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検索結果は461件です。

342 PETによるFDG胃集積と内視鏡所見の比較
安田聖栄(東海大学消化器外科学)
[目的]FDG PETではブドウ糖代謝の高い部位にFDGが高集積するPETが臨床で広く用いられるようになったがPETで胃にびまん性高集積がみられることがあり原因は明らかにされていない.今回PET画像と内視鏡所見の両者を比較し関連を調べた.[方法]PET検査と内視鏡を同日に受けた113人(M68F・45平均年齢52歳)を対象に両者の所見をretrospectiveに比較した。内視鏡所見で胃粘膜の炎症...

第94回日本消化器病学会総会

343 酢酸加インジゴカルミン散布法と特殊光を用いた胃内視鏡スクリーニング検査の有用性の検討
堀江貴浩(徳島県立三好病院消化器科)
【緒言】近年内視鏡機器の進歩は目覚しくNarrow Band lmaging(NBI)自家蛍光(AFI)を用いた詳細な観察が可能である.特にNBIはt微小な血管走行や腺構造の拡大観察により詳細な病変の境界診断が可能である.一方酢酸加インジゴカルミン液(AIM)を用いた色素内視鏡検査は癌病変の存在診断や境界診断をより正確に行うことが可能であり微小病変をも検出し得る【目的】今回我々はAIM散布と拡大N...

第94回日本消化器病学会総会

344 新規腫瘍マーカーREG4の胃癌に対する臨床的有用性
小林佑次(愛知県がんセンター中央病院消化器内科)
【目的】現在胃癌のスクリーニングのための血清マーカーとしてはべプシノーゲンが用いられているが胃粘膜萎縮のマーカーでありCEAやCAI9-9などは進行癌では上昇するものの早期の段階で上昇することは稀でありスクリーニングには適さない.一方新規腫瘍マーカーREG(regenerating islet-derived)4は膵癌の診断について研究は報告されているが胃癌の臨床診断に関する報告はない.今風胃癌診...

第94回日本消化器病学会総会

345 胃癌症例における糞便中プロトポルフィリンIXの測定
大谷豪(駿河台日本大学病院消化器肝臓内科)
【目的】我々はHela細胞を用いた実験で5-aminolevUlic acidを培地に添加するとプロトポルフィリン(以下PP)IXが蓄積することや腫瘍細胞中にPPが特異的に蓄積するという報告を基に便中のPPIXを測定し新規大腸癌のスクリーニング法となり得るか検討を行っている(第25回日本大腸検査学会総会において発表).今回胃癌症例でも糞便中のPPIXが検出されるか否かを検討しスクリーニング検査法と...

第94回日本消化器病学会総会

346 ヘリコバクターピロリ抗体価からみた胃癌検診
向林知津(和歌山県立医科大学第2内科)
【目的】我々はペプシノゲン(PG)法とHelicobacter pylori(HP)感染の有無を組み合わせることにより胃癌の高危険群を効率的に絞り込めることを報告してきた.HP感染は感染そのものが胃癌の主要なリスクファクターであることは多数の報告より明らかである.今回我々はHP抗体価単独での胃癌高危険群の絞り込みについて検討をおこなった.【方法】某職域で定期健康診断を受診した健常人男性5209名(...

第94回日本消化器病学会総会

347 胃癌発症予測リスクスコアの作成:久山町研究
志方健太郎(九州大学・環境医学)
【目的1日本人は胃癌のリスクが高いことがよく知られている.したがって胃癌発症の高リスク者を同定する方法を考案することは予防医学上重要な課題である.本研究では久山町の地域住民の追跡調査の成績を用いて胃癌発症の予測に有用と考えられるリスクスコアを検討・作成した.【方法】1988年に久山町の住民健診を受診した40歳以上の住民(受診率80.9%)の中で胃癌および胃切除歴のある者を除きさらに血清ペプシノゲン...

第94回日本消化器病学会総会

348 転移性胃腫瘍28例の検討
田邊渉(倉敷中央病院)
【目的】胃への悪性腫瘍の遠隔転移は比較的稀でありtまとまった報告は少なく特に原発巣別に検討したものはない.しかし病期を正確に診断し適切な治療をするためには転移性胃腫瘍の特徴について十分目理解しておく必要がある.今回我々は転移性胃腫瘍28例について以下のような検討したので報告する.【方法11986年12月~2007年9月までに当院で生検:もしくは手術にて転移性胃腫瘍と診断された28例を対象とした.悪...

