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442 Crohn病におけるInfliximab療法の適応について
山形和史(弘前大学消化器血液内科)
【目的lCrohn病におけるInfliximab療法は高い緩解導入・外痩閉鎖効果が認められている.一方本症における狭窄穿孔は外科的治療となる症例が多い今回Inniximab療法の適応症例とタイミングについて検討することを目的とした.【方法】Crohn病26例について狭窄・痩孔がなく高度な炎症を有する非狭窄群(n=9)狭窄・人孔症例17例を手術施行群(nニ7)と手術未施行群(n= 10)の計3群に分...

第94回日本消化器病学会総会

443 Infliximab維持投与中のCrohn病患者における血中サイトカインに関する検討
小川紘太郎(九州大学病態機能内科学)
【背景】Crohn病の緩解維持療法としてinfiximab(IFX)の有用性は確立されているが血中サイトカインの推移についてはまだ十分には検討されていない.一方近年Crohn病においてL-23IL-17の関与が注目されている.【目的】Crohn病患者におけるIFX維持投与後の血中サイトカインの推移と臨床像治療効果との関連を検討する【対象と方法】IFXによる維持治療部のCrohn病患者23例を対象と...

第94回日本消化器病学会総会

444 クローン病小腸切除後のInfliximab治療選択におけるダブルバルーン小腸内視鏡の役割
渡辺修(名古屋大学消化器内科学)
【目的1クローン病(CD)患者の手術率は10年で50~70%と言われており複数回の手術となる場合も少なくなく再燃による再手術を防ぐことが重要と思われる当科では再手術の回避のため術後の小腸に活動性の潰癌を認めた際にはin一血ximabを使用する必要があると考えている.今回我々は小腸部分切除を受けた患者にt術後経過観察のためダブルバルーン小腸内視鏡検査(DBE)を行い術後経過の検討を行った.【方法12...

第94回日本消化器病学会総会

445 クローン病小腸狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術の短期経過
遠藤豊(昭和大学藤が丘病院・消化器内科)
【目的】外科手術はクロv一一ン病患者のQOL低下の大きな原因である.手術理由として最も多いものが狭窄であるが近年ダブルバルーン内視鏡(DBE)の開発により深部小腸狭窄に対しても内視鏡的バルーン拡張術(EBD)をおこなうことが可能となった.しかしながらEBDの長期経過は不明で適応も不明確であるEBD治療後の経過を明らかにしその適応有用性を明らかにすることを目的とする.【方法】2005年7月から当院で...

第94回日本消化器病学会総会

446 アザチオプリンによる潰瘍性大腸炎緩解維持療法における粘膜治癒の意義
鼻岡理恵(広島大学分子病態制御内科学)
【目的】アザチオプリン(AZA)は難治性潰瘍性大腸炎(UC)に対する緩解維持目的に使用されているがその効果予測因子に関しては不明である.今回我々はAZAによる内視鏡的改善効果と再燃率との関連について検討した.1対象】2000年から2007年7月までに当院でUCに対し緩解導入または緩解維持目的でAZAを使用された60例のうちAZA使用期間が連続して6ヶ月以上でAZA使用前後で大腸内視鏡検査が1回以上...

第94回日本消化器病学会総会

447 当科における高齢(75歳以上)発症と思われる潰瘍性大腸炎の検討
徳弘直紀(松戸市立病院消化器科)
【目的】潰瘍性大腸炎(以下UC)の患者数は年々増加傾向にあり最近60歳以上の比較的高齢発症も増加している.当科では2007年9月までの過去3年間に75歳以上に初発と思われるUC症例を計7例経験したしかし本当に初発であるかはあくまで本人の主訴により確認が難しいため数年以内に大腸検査を施行しており少なくともUCの所見を認めなかったものを厳密な意味での初発UCと定義したところ3例が合致した.これらを高齢...

第94回日本消化器病学会総会

448 潰瘍性大腸炎手術症例における骨壊死合併例の検討
山田恭子(横浜市立市民病院外科)
目的1副腎皮質ステロイド剤の重症副作用の一つとして骨壊死が挙げられる.潰瘍性大腸炎の慢性持続型急性劇症型多難適例ではステロイド使用量が多く大腿骨頭壊死等の骨壊死罹患の危険度が少なくない.今回潰瘍性大腸炎手術例においてステロイド使用状況と骨壊死の発生について検討した.対象:2001年~2005年まで当院で経過観察中にMRIを施行した潰瘍性大腸炎患者30例を対象とした.30例中骨壊死の確定診断のついた...

