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検索結果は461件です。

402 肝切除が奏功した肝性脳症重症敗血症を発症した肝内外門脈静脈短絡の一例
坂口孝宣(浜松医科大学医学部第2外科)
【背景】今回我々は肝性脳症重症敗血症を発症した肝内外門脈静脈短絡に対してCHDFによる全身管理後に肝切除を施行し症状改善の得られた一例を経験したので報告する.【症例】症例は75歳女性.平成12年早期胃癌で幽門側胃切除の既往あり.平成18年転倒による右大腿骨骨折を契機にうつ症状発症.慢性期病院に入院し約1年間ほぼ寝たきり平成19年4月には自発的発声が困難となる5月Ma1-10ry-Weiss症候群…...

第94回日本消化器病学会総会

403 敗血症性ショックを合併した肝膿瘍に対しエンドトキシン吸着療法が有効であった2例
森良幸(国保日高総合病院第一内科)
【目的】肝膿瘍の原因菌はグラム陰性菌が主体であり時として重篤な敗血症性ショックとなり死にいたる.今回われわれは敗血症性ショックを合併した肝膿瘍に対しエンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)を施行し救命しえた2例を経験したので報告する.【症例1】61歳男性.発熱を主訴に当科に入院した.身体所見にて右上腹部圧痛と血液検査で高度の炎症所見とトランスアミナーゼの上昇を認め腹部超音波検査で肝S7に40mm大...

第94回日本消化器病学会総会

404 集学的治療(TAEHAI及びMCN)が奏功した巨大肝細胞癌の4例
龍知記(国立病院機構九州医療センター肝臓病センター肝胆膵外科)
解剖学的あるいは肝機能的に切除困難であった巨大肝細胞癌(以下HCC)に対し肝動脈塞栓術(TAE)肝動注療法(HAI)及びマイクロ波凝固壊死療法(MCN)を併用した集学的治療が有用であった4例を報告する.【症例1】67才男性。【現病歴1近医にて慢性B型肝炎で経過観察中平成14年8月腹部超音波検:査(US)で昭島葉を占拠する11cmの巨大肝腫瘤を指摘され当科紹介【治療経過1肝予備力は良好(LiverD...

第94回日本消化器病学会総会

405 高齢者の総胆管結石における内視鏡的乳括約筋切開術の検討
三好広尚(藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科)
[目的]高齢者の総胆管結石における内視鏡的乳括約筋切開術(以下:EST)の有用性について検討した.[方法]対象はESTにより治療した総胆管結石280例年齢によりA群:非高齢者(64歳以下)100例B群:前期高齢者(65-74歳)C群:高齢者(75-84歳以下)66例D群:超高齢者(85歳以上)38例に分類した検討項目は1.臨床像2.偶発症3。再発率4.胆嚢結石の取り扱い5胆嚢結石温存例の急性胆嚢炎...

第94回日本消化器病学会総会

406 高齢者の総胆管結石症例に対するダブルチューブステントの有用性
服部武司(京都第一赤十字病院)
【目的】当院では総胆管結石に対してはEST-Lを施行し一期的に切石を行うことを基本としている.しかし高齢者や重篤な合併症を有する症例では長時間の内視鏡処置が不可能な場合があり一期的切石が困難な症例も経験する.このような症例には内視鏡的胆管ドレナージ(EBD)を留置して経過観察をすることがある.その場合1本目EBD(シングルチューブステンティング:STS)では胆管炎や閉塞性黄疸の再発が多く当院では2...

第94回日本消化器病学会総会

407 市中病院における超高齢者胆管結石に対する内視鏡的乳頭括約筋切開術の治療成績
久居弘幸(伊達赤十字病院消化器科)
【目的】90歳以上の超高齢者の総胆管結石症に対する内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)の有用性と安全性について検討した.【方法】対象は1996年4月~2007年9月に経験した総:胆管結石症524例のうちEST単独(needle knife precut含)で治療した444例.90~99歳の超高齢者A群(33例)75~90歳のB群(182例)75歳未満のC群(229例)に分け1)患者背景2)治療成績3...

第94回日本消化器病学会総会

408 高齢者総胆管結石の治療法の選択
柘野浩史(津山中央病院消化器科内視鏡センター)
【目的1総胆管結石の治療は内視鏡的十二指腸乳頭切開術(EST)などによる結石除去が原則であるが高齢者では重篤な基礎疾患や寝たきりなどの事情で処置に困難が伴う症例にしばしば遭遇する.我々はこのような症例には内視鏡的胆道ステント留置術(EBD)のみで長期間管理する方法を実施しその有用性を報告してきた.今回我々はEBDの治療効果や安全性および治療後のQOLについてESTによる結石除去術と比較し高齢者の総...

