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042 小肝細胞癌患者の自然経過
田中正俊(久留米大学医療センター消化器科)
目的)肝細胞癌患者の予後は腫瘍の病期だけでなく肝予備能に強く左右されることは良く知られている.したがって自然経過でも予後が必ずしも不良ではないことが予測される小肝細胞癌に対して局所治療を開始する時期は日常臨床において判断に迷うこともある.そこで自然経過を観察した小肝細胞癌患者の予後と予後因子を検討することから治療の適応について考察した.対象と方法)種々の理由により定期的に自然経過を観察した肝癌患者...

第94回日本消化器病学会総会

043 Overexpression of osteopontin is associated with vascular invasion and predicts poor survival in patients undergoing hepatectomy for hepatocellular carcinoma
Pavel Korita(新潟大学消化器・一般外科.)
This retrospective study evaluated the immunohistochemical expres-sion of cell adhesion molecules (CAMs) : E-cadherinP-cateninandosteopontin in 125 surgically resected specimens of hepatocellular car-...

第94回日本消化器病学会総会

044 1b高ウイルス量症例に対するPEG-IFNα-2b+リバビリン併用療法後の天然型IFNαの長期投与による肝発がん抑制の有用性に関する検討
康典利(兵庫医科大学内科学肝胆膵科)
【目的】lb高ウイルス量症例に対する肝発がん抑制効果の向上を目的としPEG-IFNα一2b+リバビリン併用療法後に継続して天然型IFNα少量投与し経過観察症例を対照に発がん抑制効果について9施設が参加した兵庫県肝がん撲滅研究会を設立し検討した.【方法】PEG-IFNα一2b+リバビリン併用療法開始24~48週後までに血清HCV-RNAが陰性化症例及び陰性化しなかった症例のうち患者の自由意志によって...

第94回日本消化器病学会総会

045 当院における高齢者肝癌の診療経験
釜本寛之(国際医療福祉大学三田病院消化器センター)
【目的】医療が日々進歩することによりますます高齢化社会が進み以前と比べ高齢者の肝癌に遭遇する機会が増えてきている.我々の施設では高齢者を区別した診療アルゴリズムは作らず原則として非高齢者と同じ基準で治療法を決定しているが診療を進める中で高齢者特有の問題が生じ治療法をアレンジすることもある.今回我々が経験した高齢者肝癌の診療について報告する。【対象】我々が当院に赴任した平成18年12月より平成19年...

第94回日本消化器病学会総会

046 当科における高齢者初発肝細胞癌症例の現状と課題
上田晃之(金沢大学附属病院消化器内科)
【目的】第17回全国原発性肝癌追跡調査では肝細胞癌初発症例の診断平均年齢は666歳であり初発症例の高齢化を認めている.また約90%の症例の死因は肝疾患関連死でありたとえ高齢でも肝病変の制御が予後を改善しうると考えられる.当科では初発年齢に関わらず臨床病期・個数・肝障害度に沿って治療法を選択している.今回我々は当科における高齢者初発肝細胞癌例の現状を総括し今後の課題を明らかにする.【方法】対象は19...

第94回日本消化器病学会総会

047 高齢者肝細胞癌の治療法と予後
木岡清英(大阪市立総合医療センター消化器内科)
【目的】当院における肝細胞癌(HCC)治療のアルゴリズムは1994年の開院以来原則として年齢に関係なく切除可能なものは肝切除(HT)ただし腫瘍径3cm以下で腫瘍の周りにsafety marginを確保できる場合は経皮的局所治療(Abl)の適応としそれ以外に関しては可能な限り肝動脈塞栓術(TAE)を行うようにしてきた.今回この治療アルゴリズムに基づいた高齢者肝細胞癌の治療法と予後について検討した.【...

第94回日本消化器病学会総会

048 EBV感染胃癌細胞株におけるHeat Shock Protein 27(HSP27)の発現増加について
深川友紀(山口大学大学院医学系研究科消化器病態内科)
【目的】胃癌の約10%にEpstein-Barr virus(EBV)が感染していることが報告され発癌への関与が注目されてきている.EBV陽性胃癌ではEBVはすべての癌細胞に単クローン性に感染しており胃癌発生の初期から関与していると考えられている.今回胃癌発生におけるEBVの役割を明らかにするためEBVの有無による胃癌細胞株の蛋白発現の違いをプロテオーム解析の手法を用いて行った。【方法】EBV感染...