第94回日本消化器病学会総会

449 高齢者潰瘍性大腸炎患者に対する術式の選択と予後の検討
池内浩基(兵庫医科大学外科学講座)
(目的)炎症性腸疾患の中でもクローン病は60歳を超える高齢者が手術となる症例が極めて少ないのに対して潰瘍性大腸炎(以下UC)では右肩上がりの増加傾向を示している.その術式は今後の介護という点にも重点をおいた選択が必要である.また高齢者UC手術症例の予後も検討する必要がある.そこで当科で手術を行った60歳以上の症例について術式の選択予後等について検討した(対象)2007年10月までに手術を行ったUC...

第94回日本消化器病学会総会

450 肛門病変を有する潰瘍性大腸炎症例に対する大腸全摘術
舟山裕士(東北労災病院大腸肛門外科)
潰瘍性大腸炎に対する標準術式は回腸嚢肛門(管)吻合術であるが重症例難治例では肛門管内にも高度な病変を有する例がまれならず存在し時に痔撰を合併し排便機能に影響を及ぼすため肛門温存術式の障害となる.今回我々は肛門病変を有する潰瘍性大腸炎症例に対する術式の選択とともに成績について検討した.【症例】肛門病変を有した症例は11例(男:女=6:5)手術時年令40.2(26-52)才初回手術時において重症度は軽...

第94回日本消化器病学会総会

451 術前に播種性血管内凝固症候群を合併した潰瘍性大腸炎手術例の検討
高橋賢一(東北労災病院大腸肛門外科)
【背景】潰瘍性大腸炎(UC)の活動期には血液凝固能の尤進がみられ血栓症や播種性血管内凝固症候群(DIC)が合併することが稀ではない.なかでもDrcは生命に危険の及ぶ重篤な合併症であり救命のためには的確な治療が望まれる【方法】東北大学病院および当院におけるUC手術例368例中3例で術前にDICを合併していた.この3例の臨床経過を検討しDIC合併UCの外科治療を行う上での問題点について考察した.【成績...

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452 潰瘍性大腸炎手術患者術後morbidity改善のための周術期好中球分離培養による免疫能の解析及びその臨床応用
吉山繁幸(三重大学消化管・小児外科)
【背景】潰瘍性大腸炎(UC)手術では高率に手術部位感染(SSI)をはじめとする術後合併症を来す我々はUC患者の血球を分離しUC患者の好中球機能異常について報告してきた.またこの結果を応用し術直後にprimingされた好中球を除去することでSSIの発生を抑制できる可能性について報告してきた.【目的1術後白血球除去療法(LCAP)の有用性及び作用機序について検討を行なう【方法11.2000年以隆に回腸...

第94回日本消化器病学会総会

453 当科における腸管ベーチェット病および単純性潰瘍の臨床的検討
十河光栄(大阪市立大学大学院消化器器官制御内科学)
当科にて現在まで経験した腸管ベーチェット病28例および単純性潰瘍4例について臨床的に検討した.性別は男性22例女性10例.初発年齢は13~62歳平均34歳であった.診断の内訳は完全型1例不完全型12例疑いが19例であり疑い症例のうち消化管病変以外のべーチェット病症状を認めない症例は4例である.打ち抜き潰瘍以外にもアフタや小びらん(7/11病変が大腸に存在)類円形・不整形潰瘍(4/5病変が回盲部)縦...

第94回日本消化器病学会総会

454 アザチオプリン・6-メルカプトプリン投与IBD症例における血中6-TGN濃度の検討
伴宏充(滋賀医科大学消化器内科)
(目的)本邦でも炎症性腸疾患の治療に免疫調節剤(アザチオプリン(AZA)・6一メルカプトプリン(6-MP))を用いる機会が増えているが日本人ではTPMT活性が低いとされ欧米に比べこれら薬剤の低容量投与が推奨されている.今回AZA・6-MPの最終有効代謝産物である6-TGNの血中濃度モニターリングによりその至適投与量について検討した.(対象)当院外来通院中のUC25例(活動期16例寛解期9例)CD2...

第94回日本消化器病学会総会

455 新しい分子生物学的手法による大腸全摘術後便中細菌叢の経時的解析
神山篤史(東北大学胃腸外科)
【背景】大腸全摘術後の回腸内細菌の構成は残存回腸の形質変化(いわゆる「大腸化」)や回腸嚢炎の発症と密接に関連すると推察される.しかし従来の検討は培養法を中心としていたため腸内で優勢を占める培養困難な細菌を含めた系統的解析は全くなされていないのが現状である.【目的】大腸全摘術後の回腸内細菌叢の経時的変化を細菌DNAを指標として検討する.【方法】大腸全摘術後の潰瘍性大腸炎(UC)患者48人から経時的に...

