セッション

検索結果は461件です。

282 アルコール性慢性膵炎と多臓器相関
景岡正信(藤枝市立総合病院消化器科)
【はじめに】アルコール性慢性膵炎(ACP)は糖尿病や膵癌といった膵自体の合併症にとどまらず他臓器癌の合併頻度が高いとされる.ACPの特徴的患者背景としての飲酒喫煙は慢性膵炎の危険因子であるとともに併存疾患の発生にも関与が示唆される.【方法】過去13年間に経験した慢性膵炎76例の他臓器癌合併や予後についてACPおよび非アルコール性(NACP)を比較検討した【結果】男性62例女性14例.診断時平均年齢...

第94回日本消化器病学会総会

283 膵石症に対する内視鏡治療体外式衝撃波結石治療法の有用性についての検討
伊藤謙(東邦大学大森病院消化器内科)
【目的】当院にて施行した盤石症に対する内視鏡的治療と体外式衝撃波結石治療法(以下ESWL)の適応と方法治療成績偶発症について検:討した.【対象及び方法】2003年6月~2007年10月までに当科で内視鏡治療とESWLを施行した膵石症(頭部31例体部13例釣部4例重複含む)42例(平均年齢54±ll歳男女比35:7)を対象とした.適応は今後断酒継続が可能であり原則として疹痛症状を有するか膵炎の既往が...

第94回日本消化器病学会総会

284 新たな画像処理による精密な膵管描出法の開発
前田貴司(九州大学未来医用情報応用学)
【はじめに】近年の各種診断法の進歩にもかかわらず膵癌の早期診断は依然として困難であるERCPは患者の負担が大きくMRCPは空間分解能が劣るなどの欠点がある【目的】低侵襲で膵管の精密な画像が得られる新たな画像処理法の開発を行う.【方法と結果】画像処理ワークステーション(AZE Virtua1 Place fujin)にてCTのDICOMデータを用いてt膵管の任意の直行断面にregion of int...

第94回日本消化器病学会総会

285 自己免疫性膵炎の長期臨床経過からみた血清IgG4の臨床的意義
高野伸一(山梨大学光学医療診療部)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)は血清のIgG4値が診断上有用とされている.しかしIgG4の病態形成へのメカニズムが不明であることや病期により陽性率が異なる可能性が指摘されておりTその臨床的な有用性について不明な点も多く残されている.今回長期経過観察をし得た8例の臨床経過と血清lgG4値の推移を検討した.【方法1AIPと診断した8症例について血清IgG4値画像所見臨床症状HbAlcなどを検討した....

第94回日本消化器病学会総会

286 当院の自己免疫性膵炎(AIP)および高IgG4血症をきたした症例の検討
三輪一太(藤枝市立総合病院消化器科)
【目的】当院では診断基準を満たすAIPを11例高IgG4血症を認めながらCTエコー上明らかな膵病変を認めないCastleman病 後腹膜線維症の2例を経験したこれらの症例について検討する.【方法】AIPの11例について血液検査画像治療方法予後について検討しエコーCT上明らかに膵病変を認めないCastieman病後腹膜線維症の2例については各々検討する.【成績】AIP11例については年齢は54歳から...

第94回日本消化器病学会総会

287 多彩な病態を呈する自己免疫性膵炎
吉汲宏毅(昭和大学藤が丘病院消化器内科)
(目的)自己免疫性膵炎の診断は困難な場合が多い.また多彩な画像所見病態を呈し病因についても未だ不明である.今回われわれは過去5年間経験した自己免疫性膵炎7症例について検討を行った。(方法)平成15年4月から平成19年9月までの4年6ヶ月の間に当院で診断治療した自己免疫性膵炎7症例を対象としその診断治療併存疾患について検:淫した.(結果)患者は男性5例女性2例t平均年齢64.7歳であった.初発症状は...

第94回日本消化器病学会総会

288 自己免疫性膵炎はミクリッツ病を高率に合併する?
松本優子(神戸大学医学部消化器内科)
【目的】自己免疫性膵炎は膵外病変を認めることが知られているが膵以外の疾患で他科を受診した場合には膵病変が見逃されてきた可能性も否定できない.当院では2005年より眼科耳鼻咽喉科を受診した涙腺腫脹唾液腺腫脹の症例並びに免疫内科初診例に対して腹部エコーCTによるスクリーニングを施行している.自己免疫性膵炎症例における診断経緯膵外病変を検討し面外病変と膵病変に対する治療経過を明らかにする.【方法】対象は...

