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検索結果は461件です。
- 122 ラットにおけるNSAIDs起因性小腸障害予防に関する検討
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依田有紀子(大阪医科大学内科学第二講座)
【目的】インドメタシン(IM)などの非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)は胃のみならず小腸においても粘膜傷害を惹起することが知られているがその病態や障害に対する治療法・予防法については未だ明らかでない点が多い.近年カプセル内視鏡や小腸内視鏡の開発によりヒトにおいて小腸の観察が可能となり数多くのNSAIDsによる小腸粘膜傷害が発見されその予防と治療が重要視されている.今回我々はラットにおけるNS...
第94回日本消化器病学会総会 >
- 123 インドメタシン起因性小腸上皮細胞障害におけるポラプレジンクの役割
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尾松達司(京都府立医科大学免疫内科学)
【背景1近年カプセル内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡が登場し小腸に対する診断能が飛躍的に向上した.これにより非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)による小腸粘膜障害がより多く発見されるようになったがその機序はいまだ多くが不明であるうえに予防薬についても確立したものはない.ポラプレジンク(PZ)は胃粘膜保護剤としてすでに臨床で広く使用されておりその強力な活性酸素消去作用は小腸についても有用であることが...
第94回日本消化器病学会総会 >
- 124 ラットにおけるNSAID誘起小腸障害の発生と胃粘膜保護剤によるその予防効果について
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加藤菜穂(京都府立医科大学・消化器内科)
【背景と目的】当院で原因不明消化管出血(以下OGIB)の精査目的に施行したCE25例DBE50例においてびらんや潰瘍性病変を認めた症例はCE6例DBE18例である.そのうちDBE症例の3例では基礎疾患は無く非ステロイド性解熱鎮痛薬(以下NSAIDs)の内服歴を認めるのみであった.このようにOGBの原因としてしばしば経験する小腸びらんや潰瘍性病変であるがその治療法に関しては未だ確立されたものがない....
第94回日本消化器病学会総会 >
- 125 プロテアーゼ/PAR2を標的とした小腸インドメタシン潰瘍予防治療の検討
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岡山哲也(京都府立医科大学・免疫内科学)
【目的】近年カプセル内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡の普及によりNSAID起因性の小腸潰瘍の診断も増加傾向にある.我々は肥満細胞由来のトリプタ一世およびその受容体であるPAR2がインドメタシン起因性小腸潰瘍の発症に関与していることを報告した.今回はトリプターゼトリプシンを阻害する蛋白分解酵素であるメシル酸ナファモスタットおよびPAR2の特異的アンタゴニストによる予防治療効果の検討を行った.【方法】...
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- 126 ダブルバルーン内視鏡(DBE)による小腸疾患・病態の解明-NSAIDs投与に伴う小腸疾患-
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日山智史(関西労災病院内科)
【目的】上部消化管ではNSAIDsは胃潰瘍などの粘膜病変を惹起する.その機序は主としてCOX阻害によるPG産生抑制が関与することが知られている.小腸・大腸の下部消化管では消化管出血・腹痛・イレウスなどを呈する潰瘍・膜様狭窄など様々な病変とNSAIDsとの関連が報告されその血小板機能抑制作用の関与等が想定されているが特に小腸においては臨床的アプローチの困難性から十分な解析・検討はされていない.近年D...
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- 127 低用量アスピリン内服患者における便潜血検査の意義
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石川信(岡山大学病院消化器内科および関連病院消化管研究グループ)
【目的】低用量アスピリンの内服患者においては消化管出血を惹起する可能性があり大腸癌スクリーニングにおける便潜血検査に影響を与える可能性がある.とくに病変がないのに陽性になる(擬陽性)例や臨床的意義の少ない小ポリープでの便潜血陽性例の増加が懸念される.そこで今回我々は低用量アスピリン内服中の患者における便潜血検査の意義につき検討した.【方法】2004年9月から2006年6月までに当院および関連施設に...
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- 128 カプセル内視鏡の前処置に関する検討
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江崎幹宏(九州大学病態機能内科学)
[背景・目的]カプセル内視鏡(VCE)は生理的条件下に撮影された画像を遡及的に判定する診断法でありその診断能は小腸内意の腸液・残渣の程度消化管通過時間等に影響される.そこで我々はVCE画質および通過時間に対するsimeticone(ガスコン(R))とmagnesium citrate(マダコロール㈹)の前処置の影響を比較した.[対象と方法]検査前日21時以降絶食としガスコン群は検査開始30分前のs...
