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142 活動期潰瘍性大腸炎の高内皮細静脈様血管におけるperipheral lymph node addressinの選択的誘導
須澤兼一(信州大学消化器内科)
【目的】血球細胞が血行性に末梢組織へ移入するときセレクチンと呼ばれる細胞表面分子とそのリガンド凹凹の分子相互作用が重要である.リンパ球のりンパ節へのホーミングと同様に潰瘍性大腸炎(UC)の腸粘膜においてはL一セレクチンと末梢リンパ節アドレッシン(PNAd)との分子相互作用がリンパ球の動員を担っておりこれには高内皮細静脈(HEV)に類似した血管上のPNAdの誘導が必要であることが示唆されている.本研...

第94回日本消化器病学会総会

143 腸管上皮細胞におけるRetinoic acid-inducible gene-I(RIG-I)の発現
川口章吾(弘前大学消化器血液膠原病内科)
【はじめに】我々はレチノイン酸投与による自然免疫反応調節について報告してきた.Retinoic acid-inducible gene 1(RIG-1)はCaspase re-cruitment domain(CARD)を有するRNA he五caseで細胞内でウイルス由来のdouble-stranded RNAを認識しInterferon regulatoryfactor(IRF)一3を介して1型...

第94回日本消化器病学会総会

144 アナフィラトキシンが顆粒球吸着に伴うhepatocyte growth factor産生に与える影響について
西瀬祥一^*(*^山形大学消化器病態制御内科)
【目的】補体活性化物質であるアナフィラトキシン(C3aC4aC5a)は血管透過性の四脚などの炎症性作用を有しアナフィラキシーショックを惹起することで知られている.一方で我々はこれまでにアダカラムの吸着担体である酢酸セルロース(CA)ビーズと血液との接触によりアナフィラトキシンが産生されることおよびアナフィラトキシンはCAビーズへの穎粒球吸着に伴うin-terleukin 1 receptor an...

第94回日本消化器病学会総会

145 大腸癌におけるDKK familyの遺伝子発現解析およびDKK-4の発現機序の検討
松井啓(山梨大学第1内科)
1目的】我々はSuppression subtractive hybridizationを用いて生検検体から大腸癌組織の遺伝子発現を解析しDKK-4が大腸癌において高発現していることを見い出した.今回DKK舳皿yと大腸癌との関係に着目し検討した【方法】進行大腸癌7例早期大腸癌5例腺腫27例の腫瘍部・非腫瘍部の生検検体についてreal time-PCRを行ないDKK familyの発現量を解析した....

第94回日本消化器病学会総会

146 Caldesmonはinvadopodium/podosomeの形成を阻害する癌細胞浸潤の抑制因子である
由雄敏之(大阪大学消化器内科学)
Invadopodiumは癌細胞の浸潤における重要な構造である.破骨細胞やマクロファージなど正常細胞においても同様の突出構造が存在しpodosomeと呼ばれている. invadopodium/podosomeはマトリックスメタロプロテアーゼを分泌し細胞外マトリックスを分解することにより細胞浸潤を促進させることが知られている.【目的】caldesmonのin-vadopodium/podosome形...

第94回日本消化器病学会総会

147 多変量解析を用いた大腸癌の細胞異型度とリンパ節転移の検討
安田貢(香川県立がん検診センター消化器科)
【目的1大腸癌において細胞異型度が低いものは脈管侵襲やリンパ節転移が有意に低いとされている.しかし最近では異型度に関する報告は少なく大腸癌治療ガイドラインでもほとんど考慮されていない細胞異型度は腫瘍の潜在的悪性度を映す指標であり元来最も重視されるべきものではないだろうか.そこで今回我々は浸潤大腸癌において細胞異型度を含めた数種類の浸潤部組織所見を見直し多変量解析を用いてリンパ節転移に最も関連する因...

第94回日本消化器病学会総会

148 PET/CTで発見された大腸癌・腺腫の検討
安田聖栄(東海大学消化器外科学)
【目的】大腸癌は最も頻度の高い癌の一つで予後は他癌に比べ比較的よい.癌検診の有効性が証明されている癌の一つでもある.PETによる進行大腸癌の検出感度は95%と高い結果が報告されている.PETによる大腸癌screeningは便潜血検査と同様確実性で大腸内視鏡検:査に劣るものの可能性を検討する価値がありPET/CTによる大腸癌screening初期の成績を調べた.【対象】2005年5月から2007年4...

