セッション

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262 地域連携クリニカルパスを用いたC型慢性肝炎に対するIFN療法の試み
安辰一(べルランド総合病院消化器内科)
【目的】当院は病床数520の地域の中核病院であると同時に地域連携支援病院である.平成18年4月の診療報酬改定で大腿骨頸部骨折の地域連携パス加算が認められたことを契機に当院ではさまざまな疾患についての地域連携パスを作成し運用を始めた.今回はC型慢性肝炎患者に対してのIFN療法を地域連携パスを用いて導入外来followを試みたのでその効果と問題点について発表する【方法】当院のIFN療法連携パスでは導入...

第94回日本消化器病学会総会

263 インターフェロン導人に向けた瀉血血小板増加法-血小板非増加因子の検討-
光本保英(JR大阪鉄道病院)
【目的1C型慢性肝疾患に伴う血小板低下はインターフェロン療法(以下IFN)に際してしばしば問題となることがある。血小板が著明に減少した症例はIFN療法の適応外とされているのが現状である.一方潟血療法はC型肝炎に対する治療として認知されつつあるが鴻血療法による血小板に関する詳細な検討報告はなく我々はIFN導入を念頭においた潟血療法による血小板増加効果につき報告しまた血小板非増加因子の検討も行う【方法...

第94回日本消化器病学会総会

264 持続感染機構と増殖機構の阻害を意識した新たなC型慢性肝炎の治療
井上和明(昭和大学藤が丘病院消化器内科)
【目的】近年C型肝炎ウイルスは感染後にIFN一βの誘導を抑制して持続感染を成立させていることが明らかになった.また近年増殖系の検討から増殖に宿主因子のサイクロフィリンが必須であることが明らかになった.我々は導入療法と強化療法にIFNβの分割投与とサイクロスポリンAを組み合わせた治療により自然免疫系の回復をはかると同時に宿主因子のサイクロフィリンを標的とする治療を行うことにより高率のSVRを得た.こ...

第94回日本消化器病学会総会

265 集学的治療を行った切除不能膵癌の長期生存例における検討
丸木実子(順天堂大学消化器内科)
【目的】現在切除不能膵癌に対してさまざまな治療法が試みられているが有効性を確立されている治療法はいまだ見つかっていない.今回我々は切除不能膵癌と診断され集学的治療を行い長期生存した4症例について検討した.【対象と方法】2003年1月から当科で切除不能膵癌と診断され集学的治療により2年以上生存した4症例を対象とした内訳は男性4例年齢は42歳~72歳腫瘍の占拠部位は頭部1例体部3例stage分類はIV...

第94回日本消化器病学会総会

266 局所進行切除不能膵癌における集学治療-塩酸ゲムシタビン併用化学放射線療法の検討-
石原慎(藤田保健衛生大学胆・膵外科)
【目的1か所進行切除不能膵癌に対する治療として5-FU併用化学放射線療法(CCRT)が日本および欧米のガイドラインで推奨されている.しかしその成績は生存期間中央値(MST)1α1-10.6ヶ月と満足できる成績ではない.5-FUと塩酸ゲムシタビン(GEM600mg/m2)を用いたCCRTのRCTではMSTおよび奏効率でGEMが有意に良好であった.今回我々は局所進行切除不能膵癌に対するGEM CCRT...

第94回日本消化器病学会総会

267 切除不能進行再発膵癌に対する一次療法S-1療法二次療法GEM療法の検討
嶋田顕(昭和大学横浜市北部病院内科)
【背景】Gemcitabine(GEM)は進行再発膵癌に対する標準治療となっている.2006年8月にS-1が保険適応となった.S-1/GEM併用療法など有用な報告もされているが膵癌は病状進行が早く強い化学療法は継続困難な場合が多い.今回我々は一次療法S-1二次療法にGEM療法を逐次投与を施行した症例をretrospectiveに解析した.【対象方法1症例13例(男/女=10/3)年齢中央値61歳(...

第94回日本消化器病学会総会

268 一般市中病院におけるTS-1+GEM Biweekly Therapyの工夫
小林真(市立四日市病院消化器科)
【背景】進行膵癌に対するTS-1+GEM併用療法は奏功率が高いが骨髄系の副作用も現れやすく一般市中病院では治療継続に難渋することも多い.またGEMの効果はRRM1の発現に影響され副作用で減量した場合でも効果はあまり低下しないとの報告も見られる.今回われわれはTS-1+GEM Biweekly Therapyを低容量から開始することにより骨髄抑制などの副作用を見ながら次の投与量を設定しt一般市中病院...