第94回日本消化器病学会総会

349 成人T細胞性白血病(ATL)消化管浸潤の内視鏡像の検討
大仁田賢(長崎大学第二内科)
【目的】成人T細胞性白血病(ATL)は臓器浸潤傾向が強い悪性度の高い疾患であるが消化管にも比較的高率に浸潤を来たすことが知られている.剖検では食道・胃・小腸・大腸へのATLの浸潤頻度は各々12.7・22.4・24.6・17.9%との報告がある我々は食道胃十二指腸及び大腸の各消化管浸潤の内視鏡像を検討したので報告する.【方法1対象は上部・下部消化管内視鏡検査が施行され消化管浸潤が確認された34例(重...

第94回日本消化器病学会総会

350 胃浸潤を呈した急性骨髄性白血病の1例
氏原正樹(名古屋第一赤十字病院消化器科)
血液疾患の胃浸潤病変は主として急性リンパ性白血病や悪性リンパ腫などで認められ.急性骨髄性白血病(AML)での報告は極めて稀である.今回AMLの髄外病変として胃浸潤を呈した症例を経験したので報告する【症例】30歳男性【主訴】食思不振【家族歴・既往歴】特記事項なし【臨床経過】2001年白血球13万/Ftl(芽球96.8%)血小板3.9万/μL骨髄:有核細胞数(NCC)42.9万/叫芽球83%tASD(...

第94回日本消化器病学会総会

351 腹腔内リンパ節転移を伴う胃MALTリンパ腫に対しR-CHOP療法が奏功した1例
河合大介(三豊総合病院消化器内科)
症例は57歳男性.主訴は心窩部痛と食欲不振.平成19年3月頃から上記主訴を自覚2年間で17kgの体重減少あり.上部消化管内視鏡検査を施行したところ前庭部小草に20mm大の潰瘍を伴う粘膜下腫瘤を認め壁の伸展性の低下を認めた.生検にてリンパ上皮病変(lymphoepithelial lesio皿)形成を認め浸潤細胞は免疫染色にてCD3陰性CD20陽性でMALTリンパ腫と診断した.CT検査上胃の周囲や腸...

第94回日本消化器病学会総会

352 遺伝性胃底腺ポリポーシスの2家系
藤澤律子(九州大学病態機能内科学)
症例1は50歳代女性、2005年1月に心窩部痛が出現し佐世保中央病院を受診上部消化管内視鏡検査で弩隆部から胃体部に密在する小ポリープを指摘され精査目的で当科紹介入院となった.入院時検査成績では明らかな異常を認めず尿素呼気試験血清ヘリコバク門田IgGは陰性であった.上部消化管内視鏡では胃体部弩隆部前後壁に亜有形性の小ポリープが密在し胃底腺ポリポーシスの所見であった.弩隆部大網側にやや槌色調で隆起が不...

第94回日本消化器病学会総会

353 大腸亜全摘後21年目に十二指腸癌を発症した家族性大腸腺腫症の一例
日向理(山梨大学第一外科)
【はじめに】家族性大腸腺腫症(FAP)の十二指腸乳頭部癌の相対的危険度は高く大腸全摘後の予後因子として十二指腸病変の取り扱いが課題となっている.定期的な内視鏡によるサーベイランスは重要であるが病変の評価や内視鏡的治療の可能評価も複雑であり治療方針の決定は難しい.今回我々は大腸亜全摘後21年目に発症した十二指腸癌の症例を経験したので報告する.【症例167歳の女性.1986年にFAPにて大腸亜全摘術が...

第94回日本消化器病学会総会

354 食道浸潤を有する胃癌における横隔膜浸潤例の検討
藤村隆(金沢大学消化器・乳腺外科)
胃癌の横隔膜漫潤は食道浸潤を有する胃癌において見られるがその頻度や病態についてはあまり研究されていない.今回食道浸潤胃癌における横隔膜浸潤の頻度と程度を検討した.対象は2000年1月から2007年3月までに当科で手術が行なわれた胃癌のうち27例である男17例女10例年齢は58歳(26から83歳)であった.横隔膜浸潤形態を直接型(明らかな横隔膜筋内への浸潤をみるもの)リンパ目皿(横隔膜のリンパ管内に...