第94回日本消化器病学会総会

149 高齢者直腸癌に対する術式と合併症の検討
小田晃弘(東京慈恵会医科大学消化器外科)
目的:高齢者直腸癌に対する術式と合併症を検討しQOLの改善と安全性を考慮した適切な外科的治療の選択を目指す.方法:2003年7月から2006年12月までに施行された直腸癌手術症例中Stage IIIIIで切除下端がRbまたはPである骨盤内初回手術例でAPR他臓器合併切除例を除外した59例の診療録を調査した.A群=70歳未満(n=35)B群:70歳以上80歳未満(n=17)C群:80歳以上(n=7)...

第94回日本消化器病学会総会

150 高齢者における腹腔鏡下大腸癌手術
井出義人(市立吹田市民病院)
はじめに:近年社会の高齢化および大腸癌の罹患率増加に伴い高齢者の大腸癌手術の機会が増加している低侵襲手術として腹腔鏡下手術の適応が拡大され大腸癌に対しても腹腔鏡下大腸切除術が積極的に施行されているが高齢者に対する安全性ははっきりしていない.今回我々は当院における高齢者(80歳以上)に対する腹腔鏡下大腸癌手術症例の術後短期成績をretrospectiveに検討しその安全性を考察した.対象・方法:20...

第94回日本消化器病学会総会

151 高齢者大腸腫瘍の臨床病理学特徴
柏敦文(京都府立医科大学消化器内科)
[目的]近年本邦では高齢化社会の到来や生活の欧米化などに伴い高齢者の大腸腫瘍が増加しており日常診療においてその治療機会に接することも多い.しかしながらその実態については不明な点が多くまた内視鏡治療に際する偶発症の頻度や重症度についても不明な点が多い.本研究では当院で経験した大腸腫瘍の症例を75歳以上の高齢群80歳以上の超高齢群と45歳以上64歳以下の非高齢群に分類しその臨床病理学的特徴及び内視鏡治...

第94回日本消化器病学会総会

152 直腸癌術後局所再発切除症例の検討
水島恒和(りんくう総合医療センター市立泉佐野病院外科)
【はじめに】直腸癌術後にはしばしば局所再発が発生し臨床上問題となる最近では化学療法の進歩などにより長期にわたる病変のコントロールも可能となってきており外科的治療を考慮する症例が増加しつつある.肝転移に対する外科的治療の有用性はすでに多くの報告がなされているが吻合部再発を除く局所再発に対する外科的治療の意義はいまだ明らかではない.直腸癌術後局所再発切除症例につきretrospectiveに検討した【...

第94回日本消化器病学会総会

153 高齢者大腸癌治療成績向上の要点
橋爪正(青森市民病院外科)
【目的】高齢者大腸癌外科治療成績の実態から今後の成績向上の要点を総括する.【方法】1985~2004年の初回手術1890回目80歳一/超高齢群(175例)70-79歳/高齢群(559例)一69歳/対照群(1156例)に分け前半10年(前期)と後半10年(後期)で比較検討した.【結果】前期に比べて後期手術数は増加し(L8倍)年齢構成は超高齢群の増加率が顕著(2.8倍)である.近年無症状発見例が増加し...

第94回日本消化器病学会総会

154 高齢者に対するD2腹腔鏡補助下大腸切除術14年の手術成績
保母貴宏(昭和大学附属豊洲病院外科)
【はじめに】1993年4月から大腸癌の術前深達度MPまでを対象に2群リンパ節郭清(以下D2)を標準術式として2007年3月までに大腸癌216例に腹腔鏡補助下大腸切除術(以下本法)を施行した.今回75歳以上の後期高齢者症例についてその手術成績と予後を65歳以上75歳未満の早期高齢者と65歳未満の壮年者症例と比較検討したので報告する【方法】DOとD3を除いたD1とD2の計182例から65歳未満の壮年者...