第94回日本消化器病学会総会

289 自己免疫性膵炎の胆管病変-原発性硬化性胆管炎との対比-
吉田太之(奈良県立医大・第3内科)
【目的】自己免疫的機序による胆管病変はt病変に対する認識と診断技術の進歩により日常臨床において遭遇する機会が増しているが診断や治療法の選択において苦慮する機会が多い.今風我々は自己免疫性膵炎(AIP)と原発性硬化性胆管炎(PSC)の病態を胆管病変を中心に比較検討したので報告する.【方法】対象は当院で1994年から2006年の問にAIPと診断された8例(男性7例女性1例平均年齢65.9歳平均観察期間...

第94回日本消化器病学会総会

290 自己免疫性膵炎(AIP)の胆管病変に関する臨床病理学的検討
西川昌志(富山県立中央病院内科)
【目的1今回我々は自己免疫性膵炎(AIP)の胆管病変に関して臨床病理学的に検討した.【対象と方法】2006年のAIP診断基準に準じ1995年から2007年6月までに当院でAIPと確幽し得た例は16例で診断時年齢は65才(52~76才)男性14例女性2例であった.胆管病変の合併の有無はERCPとMRCP所見により判断した.膵癌を疑い手術された例が16例中4例ありうち膵頭十二指腸切除された2例の胆管病...

第94回日本消化器病学会総会

291 自己免疫性膵炎の臨床像についての検討-原発性硬化性胆管炎との比較も含めて-
宮瀬志保(NTT西日本九州病院肝臓・消化器内科)
【目的】自己免疫性膵炎(AIP)は硬化性胆管炎を高率に伴い胆管病変は原発性硬化性胆管炎(PSC)との鑑別が問題となる.今回AIPの臨床的特徴を明らかにしPSCと比較検討した.【方法】対象は2002年以降に診断されたAIP8例(男6女2)で年齢合併症血液・画像所見病理組織(HE・IgG4免疫染色)などの臨床像について検討した.さらに胆管像についてはMRCPERCP所見をPSC8例(男4女4)と比較し...

第94回日本消化器病学会総会

292 自己免疫性膵炎に随伴した胆管病変の検討-病型とその出現時期について-
佐藤愛(福島県立医科大学内科学第二講座)
【背景・目的】自己免疫性膵炎(AIP)の胆管病変は高率であり悪性疾患の他原発性硬化性胆管炎(PSC)との鑑別の点でも重要である当科における自己免疫性膵炎症例の胆管病変につき診断時から治療経過についてとPSCのIgG4値を検討した.【対象】AIP15症例のうち胆管癌を合併した1例を除く14例(M:F=13:1年齢57.93±1L39観察期間2.18±1.77年)及びPSC10例.【検討項目】(1)胆...

第94回日本消化器病学会総会

293 アカルボースの長期投与はA170遺伝子欠失マウスにおける脂肪肝の発症を抑制する
岡田浩介(筑波大学大学院消化器内科)
【目的】マウスA170は新規酸化ストレス誘導蛋白としてマウスマクロファージにて見出され(lshii 1996)その後類似蛋白としてヒトp62ラットZIPがチロシンキナーゼやPKCζにそれぞれ相互作用する蛋白質因子として報告された.A170遺伝子逸失(K:0)マウスは個体表現型として過食・肥満に加え耐糖能異常脂肪肝を合併しメタボリック症候群のモデルとなることが最近見出された.ct-glucosida...

第94回日本消化器病学会総会

294 NASH肝病態へのレニンアンジオテンシン系の関与
鍋島由宝(広島大学分子病態制御内科学)
【背景・目的】近年メタボリックシンド雄山ムの消化器表現型として非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が注目されており高血圧・高脂血症・糖尿病などを高頻度に合併することが知られているまた肝臓の炎症や線維化にはレニンアンジオテンシン系(RAS)が関与していることが多数報告されているがNA肌DにおけるRASの影響に関する基礎的研究は少ない.本研究では非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)を含むNAFLD...