第94回日本消化器病学会総会

456 当院における炎症性腸疾患患者に対するNSTの現状について
鎌田紀子(大阪市立大学消化器内科学)
【目的】当院では主要な診療科で各々独立してNST運営が行われている.われわれ消化器内科では入院患者く消化器疾患病床数70床)のうちSGA中等症以上を指導の対象としているだけでなく他科からの依頼にも対応できるようにより専門性の高いサテライトNST活動を行っている、当科でのNSTが発足して半年足らずであるが現在累計52名の消化器疾患患者(消化管疾患57.7%肝胆膵疾患326%抗癌剤治療対象疾患96%)...

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457 健常成人において潰瘍性大腸炎とサイトメガロウイルス腸炎が同時期に発症した症例
酒井勝央(犬山中央病院内科)
【緒言】サイトメガロウイルス(CMV)感染は健常成入の多くにおいて不顕性感染であり長い潜伏期間を持続する.一方免疫不全患者ではCMVが再活性化し多彩な症状が出現しT特に潰瘍性大腸炎(UC)では免疫抑制治療のためCMV活性化の危険が高いことが知られている.しかしCMV感染とUCの直接的因果関係は不明である.今回我々は健常成人においてUC発症に関連したと思われるCMV腸炎を経験したので報告する.【症例...

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458 Crohn病の十二指腸病変にInfliximabが奏効した2例
河内屋友宏(馬場記念病院消化器科)
症例1は32歳男性.平成5年に面痩が出現精査にて小腸・大腸型Crohn病と診断された.在宅経腸栄養療法にて症状なく緩解を維持していた.タール便が出現し平成19年4月9日来院上部消化管内視鏡検査を施行した.十二指腸球部に著明な浮腫と狭窄を認め内視鏡の通過は不能であった.粘膜は易出血性で白苔が観察できた.Crohn病による十二指腸病変と診断し絶食PPIの投与を施行した.出血は速やかに消退した.再出血が...

第94回日本消化器病学会総会

459 治療開始一ヶ月以内に急性増悪をきたした直腸炎型潰瘍性大腸炎の2症例
井上晴江(松江赤十字病院消化器内科)
潰瘍性大腸炎は難治性疾患であるものの直腸炎型に限ると約2割は自然寛解がみられるなど良好な経過を認めることもある.今回我々は当初直腸炎型潰瘍性大腸炎と診断したものの治療開始一ヶ月以内に全大腸炎型・急性劇症型の経過をたどった2症例を経験した.潰瘍性大腸炎の診断および治療を考える上で興味深い症例と考え文献的考察も加え報告する.2症例ともに劇症化の誘因として感染は否定的であった.2症例の共通点は1)男性2...

第94回日本消化器病学会総会

460 脳血管炎静脈性梗塞を合併した炎症性腸疾患の2例
平山泰丈(東京医科大学八王子医療センター消化器内科)
【症例1】26歳男性1998年より近医で潰瘍性大腸炎の診断を受け加療中であったが2006年12月下旬より増悪したため2007年1月11日より当科にて副腎皮質ステロイドによる治療を行い症状は改善していた.2月10日痙攣発作が出現し当センター救急外来受診同日緊急入院となった.頭部MRIで両側前頭葉皮質に高信号域を認め脳血管炎を疑い副腎皮質ステロイド及び免疫抑制薬にて加療を開始した.その後MRIの高信温...

第94回日本消化器病学会総会

461 直腸癌と深部静脈血栓症(DVT)を発症した潰瘍性大腸炎の1例
山村明寛(東北大学病院胃腸外科)
【はじめに1潰瘍性大腸炎(UC)では1.2~9%の患者に血栓症の合併がある.また全UC患者の2.6%にcolitic cancerを合併する.今回我々は両者を合併したUCを経験したので報告する.【症例】38歳男性【主訴】肛門痛【既往歴】特になし【現病歴】19歳時に潰瘍性大腸炎発症、2回の入院歴あり2005年3月頃より便通異常あり.5月頃より肛門痛出現.12月偉跡受診直腸~肛門管にかけて全周性の腫瘤...

第94回日本消化器病学会総会