第94回日本消化器病学会総会

049 胃癌の転移におけるCXCL12-CXCR4 axisの役割
小寺泰弘(名古屋大学消化器外科学)
【背景】chemokine CXCL12とそのreceptor CXCR4は癌の転移に関わるとされる.CXCL12が分泌されている臓器にCXCR4の発現した癌細胞が接着して転移が成立すると想定され胃癌では原発巣でのCXCR4の発現と腹膜播種(P)の発生に有意な相関が報告された(Yasumoto et al. Cancer Res 2006).一方原発巣におけるCXCL12の発現の意義は不明だが深達...

第94回日本消化器病学会総会

050 粘膜内胃癌における粘液形質に基づいた細胞周期関連蛋白の異常と細胞増殖能の検討
塚原光典(岩手医科大学内科学第一講座)
【目的】粘液形質の観点から粘膜内胃癌の細胞周期関連蛋白の異常と細胞増殖能を検討した.【対象および方法】2005年11月から2007年5月までに岩手医科大学eS一一内科においてESD(Endoscopic submucosal dissection)により切除された粘膜内胃癌150例(男性:女性=101:49平均年齢71.0歳tubl:139tub2;ll)を対象とした.免疫染色は自動免疫染色装置(...

第94回日本消化器病学会総会

051 漿膜浸潤胃癌におけるiNOS発現はVEGF発現とともに血管新生および樹状細胞浸潤に影響する
辻谷俊一(鳥取大学病態制御外科)
[目的]一酸化窒素(NO)は癌の血管新生や免疫応答に関与し膀胱癌や大腸癌ではNO合成酵素であるiNosの発現が増強している.我々は胃癌局所の免疫能を反映する指標として癌組織への樹状細胞浸潤が予後と相関し新生血管密度が胃癌の血行性転移や不良な予後と相関することを示した.今回は胃癌におけるiNos発現が血管新生免疫反応に与える影響をVEGF発現との関連も加えて検討した[方法]漿膜浸潤胃癌にて胃切除を行...

第94回日本消化器病学会総会

052 表層型進行胃癌の臨床病理学的特徴
齊藤博昭(鳥取大学医学部病態制御外科)
【目的】進行胃癌の肉眼分類としてBorrmann分類が広く用いられておりその肉眼形態は腫瘍そのものの性格をよく反映している.いっぽうで表層型の肉眼型を示す進行胃癌も存在するがその臨床病理学的特徴は明らかではない.【方法1教室で1975年遅ら2000年の間に胃切除を施行した995例の進行胃癌患者とsm癌患者螂例を対象とした. Bor㎜ann1型および2型を限局型Borrmann3型および4型を浸潤型...

第94回日本消化器病学会総会

053 マクロ標本による印環細胞癌の範囲診断に関する検討
水谷勝(東京都多摩がん検診センター消化器科)
【目的】術前範囲診断に役立てる目的で印環細胞癌の範囲診断率をマクロ標本を用いてretrospectiveに検討した【方法】過去8年間に当センターで手術あるいは内視鏡により切除された3cm以下の印環細胞癌のうち微小癌と分割切除例を除く43例46病変を対象とした.範囲診断はルーペに癌の範囲をプロットしマクロ標本写真(生・半固定・固定標本)と対応させ病変境界として肉眼的に認識可能か否かで判定したなお腸上...

第94回日本消化器病学会総会

054 早期胃癌外科切除例からみた未分化型腺癌混在に関する検討
滝沢耕平(静岡県立静岡がんセンター内視鏡科)
【目的】ESDにより大きな病変が一括払除され詳細な病理組織の評価が可能になったことから同一腫瘍内での組織型の混在について問題提起がなされている.なかでも未分化型腺癌の混在については十分な根拠がないまま日常臨床では個々の施設個々の症例によって対応しており未分化混在の病理学的意義については十分目議論がなされていない.そこで早期胃癌外科切除例より分化型腺癌と未分化型腺癌混在症例について検討しその取り扱い...