第94回日本消化器病学会総会

295 NAFLD病態形成におけるiNOS由来Nitric Oxideの意義
野崎雄一(横浜市立大学医学部分子消化管内科学)
【目的1NAFLDは酸化ストレスインスリン抵抗性エンドトキシンアディポサイトカイン等が複雑に絡み合って病態を形成しており未だ未解明な点が多くその病態解明は急務とされている種々の慢性肝疾患患者の血中NO代謝物量を比較したところNASH患者で有意に高値を示し肝病理切片のnitrotyrosine免疫染色を施行したところNAS且でのみnitrotyrosineの高発現を認めた事からNAFLD病態進展に一...

第94回日本消化器病学会総会

296 ATGLとCGI-58の肝発現量評価によるインスリン抵抗性と非アルコール性脂肪肝発症の関与の検討
樋口野日斗(九州大学病態制御内科学)
【目的】非アルコール性脂肪肝(NAFLD)は肝細胞内に脂肪滴が異常に蓄積することにより発症する.脂肪酸や中性脂肪の合成促進により脂肪滴が増大するがNAFLDの発症にはインスリン抵抗性が関与していることが明らかにされている.脂肪組織における脂肪滴の分解は主にhormone-sensitive lipase(HSL)adipose triglyceride lipase(ATGL)が行っているHSLは...

第94回日本消化器病学会総会

297 コレステロールエステル蓄積症における酵素活性の測定と責任遺伝子の特定
小嶋清一郎(東海大学消化器内科学)
【はじめに】コレステロールエステル蓄積症(CESD)は酸性リパーゼ欠損に基づくまれな常染色体劣性遺伝疾患である.我々は肝硬変に進展したCEsDを経験したが今回当該酵素活性の測定と責任遺伝子の特定を行ったので報告する.【症例】症例は69才男性主訴は肝腫大.同学生時から肝腫大を指摘されていたが症状がないため放置していた.2005年近医で肝機能障害と脾腫を指摘され精査目的に入院となった肝を4横指脾を3横...

第94回日本消化器病学会総会

298 健診における肝機能異常と生活習慣病併発との関連
川上万里(倉敷成人病センター内科)
【目的】生活習慣病の危険性が重要視され脂肪肝の関与が示唆されている.脂肪肝はまた線維化発癌と関与するためt健診時の診断と対策は重要である我々は健診二次精査にて受診した患者のうち高血圧肥満高しDL血症高中性脂肪症糖尿病と肝機能について検討しその関連を調べた【方法1対象は2007年10月に健診にて要精査判定を受けた60名である.このうち高しDL血症28名(50±8才14/14)高血圧16名(53±10...

第94回日本消化器病学会総会

299 人間ドック健診で肝機能異常を示す例の背景の解析
水野雅之(大阪府済生会吹田病院消化器科)
【目的】特定健診が開始されるとメタボリックシンドロームを背景とした肝機能異常の発見例の増加が予想される.健診受診者のうち肝疾患の既往がない者の中で肝機能異常を示す例の背景を検索した.【方法】平成18年10月目ら19年9月までの期間に本院人間ドック健診を受診した者のうちHBs抗原陽性・HCV抗体陽性・アルコール多飲・自己免疫性肝疾患などを除く283例(男性196例女性87例)を対象としたAST・AL...

第94回日本消化器病学会総会

300 生体肝移植術後の非アルコール性脂肪肝の再発症例の検討
原田昇(九州大学消化器総合外科)
【背景】非アルコール性脂肪性肝硬変に対する肝移植は近年注目され再発することが報告されている.【目的】原因不明の肝硬変に対する生体肝移植後に高度の非アルコール性脂肪肝を呈した症例を経験したので報告する.【症例】症例は55歳男性血液型B型で平成14年に健診にて肝機能異常を指摘された平成16年3月に肝機能障害が進行し肝生検:ERCPを施行するも確定診断には至らなかった.Child分類grade C腹水の...

第94回日本消化器病学会総会

301 NAFLDの線維化進行度別予後
橋爪洋明(六合温泉医療センター内科)
【目的】Nonalcoholic fatty liver disease(NAFLD)はメタボリックシンドロームの肝臓での表現型として近年注目されておりそれは同時に二心血管系イベント発生のリスクを伴うと考えられる.NAFLDはいわゆる単純性脂肪肝とNonalcohotic steatohe-patitis(NAS且)からなりこの中には線維化の軽度のものから進行した肝硬変まで含まれ非常に病態の幅が広...

第94回日本消化器病学会総会