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- 129 カプセル内視鏡を用いた小腸潰瘍患者における通過時間の検討
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遠藤宏樹(横浜市立大学消化器内科)
【目的】カプセル内視鏡検:査は小腸疾患を評価する非侵襲的な検査法としてその地位を確立しつつある.さらに従来の内視鏡検査にはない通過時間を測定するという特徴も兼ね備えている.今回我々は小腸疾患の生理的な機能について着目し小腸潰瘍性病変とその通過時間について検討した.【方法】2004年11月から2007年9月までにカプセル内視鏡を施行した156症例中さらなる他検査により最終診断に至った69症例を対象と...
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- 130 腹痛と小腸疾患:ダブルバルーン小腸内視鏡を用いた臨床的アプローチ
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島谷昌明(関西医大内科学第三講座)
【目的】腹痛は日常診療において頻度の窩い症状の1つである.腹痛を来す疾患は消化器疾患をはじめとして循環器疾患・代謝性疾患など多岐にわたるため適切な検査を行い診断を下す必要がある.特に小腸疾患に関してはこれまでX線二重造影法や腹部CTなどの放射線診断が主であったがダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)の登場により全小腸の詳細な内視鏡観察生検採取による確定診断および内視鏡治療も可能となり過小評価されてきた...
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- 131 原因不明の消化管出血に対するダブルバルーン内視鏡観察後経過の検討
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小西洋之(東京女子医科大学消化器内科)
【目的】ダブルバルーン内視鏡(DBE)カプセル内視鏡(CE)の普及により原因不明の消化管出血(OGB)に対する診断治療成績は以前と比べ飛躍的に向上していることが多く報告されているが長期経過については不明な点もある.OGIBに対しDBEの有用性臨床経過について検:討する.【対象と方法】2005年1月から2007年10月に当院でOGIBに対しDBEを施行した87症例を対象とし病変治療方法長期経過につい...
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- 132 関西労災病院における下部消化管出血症例に対する緊急内視鏡の現状-下部消化管出血診療におけるダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)の位置付け-
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戸田万生良(関西労災病院内科)
【目的】日常診療において下部消化管出血患者を診療する機会は比較的多いが小腸は暗黒大陸と称され従来の下部消化管内視鏡検査では観察困難であった.近年カプセル内視鏡(CE)やDBEの登場により小腸病変の診療は飛躍的に向上した.我々は当院における下部消化管出血症例に対する緊急内視鏡の現状さらにはDBEの有用性につき検討を行った.【方法】対象は2004年9月から2006年9月までに血便を主訴に来院し緊急下部...
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- 133 Portal hypertensive enteropathyのカプセル内視鏡所見の検討
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梁井俊一(九州大学病態機能内科学)
[目的]Portal hypertensive enteropathy(PHE)におけるカプセル内視鏡(VCE)像の特徴を検討する.[対象]臨床上門脈圧面面症(PHT)を伴う肝硬変症と診断され小腸出血源の精査目的でVCEが施行された12例(男性5例年齢35~71歳).[方法]VCE画像を通過時間で3等分した上部・中部・下部小腸について浮腫状・粗造粘膜粘膜発赤angiodysplasia様病変蛇行し...
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- 134 大腸上皮細胞におけるIL-32α発現の検討
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塩谷淳(滋賀医科大学消化器内科)
【目的】IL-32αは最:近報告された炎症性サイトカインの一つで脾臓胸腺小腸大腸白血球などの免疫系組織での発現が報告されている.また最近我々は炎症性腸疾患病変粘膜でIL-32αの発現が充進ずることを示した.今回大腸癌cemineを用いてIL-32αの誘導される経路や細胞内での機能についてin vitroで検討した.【方法】ヒト大腸癌細胞(HT-29T84CaCO2)を用いIL-32αの誘導される経...