第94回日本消化器病学会総会

409 後期高齢者(75歳以上)における胆嚢摘出術の現状
大野毅(五島中央病院外科)
【目的】75歳以上の高齢者に対する胆嚢摘出術を出前合併症や術後経過の観点から解析し高齢者胆石の外科治療の特徴を明らかにする.【対象】2003年1月から2007年7月までに当院外科にて胆嚢摘出術を施行した75歳以上の39例.男女比は男性21例女性18例胆嚢癌を2例(5.1%)総胆管結石合併例を13例(33.3%)認めた.腹腔鏡心胆嚢摘出術は25例(64.1%)開腹手術にコンバートした症例は4例(10...

第94回日本消化器病学会総会

410 80歳以上の超高齢者胆石症の治療方針
大谷泰雄(東海大学大磯病院外科)
【はじめに】近年多くの疾患に対して侵襲が少なく在院期間が短く早期の社会復帰が可能な治療が求められている.胆石症の治療では腹腔鏡下胆嚢摘出術(LC)の普及に伴い大きく変貌した.当院における超高齢者胆石症の現状について報告する.【対象】2003年4月から2007年9月までに経験した胆嚢・総胆管結石(肝内結石は除く)症例は361例で胆嚢結石238例(65.9%)総胆管結石(胆嚢結石併存や胆摘後)123例...

第94回日本消化器病学会総会

411 肝胆膵外科疾患に対するNSTの現状とアウトカム評価
塩見尚礼(滋賀医科大学消化器外科)
【目的】滋賀医科大学附属病院では平成15年7月に全科型NSTを稼働させすでに1000例を超える症例に栄養学的介入をおこなっている。肝胆膵外科患者は肝切除術や膵頭十二指腸切除術など腹部手術の中でも侵襲度の高い手術を受けることから栄養障害に陥りやすい.今回肝切除術周盛期重症急性膵炎急性期幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PPPD)周術期患者に対するNSTの関わりとその成果について検討した.【方法】(1)肝...

第94回日本消化器病学会総会

412 胆嚢癌の肝浸潤様式の臨床病理学的検討
若井俊文(新潟大学消化器・一般外科)
【目的】胆嚢癌の肝浸潤様式を検討しその予後判定における意義を解明する.【方法】根治切除が施行された胆嚢癌162症例のうち組織学的肝内直接浸潤(pHilflb以上)を認めた40症例を対象とした.リンパ管内皮マーカー(D2-40モノクローナル抗体)血管内皮マーカー(CD34モノクローナル抗体)を用いた免疫組織化学染色を行いグリソン鞘内進展の癌先進部の肝浸潤様式を検討した.【結果】24例にグリソン鞘内進...

第94回日本消化器病学会総会

413 胆管細胞癌における系統的リンパ節郭清の是非
和田幸之(国立病院機構九州医療センター肝臓病センター肝胆膵外科)
【目的】胆管細胞癌に対してリンパ節郭清が必要か否かについて検討した.【対象と方法】1998年4月~2006年度末までに当科で施行した胆管細胞癌切除16例を対象に臨床所見t手術術式および術後病理診断と術後リンパ節転移を含む再発形式を明らかにすることによってリンパ節郭清の意義を検討した.【結果】16例の平均年令66.4才腫瘍径平均40.Omm(17.7・一68mm)腫瘍個数はすべて単発であった手術術式...

第94回日本消化器病学会総会

414 RECISTにおけるべースライン長径和からみた進行胆道癌の検討
佐々木隆(三井記念病院消化器内科)
【目的】進行胆道癌に対する化学療法における腫瘍volumeと予後との関係について考察する.【方法】対象は東京大学消化器内科およびその関連施設において2002年1月から2007年10月までに経験した測定可能病変を有する進行胆道癌のうち初回治療としてGEMS-1を中心とした化学療法を行った58例.ベースライン長径和からみた進行胆道癌の現状についてretro-spectiveに検討した.【結果】年齢中央...

