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242 C型肝炎ウイルス自然排除における宿主遺伝子多型に関する研究
田守昭博(大阪市立大学大学院医学研究科肝胆膵病態内科学)
背景と目的:急性HCV感染では80%に持続感染が成立し慢性肝疾患を発症することが知られている.一方20%の症例では無治療にてHCVが排除される.HCV排除例と慢性感染例との相違については宿主免疫応答の差異や感染後のHCVの変化が寄与するものと推測されるが詳細は不明である.そこで今回我々はHCV自然排除と宿主の遺伝子多型について検討を加えた.対象と方法:当院へ受診した患者の中で遣伝子解析の同意を得た...

第94回日本消化器病学会総会

243 C型慢性肝炎にみられる鉄過剰状態へのhepcidinの関与
藤田尚己(三重大学消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎(CHC)においては高率に肝臓を中心とした体内に鉄の過剰蓄積を認めるがその原因機序は不明である近年炎症性貧血(anemia of infiammation:AI)の原因物質として肝細胞より分泌されるhepcidinが同定され同ホルモンの分泌異常が様々な鉄代謝疾患に関与していることが解かってきた.今回我々はCHCにおける血清hepcidin量を測定しその鉄過剰状態との関連につき検...

第94回日本消化器病学会総会

244 C型慢性肝炎における瀉血療法時の血清hepcidin値の変化
杉本龍亮(三重大学消化器肝臓内科)
目的:Hepcidinは十二指腸での鉄吸収を抑制するnegative regulatorとして働くホルモンでありその発現部位は主に肝細胞である以前より我々はC型慢性肝炎(CH-C)における鉄過剰に注目しその原因としてのhepcidinの関与潟血療法の有用性を報告してきた.今回CH-Cにおける潟血療法前後での血清hepcidin値を測定したので報告する.方法;対象は潟血療法(潟血量:1800~420...

第94回日本消化器病学会総会

245 C型慢性肝炎(genotype 2a)に対するペグインターフェロンα2a単独療法におけるインターフェロン感受性決定領域の有用性について検討
林和彦(名古屋大学医学部消化器内科)
(目的)C型肝炎ウイルス(HCV)のNS5A領域に存在するインターフェロン感受性決定領域(ISDR).はインターフェロン(IFN)治療効果予測に有用であるHCV genotype 2aにおけるペグインターフェロンα2a単独療法の報告は少なくISDRの検:討は少ないので今回解析を行った.(方法)HCVgenotype 2aのC型慢性肝炎98症例(男59女39平均54。8±13.2歳).HCVウイルス...

第94回日本消化器病学会総会

246 肝線維化進展C型肝炎症例におけるPeg-IFN/Ribavirin併用療法の有用性-多施設(OLF)共同研究-
小瀬嗣子(大阪大学消化器内科)
【目的】肝線維化進展C型肝炎では高率に肝発癌がみられるがIFN療法によるHCV排除によって肝発癌が抑止される今回肝線維化進展C型肝炎に対するPeg-IFN/Ribavirin(Rib)併用療法の抗ウイルス効果について検討した【方法】当院およびOLF関連施設においてPeg-IFN/Rib併用療法を施行し治療開始後48週以上経過したGenotype1型高ウイルス量C型慢性肝炎767例(平均56.7±9...

第94回日本消化器病学会総会

247 HCV1型高ウイルス量のC型慢性肝炎に対するペグインターフェロンα2bリバビリン併用療法の治療成績
高橋和弘(九州大学関連肝疾患研究会)
【目的】HCVI気高ウイルス量のC型慢性肝炎に対するペグインターフェロンα2b(PEG-IFN)+リバビリン(RBV)併用療法でSVRに関与する因子について肝組織診断を含めて多施設で検討した.【方法】2004年12月より2007年7月までにPEG-IFN+RBV併用療法を導入されウイルス学的効果判定の可能な症例のうち肝生検で投与前の組織学的検討が可能であった且CV1型高ウイルス量のC型慢性肝炎35...

第94回日本消化器病学会総会

248 PEG-IFN/RBV併用療法におけるTaqMan HCVの有用性と再燃例のウイルス学的特徴
芥田憲夫(虎の門病院肝臓センター)
【目的】当院ではPeginterferon(PEG-IFN)/Ribavi血(RBV)併用療法中のウイルス学的不応に寄与する治療前ウイルス要因としてHCV core aa70・aa91の置換(R70Q/H・L91M)の関与を報告.今回は従来のアンプリコア定性法(検出下限=501U/ml)で判定された併用療法再燃例を高感度なTaqMan HCV(検出下限:151U/ml)を用いて検討しTaqMan ...