第94回日本消化器病学会総会

355 Nomogramによる胃癌術後の予後予測
赤毛義実(名古屋市立大大学院消化器外科学)
【目的】胃癌術後のfollow-upにおいては予後(再発危険率)を予測する必要がある.今回Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerで作られたnomogramの有用性について検討した.【方法】1982年から2000年までに経験した胃癌症例1118例の内リンパ節転移陽性で根治的B以上の手術ができた318症例の内nomogramで予後を評価できる条件を満たしかつ3年以...

第94回日本消化器病学会総会

356 術前Narrow band imaging併用拡大内視鏡を使用した胃癌腹腔鏡下手術症例の検討
日浦祐一郎(西宮市立中央病院外科)
【はじめに】腹腔鏡下国切除術は手技的には開腹手術に劣らないとされるが胃癌治療ガイドライン等では適応を早期胃癌に限局される一方ESDによる巨大病変の一括切除といった内視鏡手術の技術革新により低分化癌印環細胞癌など病変範囲の不明瞭な癌が適応となることが多い.近年Narrow band image(NBI)併用拡大内視鏡検査が一般化しておりこうした癌においても病変範囲の正確な同定が可能となってきている....

第94回日本消化器病学会総会

357 高齢胃癌切除術症例の検討
鯵坂秀之(富山労災病院外科)
【目的】近年わが国における急速な高齢化とともに高齢の胃癌症例に遭遇する機会が増加している.胃癌治療の中心は切除術であるが治療効果を期待する半面手術侵襲が問題となることも多い.そこで今回高齢胃癌切除術症例の検討をおこなった.【対象と方法】1985~2006年目胃癌にて胃切除術を施行された800例のうち80歳以上の88例(11.0%)を対象とした.85歳未満のA群(57例)と85歳以上のB群(31例)...

第94回日本消化器病学会総会

358 高齢者に対するLaparoscopy-assisted distal gastrectomy(LADG)の妥当性
國崎主税(横浜市立大学消化器病センター外科)
目的:高齢者(75歳以上)早期胃癌に対するLADGの妥当性を明らかにするため治療成績を検討した.対象:2000年4月以降に幽門側胃切除術を施行した211例「LADGI30例(75歳以上:2675歳未満:104)とODG81例(75歳以上:1675歳未満:65)」で高齢者と非高齢者間で治療成績を比較した.成績:LADGとODGの術中因子を比較すると手術時間(min)は263.1+660 vs. 23...

第94回日本消化器病学会総会

359 高齢者早期胃癌に対する腹腔鏡(補助)下胃全摘術の有用性
永井英司(九州大学医学研究院臨床・腫瘍外科)
【目的1鏡視下手術はその低侵襲性から悪性腫瘍手術に対しても広く応用されている.特に高齢者の早期胃癌に対する治療においては低侵襲性と根治性のバランスが重要であり鏡視下手術の果たす役割は大きいと考えられる.今回腹腔鏡(補助)下胃全摘術の有用性につき検討した.【対象と方法】当科で1995年以降に行った早期胃癌手術症例563例を対象とした.その内胃全摘術は109例で腹腔鏡(補助)下目全摘術は37例であった...

第94回日本消化器病学会総会

360 進展様式からみた切除不能進行胃癌に対する治療法の選択
西田勉(大阪大学消化器内科学)
【目的】JCOG9912試験SPIRITS試験により切除不能進行胃癌に対するS-1/CDDP併用療法が標準化学療法として確立された.しかし切除不能進行胃癌の病態に応じた抗癌剤の使い分けや手術療法の併用に関するエビデンスは存在しない今回切除不能進行胃癌に対する集学的治療戦略を策定する目的で進行胃癌の予後に影響を及ぼす因子を同定しその因子別治療法の成績を検討する.【方法】対象は当院で2001年1月以降...

第94回日本消化器病学会総会

361 進行胃癌に対する1st lineから2nd lineの化学療法の評価
渡辺明彦(淀川キリスト教病院消化器病センター消化器内科)
【目的】当院では切除不能の進行胃癌に対してS-1を基軸とした化学療法を採用し2003年以降は主として§一1/CDDPをlst lineCPT-11/CDDPを2nd lineに設定し3rd lineにはpaclitaxelなどを用いている.各治療法別にretrospec・tive studyを行いより適切な治療選択を検討した.【方法】2001年4月より2006年10月まで前治療のない切除不能の進行...

第94回日本消化器病学会総会