第94回日本消化器病学会総会

415 85歳以上高齢者の悪性胆管狭窄症例の内視鏡的胆汁ドレナージ術
村上晶彦(岩手県立中央病院内視鏡科)
【目的】高齢者では個人の生活機能障害を総合的機能評価が大切であり合併症も多く抗凝固薬内服症例も多い85歳以上の高齢者の悪性胆管狭窄例では胆管炎を併発すると血管内血液凝固症候群から多臓器不全を併発すると致死的で緊急で可及的な胆汁ドレナージ術が必要である【方法】当科の過去3年間に経験した85歳以上の悪性胆管狭窄症例対する内視鏡的胆汁ドレナージ術は20例であり.胆嚢癌5例胆管癌8例(肝心3例 肝門脇5例...

第94回日本消化器病学会総会

416 生体吸収性ポリマーチューブ(人工胆管)を用いた肝外胆管癌に対する新しい治療法の開発
合川公康(埼玉医科大学国際医療センター)
肝外胆管癌は予後の悪い疾患であり膵頭十二指腸切除など侵襲の大きい手術が施行されている.一方近年の癌治療は低侵襲で可能な限り生体機能を温存させる方向へ向かっており限局した胆道癌であれば機能温存することが理想である.画像診断の進歩もこのような方向性を支持しており今後比較的早期で限局した胆管癌が発見され胆管局所切除の可能性も増加すると思われる.今回我々は限局した構外胆管癌の場合胆管のみを切除し乳頭部を温...

第94回日本消化器病学会総会

417 進行・再発胆管癌治療に対する集学的治療-局所療法と化学療法相乗効果-
安藤秀明(中通総合病院外科)
【緒言】胆管癌で根治の期待できる治療法は切除であるがその解剖学的特性により非切除となる症例は少なくない.これまで非切除症例には胆道ステント治療に加え局所放射線治療や局所熱凝固療法をおこない一定の成績を上げてきたしかし遠隔転移やリンパ節転移などをコントロールできないという限界があった.一方近年胆管癌にも有効な化学療法剤が臨床使用されるようになってきた今回局所療法に化学療法を併用して成績が向上したので...

第94回日本消化器病学会総会

418 非切除胆道癌に対するGEM/TS-1併用化学療法の有用性と安全性の検討
宮澤志朗(北里大学東病院消化器内科)
【目的】現在切除不能胆道癌に対する標準的な化学療法は確立されていないまた放射線療法の有用性についても十分なeVidenceはなく化学放射線療法の有効性安全性についても検討が必要である.そこで当院で非切除胆道癌に対し施行しているGEM/TS-1併用化学療法の有効性と安全性について検討した.【方法12005年4月以降に当院にて非切除胆道癌に対しGEM/TS-1併用化学療法を施行した21例(男女比11:...

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419 切除不能の胆道癌に対するゲムシタビン+S1併用化学療法(パラレルI相試験)
井岡達也(大阪府立成人病センター検診部消化器検診科)
【はじめに】平成18年からゲムシタビンが胆道癌に対して適応拡大となったがその効果は十分ではない.今回我々は切除不能の胆道癌に対してゲムシタビンおよびSlの併用化学療法の1相試験を行ったので報告する.【方法】対象はT病理組織が確認された切除不能の胆道癌である.投与方法は図表のとおりである.文書による同意を得て対象患者を1)癌種2)パフォーマンス・ステータスの2因子により最小化法を用いて無作為に割付け...

第94回日本消化器病学会総会

420 進行胆道癌に対する集学的治療
田端正己(三重大学肝胆膵外科学)
【目的】消化器癌のなかでも胆道癌は膵癌とならんで最も難治性であり外科的治療を主体としたこれまでの教室の成績では切除例といえども累積5生率は肝内胆管癌(58例)21.6%肝外胆管癌(185例)330%胆嚢癌(127例)241%に過ぎない.集学的治療の必要性が指摘されるところであるが胆道癌では有用な薬剤はほとんどなく確たる治療法は確立されてこなかった.2006年6月塩酸ゲムシタビン(GEM)が胆道癌に...

第94回日本消化器病学会総会

421 原発性副甲状腺機能亢進症が原因と考えられる急性膵炎の一例
五十嵐由希(東京女子医科大学東医療センター内科)
急性膵炎は40歳以降に好発し飲酒や胆石によるものが50%以上を占めている.稀な原因としては原発性副甲状腺機能充進症が挙げられるが実際の報告例は非常に少ない.我々は原発性副甲状腺機能充溢症による高カルシウム血症が原因と考えられる急性膵炎を経験し副甲状腺腺腫摘除術により速やかに膵炎の改善を認めたため報告する.【症例】28歳男性【主訴】嘔吐上腹部痛【飲酒歴1なし【既往歴】21歳尿路結石に対し体外衝撃波結...

第94回日本消化器病学会総会