第94回日本消化器病学会総会

249 慢性C型肝炎(CHC)のPegIFNα-2b+リバビリン(Rib)併用療法における末梢血T細胞分画とTregの動態
吉澤海^*1(*^葛飾松戸肝疾患研究会)
目的:HCV感染の慢性化や活動性には免疫応答が関与していると考えられる.PegIFNα一2b+Rib療法を施行したCHCに対し末梢血T細胞分画とTregを解析しウイルス学的変化との関連を検討した.方法;ゲノタイプ1bのCHC 22例(M/F:9例/13例年齢57.7±12.9歳)の末梢血CD4陽性Tリンパ球(CD4+)とCD3/CD8陽性Tリンパ球(CD8+)についてCD45RAおよびCCR7陽性...

第94回日本消化器病学会総会

250 ISDRとコア領域のアミノ酸変異によるPEG-IFN/Ribavirin併用療法の治療効果予測
坂本穣(山梨大学肝疾患地域先端医療システム学)
【目的】Genotype lb型かつ高ウイルス量のC型慢性肝炎に対する治療はPEG-IFN/Ribavirin(R)併用療法によっても依然難治であり治療効果を事前に予測することが治療方針の決定に重要であるこれまでわれわれはISDR変異数が重要であることを報告してきたがこれにコア領域の変異を加えることでさらに詳細に治療効果予測が可能であるか検討した.【方法12003年12月から当科および関連施設で組...

第94回日本消化器病学会総会

251 PEGIFN/リバビリン併用療法におけるリバビリンadherenceの重要性-若年者と高齢者の比較-
多田慎一郎(慶應義塾大学医学部消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎(CHC)患者では高齢者においても発癌や線維化の進行からウイルス駆除は重要であるがPEG IFN/リバビリン(RBV)療法の適応や治療法は議論が分かれる.今回PEG IFN/RBV療法を開始しSVRが判定可能な1型高ウイルス量患者の解析を行いt高齢患者に対する治療の問題点と今後の方向性を検討した.【方法】PEG IFN/RBV療法を開始されたCHC患者171例中高齢者と若年者の...

第94回日本消化器病学会総会

252 ウイルス減少量からみた低用量ペグインターフェロンα2b・リバビリン併用療法の早期治療効果予測
玉井秀幸(和歌山県立医科大学第二内科)
【目的1高齢者や血球減少例に対するペグイン増置フェロン・リバビリン(PegR)併用療法は副作用のため早期に薬剤の減量中止をせざるを得ないことがほとんどである.このような治療の安全性の低い症例に対しては減量投与すべきであり効果予測ができれば無用な治療をさけることができる【方法】2005年1月より2006年3月まで低用量Peg R併用療法を導入した1型高ウイルスC型慢性肝炎89例のうち患者の都合や事故...

第94回日本消化器病学会総会

253 70歳以上の高齢C型肝炎に対する忍容的かつ積極的なPEG-IFN+Ribavirin併用療法の検討
渡邊綱正(昭和大学藤が丘病院消化器内科)
【目的】現在のC型肝炎治療ではペグインターフェロン+リバビリン(PEG-IFN/RIBA)療法が施行できるケースは高いウイルス排除率を認める一方本邦のHCV感染者は欧米より20歳前後高齢者が多くPEG-IFN/RIBA治療が困難なケースが多く今後の治療応用・発展が急務である.我々は先行したPEG-IFNα2a単独投与により治療忍容性を判断後リバビリンを追加投与しウイルス排除を目指す積極的な段階的強...

第94回日本消化器病学会総会

254 高齢者に対するPeg-IFNα2b/Ribavirin少量併用療法
乾由明(兵庫県立西宮病院内科)
【目的】Peg-IFNα2b/Ribavirin併用療法はセロタイプ1で高ウイルス量群の難治例に対してSVR率が最も高いIFN治療法である.しかし腎機能低下例うつ病や脳出血の既往歴のあるもの高齢者などは副作用の面から考えると48週ないし72週の完遂が困難であると予想される.よってこれらの患者ではSVRをめざすよりBRをめざすことになる. Peg-IFNα2aは発熱や全身倦怠感などの副作用の頻度が従...