第94回日本消化器病学会総会

155 大腸癌手術の質とクリティカルパスの最適化をめざして-手術要因からの腸閉塞およびSSI予防-
池永雅一(国立大阪医療センター外科)
大腸癌開腹手術症例について診療の標準化のためクリティカルパスを導入した.当初は従来の開腹手術の標準的経過そのものをパス化し開始したが早期経口摂取・早期退院をめざすために順次改訂を加えてきた.改訂の段階で退院に影響を及ぼすバリアンスを検討したところ食事摂取不良(腸閉塞を含む)とSSIが70%を占めていた.すなわちクリティカルパスを改良最適化するためには手術の質を改善し腸閉塞とSSI防止が重要となった...

第94回日本消化器病学会総会

156 過去2年間に経験した機械的閉塞を認めない症候性巨大S状結腸症の検討
奥薗徹(岩手県立胆沢病院内科)
[背景]症候性巨大結腸症は明らかな器質的疾患に付随して排便障害が起こり腸管内腔が拡張する疾患で様々な原因が報告されているまた機械的閉塞を認めない巨大S状結腸症はS状結腸軸捻転症と鑑別を要することがありその臨床像の蓄積は重要であると考えられるこのため我々は当科で過去2年間に経験した症候性巨大S状結腸症について検討した.[対象]平成17年4月から平成19年9月までに当科外来で診断された症候性巨大S状結...

第94回日本消化器病学会総会

157 当科における腸管嚢腫様気腫症(PCI)の臨床的検討
久多良徳彦(岩手医科大学内科学第一講座)
【目的】腸管嚢腫様気腫症(以下PCDは粘膜下や漿膜下に多数の含気性嚢胞気腫が出現する疾患である.当科におけるPCI症例の検討を行い臨床像を明らかにする.【対象】2004年から2007年までに当科で経験したPCI6例(男性3例女性3例平均年齢35.5歳)を対象とした.【結果】発見の契機としては腹痛を呈するものが4例認められ無症状は2例でそのうち1例は便潜血陽性の精査もう1例は大腸ポリープの経過観察の...

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158 腸管嚢腫様気腫症8例の検討
奴田原大輔(東京医科大学八王子医療センター消化器内科)
腸管嚢腫様気腫症(以下PCI)は腸管壁にガスが入り込んだもので比較的稀な疾患である.今回我々は比較的短期間に多くのPCIを経験したのでその背景に共通した事項がないかを検討した.症例は2003年6月から2007年7月までの4年間に当センターで経験したPCIは8例でその内訳は男性4名女性4名年齢は25歳から76歳平均年齢56歳であった発見動機は無症状(潜出血など)5例腹痛腹満感血便各1例であった.患者...

第94回日本消化器病学会総会

159 急性出血性直腸潰瘍にバイポーラ止血鉗子を用いた新しい止血法
野中雅也(東京医科大学消化器内科学)
[はじめに]急性出血性直腸潰瘍(acute hemorrhagic rectal ulcer:AHRU)は突然の無痛性大量血便が生じ基礎疾患にて長期臥床中の高齢者に発症することが多く今後更に増加することが予想される.これまでAHRUに対し様々な内視鏡的止血法が報告されている.当院では2006年9月より上部消化管出血に対しバイポーラ止血鉗子を導入し良好な結果が得られたため2007年3月よりAHRUに...

第94回日本消化器病学会総会

160 当院におけるアメーバ赤痢の検討
岡田章良(大阪警察病院内科)
(背景)アメーバ赤痢感染患者数は増加傾向である.従来は海外渡航歴者に多いとされてきたが近年国内感染報告も多数みられる.(目的)当院でも当該疾患は増加している印象がある.当院におけるアメーバ赤痢と診断された患者の現状について文献的考察を加え臨床的検討を行った.(対象と方法)当院で20001.1.から2007.10.31.にアメーバ赤痢と診断された患者を対象とした.臨床症状以外に抗体価上昇内視鏡CT等...

第94回日本消化器病学会総会

161 アメーバ性大腸炎23例の臨床的検討
矢田智之(国立国際医療センター消化器科)
【目的1アメーバ性大腸炎は従来海外渡航者に多い疾患とされていたが近年性感染症として国内感染が増加している.今回当院においてアメーバ性大腸炎と診断し得た23例に対し臨床的検討を行った.【方法】2002年10月~2007年9月の5年間に当院で下部内視鏡検査を施行し内視鏡的にアメーバ性大腸炎が疑われかつ便中虫体検査・血清アメーバ抗体価・生検のいずれかにてアメーバ性大腸炎と確醒し得た23例を対象に患者背景...

第94回日本消化器病学会総会