を合併するが肝細胞癌の合併は稀とされてきた.今回我々は経過観察PBC症例おいて高齢男性に肝細胞癌を発症した3例を経験したので報告する【結果】2002年から現在まで当科経過観察中のPBC患者は45名(女性37名男性8名)であり女性PBC患者よりの発癌はなく(0/37(0%))男性PBCにおける発癌は8名工3例(375%)に認め...

第94回日本消化器病学会総会

401 HBc抗体陽性ドナーからの肝移植後に発症したde novo hepatitis B(DNHB)に対しラミブジンの投与により肝炎の沈静化及びHBs抗体の陽転化が得られた2症例
石津洋二(名古屋大学消化器内科学)
【はじめに1HBs抗原陰性・HBc抗体陽性ドナーからの肝移植後にドナー肝由来HBV移行によりDNHBが生じる事がある.今回我々はDNHBに対しラミブジン投与により肝炎の沈静化・HBV-DNAの陰性化・HBs抗体の陽転化が得られた2症例を経験したので報告する.【症例1132歳女性.胆道閉鎖症に対しH11年母親(HBc抗体陽性)から生体肝移植を受けたHBIgによる予防治療を行ったがコンプイライアンス不...

第94回日本消化器病学会総会