第94回日本消化器病学会総会

269 StageIV膵癌の治療戦略-切除不能進行膵癌Gemcitabine(GEM)+TS-1併用療法vs手術-
高橋正浩(岩手医大外科学講座)
【目的1丁目では切除不能進行膵癌に対してGemcitabine(GEM)+TS-1の併用療法を行っている.今回StagelVa膵癌の切除成績と比較検討しStageIVa膵癌に対する治療戦略を検討した.・【対象】1989年より2007年3月までに当教室で施行した浸潤性膵管癌の切除例は75例でStagelVaは29例であった切除例の生存率予後に関連する患者背景病理学的因子について検討した.また切除不能...

第94回日本消化器病学会総会

270 高齢者における切除不能膵癌の治療の現況とgemcitabineの有用性
片倉芳樹(聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科)
【目的】高齢者での切除不能膵癌治療の現況を明らかにしgemcitabine(GEM)の治療成績および有害事象について検討すること【方法】2001年4月より2007年9月置での間に当院に入院し切除不能膵癌と診断された70歳以上の抗癌治療が行われた28例(ACT群)対症療法のみの25例(BSC群)を対象に治療選択の背景因子(年齢性別stage腫瘍部位入院時PS.胸腹水の有無)と対症療法を選択された理由...

第94回日本消化器病学会総会

271 高齢者切除不能進行膵癌に対するGemcitabine・S-1時代の化学療法の位置づけ
中井陽介(東京大学消化器内科)
【目的】膵癌の多くは診断時切除不能であり化学療法の対象となる一方全身合併症を伴う高齢者に多いGemcitabine(GEM)に加え当科では05/2~S-1を導入06/8~保険適応となりその有効性が報告されており高齢者・切除不能進行膵癌に対するGEM・S-1による化学療法の取り組みは重要な課題である.【方法】70歳以上の高齢者・切除不能膵癌に対する化学療法非導入率(BSC率)・非導入理由の比較化学療...

第94回日本消化器病学会総会

272 切除不能の局所進行膵臓癌に対する化学放射線療法の進歩:ゲムシタビンとS1併用療法と放射線療法
井岡達也(大阪府立成人病センター検診部消化器検診科)
【はじめに】膵癌へ化学放射線療法をおこなう際にどの抗がん剤を用いるべきかについては悩むべき問題である.今回我々は膵癌のキードラッグであるゲムシタビンおよびS1の2剤を同時に併用して化学放射線療法をおこなったので報告する.【方法1対象は病理組織が確認された切除不能の局所進行膵臓癌である.投与:方法は図表のとおりである.【結果】2005年12月から2007年5月までに合計15例が登録された.レベル3で...

第94回日本消化器病学会総会

273 切除不能進行膵臓癌に対する塩酸ゲムシタビン/動注メシル酸ナファモスタット併用化学療法
後町武志(東京慈恵会医科大学外科学講座消化器外科)
【背景】膵臓癌中でもその約7割を占める切除不能膵癌の予後はきわめて不良である切除不能膵癌に対する治療は現状では塩酸ゲムシタビン(GEM)を標準治療薬とする化学療法であるがその成績は満足できるものではない近年GEMに対する抗癌剤耐性に関する報告は多くそのメカニズムとしてGEM誘導性のNFiC13の活性化が考えられている.われわれはNFKBインヒビターであり膵癌細胞におけるアポトーシス誘導作用を有する...

第94回日本消化器病学会総会

274 GemcitabineとARB製剤の血管新生阻害作用に基づく膵癌発育抑制に対するアジュバント効果
野口隆一(奈良県立医科大学第三内科)
【目的1膵癌は予後不良な難治性癌の代表であり近年抗癌剤としてgemcitabineが使用されさらには経口薬であるTS-1の併用がなされるようになり奏功率・生存率の向上が期待されている.しかし薬剤耐性による不応例などいまだ十分な効果があるとはいえない状況にある.大腸癌においては初の血管新生阻害剤ベバシズマブが日本でも製造承認され臨床応用されているが膵癌においては未だ使用のめどもたっていない我々は血管...