第94回日本消化器病学会総会

055 若年者(40歳未満)胃癌症例の臨床病理学的検討
長池幸樹(宮崎大学腫瘍機能制御外科)
【目的】当科における若年者胃癌の予後を検討した.【対象と方法】1992年1月置ら2006年12月までに当科で経験した胃癌751例のうち40歳未満の患者14例(L9%)を対象とした.【患者背景】男性9例女性5例.10代1例20代3例30代10例.病期はStage IA 3例StageIB 2例Stage II 2例Stage IIIA 2例Stage I皿B 1例Stage IV 4例で肉眼型は0型...

第94回日本消化器病学会総会

056 若年者粘膜内胃癌の胃型・腸型形質発現癌抑制遺伝子関連蛋白発現の特徴
平橋美奈子(九州大学形態機能病理学)
【目的】30歳以下の若年者胃癌はほとんどが低分化型腺癌であるが非若年者の低分化腺癌との違いは明らかでない.今回我々は若年者と非若年者の粘膜内胃癌で癌の性質を表す粘液形質ならびに癌抑制遺伝子関連蛋白の発現を比較検討した.【対象】30歳以下の胃癌23例および41歳以上の胃癌42例(すべて粘膜内癌低分化型).【方法1免疫染色で以下の項目を検討した.(1)Human gastric mucinMUC2CD...

第94回日本消化器病学会総会

057 初回手術時年齢と残胃癌発生機序に関する臨床的検討
宮地正彦(愛知医科大学消化器外科)
【目的】胃切後の残胃癌の発生に腸液の残胃内逆流による残胃炎の関与が示唆されている今回は残胃癌例を臨床的に検討した.【対象】5施設での初回胃切々が良性疾患もしくは癌で施行され5年以上経過し再発癌遺残癌を否定できた残胃癌を対象とした.初回手術時良性であった47例(良性群)と癌であった36例(癌群)に分けて初回手術時年齢再建法残胃癌診断までの期間残胃癌の組織型について検討した【成績】再建法は良性群ではB...

第94回日本消化器病学会総会

058 早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の治療成績
吉野総平(福岡赤十字病院・消化器科)
【目的】当院における早期胃癌に対するESDの治療成績を検討する.【方法】2003年9月から2007年10月までに当院でESDを施行した胃腫瘍性病変186症例205病変のうち病理組織検査で早期胃癌と診断された139症例(平均年齢710歳)144病変を対象とした.術後診断によりガイドライン内病変適応拡大適応外病変に分類しそれぞれの治療成績を比較検討した.【成績】全144病変の平均切除時間は123分で偶...

第94回日本消化器病学会総会

059 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)における未分化型混在早期胃癌の取り扱い
植木信江(癌研有明病院消化器内科)
【目的】ESDの普及により適応拡大病変として大きさに関係なく深達度Mの病変や癩痕合併例でも切除可能となりつつある.またt生検で分化型であっても切除後に未分化型の混在する組織混合型の頻度も高まっている.しかし切除標本上で未分化型が混在していた場合の詳細な取り扱いについてはまだ一定の見解がない当院でのESD切除例において未分化混合型の取り扱いについて検討した.【方法】2004年10月より2007年1月...

第94回日本消化器病学会総会

060 胃生検組織分類と超音波内視鏡深達度分類による早期胃癌内視鏡的切除の術前適応設定
柳井秀雄(国立関門医療センター消化器科)
演者らは胃上皮性腫瘍(早期胃癌・胃腺腫)に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR. Strip biopsy)および粘膜下層剥離術(ESD)の術前適応を胃生検組織分類ならびに既報の超音波内視鏡検査(EUS)深達度分類により良悪性境界領域病巣(Group mIV)・根治的適応(生検:分化型かつEUS-M)・診断的適応(生検分化型EUS-M/SM境界領域)・姑息的適応(生検未分化型EUS-SMUL+のいずれ...

第94回日本消化器病学会総会

061 高齢者超高齢者に対する胃ESDの妥当性
布袋屋修(虎の門病院消化器科)
【背景】ESDは低侵襲と高い根治性を両立した優れた治療でありとりわけ高齢者にとっては消化管温存というQOLにもたらすメリットは多大なものがある.しかしESDの対象となる早期胃癌は症状がなく無治療でも数年以上の予後が予想されるため基礎疾患の多い高齢者に対するリスクを明らかにしその妥当性を検討する必要がある.【目的】高齢者・超高齢者に対する胃ESDの妥当性を検討する.【対象】2007年7月までに術前に...

第94回日本消化器病学会総会