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- 135 腸炎骨髄に存在する腸炎惹起性CD4+メモリー細胞による自然免疫系へのフィードバック機構
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根本泰宏(東京医科歯科大学消化器内科)
[背景と目的]炎症性腸疾患の免疫病態では腸内細菌による上皮細胞好中球マクロファージ樹状細胞の活性化(自然免疫系)とそれに続発する腸炎惹起メモリーCD4+T細胞による疾患記憶(獲得免疫系)という自然免疫→獲得免疫への連携が重要である.一方臨床病理学的に古くから炎症性腸疾患重症化に伴い好中球浸潤を随伴することも知られており腸炎成立後においても獲得免疫と自然免疫との密接な連携が存在することが推定される....
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- 136 炎症性腸疾患の発症機序におけるマクロファージの関与:macrophage colony stimulating factor(M-CSF)の役割
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河野寛(山梨大学第1外科)
目的:炎症性腸疾患の発症機序は未だ不明な点が多い.一方マクロファージは貧食能により生体を外的異物侵襲より防御し各種疾患の発症を予防している.今回炎症性腸疾患発症機序におけるmacrophage colony stirnUlating fac-tor(M-CSF)誘導型マクロファージの関与を検討した方法:8週齢の雄性MCS-F欠損op/opマウス(OP)を用いて検討したこのマウスは全身のマクロファー...
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- 137 腸間膜リンパ節マクロファージにおけるサイトカイン産生への脂肪酸の影響
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栗原千枝(防衛医科大学校内科学第2)
【目的】脂肪摂取が炎症性腸疾患の増悪を引き起こす原因として脂肪吸収に伴い消化管の免疫能が修飾を受ける可能性が指摘されている.なかでもマクロファージ(Mφ)はサイトカイン産生源として重要な役割を果たすと想定される.Mφは分布臓器の違いにより異なる性質を持つことが知られるがその一因は単球から分化する際の誘導因子の違いに起因すると想定されている腸管には主にmacrophage col-ony stimU...
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- 138 マウス炎症性腸疾患におけるT細胞の免疫寛容の関与についての検討
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柄川悟志(大阪大学消化器内科学)
【目的】炎症性腸疾患の病態に免疫寛容の破綻が関与すると考えられている.免疫寛容のメカニズムの一つにT細胞アナジーがあるがその成立にユビキチンE3リガーゼであるGRAIL(Gene related to anergy in lympho-cytes)や。-Cblが関与することが報告されている.我々は野生型マウスの腸管と他の免疫臓器におけるGRAILおよび。-Cblの発現を比較しさらに炎症性腸疾患モデ...
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- 139 Conventional dendritic cells regulate the outcome of colonic inflammation independently of T cells
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阿部和道(福島県立医科大学内科学第二講座)
【目的】近年マウス腸炎モデルにおいてTLR9のシグナル伝達経路に抗炎症効果が認められその効果は1型IFN(IFNl)を介することが報告されている. TLRにより活性化された樹状細胞(DC)の大腸炎での役割は不明である.本研究ではDCの生体防御における役割を検討し自然免疫系による炎症性腸疾患の制御のメカニズムを解明する.【方法1(1)DTRDTR/RAGI一/一マウスにDSS腸炎を誘導するまたはTL...
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- 140 潰瘍性大腸炎に対する制御性T細胞移入療法を目的としたin vitroでの制御性T細胞培養増殖および誘導法の検討
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隅田頼信(九州大学病態制御内科)
【目的】CD4+CD25+制御性T細胞(Treg)は免疫反応を制御し炎症性腸疾患(BD)治療への応用が期待される.我々は遠心分離式血球成分除去療法に加えて血球成分除去産物(LP)よりTregを分離し患者へ輸注する治療法血球成分除去・Treg移入療法を考案しそのために必要なLPからの無菌的大量Treg分離法を検討し本学会で報告した.しかし1回に分離できるTreg数は3×107~1.5×108であり治...
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- 141 潰瘍性大腸炎における大腸粘膜内ナチュラルキラー受容体陽性T細胞の選択的減少とその意義に関する検討
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島本大(広島大学分子病態制御内科学)
【目的】ナチュラルキラー受容体陽性T(NKR+T)細胞は種々の自己免疫疾患に対し炎症惹起作用や抗炎症効果を発揮することが知られているが大腸粘膜局所に存在するNKR+T細胞の炎症における役割については未だ不明である.今回われわれは潰瘍性大腸炎(UC)における大腸粘膜NKR+T細胞の動態および役割につき検討した.【方法】大腸内視鏡検査が施行されたUC患者96例の下行結腸粘膜から生検を施行した.対照とし...
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