第94回日本消化器病学会総会

255 C型慢性肝炎の高齢者IFN治療ハイリスク群に対するPEG-IFNα2b・リバビリン低用量投与の検討
茂出木成幸(東海大学八王子病院消化器内科)
[目的]高齢者および高血圧糖尿病血小板減少を合併するC型慢性肝炎患者の脳血管障害などの重大合併症を回避し肝炎の鎮静化を目的としたPEG-IFNα2b/Ribavirin併用療法を行い有効性と安全性の検討を行った[方法]C型慢性肝炎で65歳以上の高齢者または糖尿病高血圧患者41例(男性5例女性36例)年齢48~79歳(平均年齢65歳)65歳以上25例.PEG-IFNα2b投与量はO.5pg/kg/週...

第94回日本消化器病学会総会

256 高齢者の慢性C型肝炎患者に対するインターフェロン療法の認知機能に対する影響
田中寛人(和歌山県立医科大学第三内科)
【はじめに】慢性C型肝炎患者に対するインターフェロン(】:FN)療法は広く普及してきており65歳以上の高齢患者に対して使用されることも少なくない.うつなどの精神神経症状は重要な副作用のひとつである我々は慢性肝炎患者に対し工FN投与による局所脳血流低下を示しIFN投与による高次脳機能の低下を報告(Tanaka Het aL Clin Exp Med 2006:6:124-128)しており高齢患者に対...

第94回日本消化器病学会総会

257 血中・肝組織中HCV-RNA量とIFN治療効果の関連についての検討
奥村明彦(厚生連海南病院消化器科)
【背景と目的】C型慢性肝炎に対するIFN治療では投与終了時に血中のウイルスが消失していても30%以上の症例でウイルスが再出現する.これは肝組織中には少量のウイルスが残存しリザーバーの役割を果たしているためと考えられている今回我々は肝組織中のHCV-RNA量と血中のHCV-RNA量との関連を検討するとともにこれらのHCV-RNA量と治療効果について検討を行った.【対象と方法】C型慢性肝炎患者50症例...

第94回日本消化器病学会総会

258 2週目までのウイルス量変動によるC型肝炎ウイルス陰性化時期の早期予測への有用性
板倉潤(武蔵野赤十字病院消化器科)
【目的】C型慢性肝炎の現行治療でC型肝炎ウイルス(HCV)排除を達成する症例は半数程度である.より適切な治療期間・方法の設定が求められているが治療量のウイルス学的治療効果予測は完全には困難であり治療中の調整が必要である.治療中の効果予測に血清中ウイルス消失時期が用いられているがウイルス消失判定の為には低ウイルス量感度が高く測定量の線形保障範囲が広い測定法が必要である.今回我々はrea1-time ...

第94回日本消化器病学会総会

259 Fibroscanを用いたHCV感染症における肝線維化の定量的評価
川部直人(藤田保健衛生大学肝胆膵内科)
【目的1慢性肝疾患において肝線維化の診断は重要であるが肝生検は侵襲的でありその病理学的診断は静定量的であることなどの問題があるFibroscanは肝臓の硬さ(肝硬度)を非侵襲的・無痛的に測定できる装置であり今回我々はHCV感染症患者のFibroscanを用いた肝線維化の定量的評価を試みた.【方法】対象は当院においてFibroscanを施行したHCV感染症349例.肝生検を施行した201例については...

第94回日本消化器病学会総会

260 ASQ(Acoustical structure quantification)とFibroscanを用いた非侵襲的肝性状診断
本合泰(大阪医科大学第二内科)
【目的】肝の性状の非侵襲的検査としてFibroscanが存在するが我々はt生体内音響的特徴量の定量化ツール:ASQ(Acoustical structure quaritification東芝)の研究を開始している.Fibroscanでは正常肝の平均は5.5kPa肝硬変になると14.6kPa以上とされている. ASQは超音波のBモードの振幅raw dataに対してスペックルパタンの均一性/粗雑性の...

第94回日本消化器病学会総会

261 HCV高感染地区におけるアンケート調査結果から見たHCV抗体陽性者のC型慢性肝炎の理解度
熊谷公太郎(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学)
【背景・目的】わが国にはC型慢性肝炎患者が100万人以上存在すると推測されておりインターフェロン(IFN)治療が認可された1992年以降ウイルス消失も得られるようになった.しかしC型慢性肝炎に対するIFN治療の受療率は高くなく特に高齢者のC型慢性肝炎患者では現在の病状や治療法に対する理解が乏しい患者も存在する.本研究ではHCV高感染地区のHCV抗体陽性者にアンケート調査を行い病気の理解度現在の治療...

第94回日本消化器病学会総会