第94回日本消化器病学会総会

275 高バリアンス手術である膵頭十二指腸切除クリティカルパスを定着させる工夫
岡田恭穂(東北大学肝胆膵外科)
難易度や合併症の頻度が高ぐ高バリアンス手術である膵頭十二指腸切除(PD)のクリティカルパスを定着させるまでの工夫について報告する.当科では肝胆膵外科疾患についてそれぞれクリティカルパスを作製する試みが1999年から見られたものの元来高バリアンス手術で合併症の頻度が比較的高く実用性を十分に発揮することができずに実際に定着するには至らなかった.実際当科の江川らが2006年に検討したPD施行症例54例の...

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276 高齢の膵胆道癌患者に対する膵切除術の検討
島村弘宗(国立病院機構仙台医療センター外科)
【目的】膵切除術は外科手術の中でも比較的難易度が高く侵襲の大きい術式である.しかし高齢化社会の到来とともに高齢者に膵切除術を実施することも稀ではなくなってきた.ここでは自験例をもとに高齢の膵胆道癌患者に対する膵切除術の問題点を検証する.【方法】当科に於いて2002年9月から2007年10月までの5年2カ月間に膵癌(膵管内乳頭粘液腫瘍を含む)および胆道癌と診断され膵切除術を施行した80歳以上の高齢患...

第94回日本消化器病学会総会

277 Stage IVb膵癌の肝転移に対するリザーバー動注化学療法
松村祐志(順天堂大学消化器内科)
【目的・背景1 Gemcitabine(以下GEM)は現在進行膵癌に対する第一選択とされているが単独投与では奏功率は10~15%程度である.stageIVb膵癌の遠隔転移に対しては有効な治療が確立されていない.今回stagelVb膵癌肝転移例に対してリザーバー動注化学療法の奏功率について報告する.【対象】2002年10月前ら2005年6月までに当科で膵癌(腺癩)の肝転移と診断された症例のうちGEM...

第94回日本消化器病学会総会

278 使用する造影剤によりERCP後膵傷害は影響を受けるか?
鹿志村純也(水戸済生会総合病院消化器内科)
【背景】内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は膵胆道系疾患の診断と治療において大切な手技であるが偶発症としての膵炎は臨床上大きな問題である.ERCPには一般に血漿浸透圧比約6のイオン性モノマー型ヨード造影剤が使用されているがその高い浸透圧とイオン性であることが膵傷害を惹起する可能性が考えられている.そこで今回浸透圧制約3の非イオン性モノマー型ヨード造影剤を用いてERCPを施行した際の膵傷害と比較...

第94回日本消化器病学会総会

279 ERCP後膵炎の危険因子に関する検討
新後閑弘章(東邦大学医療センター大橋病院消化器内科)
【目的】ERCP後膵炎の危険因子は種々の検討がなされてきたがいまだに合意を得ていない.患者術者因子手技に関する因子などの影響を客観的に評価することが困難であることが一因と考えられる.これをERCPの施行時間で評価して既報の危険因子と合わせて検討する.【方法】対象は2003年8月から2007年9月までにERCPを施行した1631症例である.血清アミラーゼ値は術後2時間と翌朝(約16時間後)に測定した...

第94回日本消化器病学会総会

280 ERCP後にみられる血中唾液腺アミラーゼの上昇
杵川文彦(香川大学消化器・神経内科)
【目的1上部内視鏡検査の偶発症として咽頭損傷唾液腺腫脹頚部腫脹等が知られているがERCPと唾液腺との関連については不明である. ERCP後膵炎の診断においては血中アミラーゼ(AMY)を測定するのが一般的であるが腹部症状を訴えない患者においてもAMYが上昇する症例をしばしば経験する.このような場合には膵アミラーゼ(P-AMY)の上昇より唾液腺アミラーゼ(S-AMY)が有意に上昇している可能性があるが...

第94回日本消化器病学会総会

281 当科におけるERCP関連のクリティカルパス
五十嵐亨(相澤病院消化器科)
当院では2001年7月よりtクリティカルパスを導入し2002年4月より電子カルテを導入して電子化クリティカルパスとして使用してきた.ERCPは診断の結果引き続いて処置が必要となる場合また患者の状態によって複数回施行例同一疾患でもERCP治療内容が異なる場合がありパス運用が難しい.当科では9種類のERCP関連のクリティカルパス(以下パス)を作成し対応してきた.2001年7月から2006年3月までに合...

第94回日本消化器病学会総会