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検索結果は461件です。
- 082 良性胆管狭窄治療を目的とした生体吸収性胆道ステントの開発
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宮澤光男(埼玉医科大学国際医療センター)
良性胆管狭窄の治療には非手術的手法としてバルーン拡張チューブステント挿入があるが再狭窄が問題である.我々はこの問題点を解決するために一定期間胆管狭窄部を拡張させた後生体内で分解する生体吸収性胆道ステントを開発している.過去においてはポリ乳酸製の分解吸収までに時間を要するステントを検討したがこのステントの問題点としてはステントが脆弱となるまで3-6か月と時間がかかるためステント挿入後3か月の時点にお...
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- 083 80歳以上の高齢者総胆管結石症に対する内視鏡的治療
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和唐正樹(香川県立中央病院消化器内科)
【目的】近年社会の高齢化に伴い高齢者総胆管結石症例は増加しており高齢者に対して内視鏡的治療を行う機会も増加している.当院では高齢者においても積極的に内視鏡的治療を行っており今回高齢者総胆管結石症の特徴と治療成績について検討した.【方法】2002年1月から2006年12月の5年間に当院にて内視鏡的治療を行った総胆管結石症例275例を対象とした.275例を80歳以上の高齢者群75例と80歳未満の非高齢...
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- 084 超高齢者(80歳以上)の総胆管結石症例に対する治療戦略
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川口義明(東海大学消化器内科)
【目的】経乳頭的処置を行った総胆管結石症例の治療成績を非高齢者群(80歳未満)超高齢者群(80歳以上)に分けて結石の特徴内視鏡的治療の安全性有効性について比較検討しさらに治療困難例に対して施行している胆管ステント長期留置の成績に関しても検討した.【方法】対象は2003年6月から2007年9月までに経乳頭的処置を施行した総胆管結石384例であり平均年齢70.8歳(22~94歳)超高齢者は108例であ...
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- 085 高齢者における総胆管結石治療の検討
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石垣賀子(山口大学大学院医学研究科消化器病態内科学)
目的:総胆管結石の治療は内視鏡的戴石術が原則である.しかし高齢者は重篤な基礎疾患を有することが多く長時間の内視鏡処置や複数回の内視鏡処置が困難な症例も多い.我々は高齢者総胆管結石の特徴を非高齢者と比較検討するとともに高齢者に対する治療として内視鏡的膏石術と姑息的EBD留置とに分けて治療成績と入院期間などのQOLについて比較検討した.方法:1997年1月から2006年12月までの総胆管結石261例を...
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- 086 四塩化炭素肝障害モデルを用いたHGFAの機能解析
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内山周一郎(宮崎大学腫瘍制御外科)
肝細胞増殖因子(hepatocyte growth factor以下HGF)は肝細胞再生因子として発見された蛋白で間葉系細胞から非活性型として分泌後プロテアーゼによって活性型に変換されc-METを介して上皮細胞の分化増殖遊走あるいは血管新生促進をもたらす.HGF activa-tor(HGFA)は血中に存在するHGF活性化酵素でin vitroで最も強いHGF活性化能を有することが知られている.我...
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- 087 急性肝不全ラットに対するToll-like receptor 4アンタゴニストの肝炎抑制効果に関する検討
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北澤利幸(奈良県立医科大学第三内科)
【目的】マクロファージをはじめとする生体内の各種細胞表面にエンドトキシン(Et)のシグナルを伝達する機能的受容体としてToll-like receptor(TLR)4の存在が明らかになり臓器障害との関連が注目されている.ガラクトサミン(GalN)肝障害では高率にEt血症を認め肝障害の進展に内因性Etの関与が考えられておりこれまでわれわれはGa1N投与急性肝不全ラットにおける肝内のTNF-ct mR...
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- 088 Adiponectin欠損マウスにおける70%部分肝切除後の肝再生遅延および脂肪酸代謝の障害
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江崎久男(大阪大学消化器内科学)
【目的】脂肪肝では肝再生が障害されまた肝切除後の再生肝において脂肪の蓄積がみられることは知られているがその意義や機序については十分に解明されていない.Adiponectin(APN)は肝の脂肪酸代謝に関与しており脂肪肝患者において血中濃度が低下している事が知られている今回APNの肝再生への関与を明らかにするためAPN欠損マウスにおける70%部分肝切除(PHx)後の肝再生を検討した.【方法】野生型A...
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- 089 ブタ劇症肝不全モデルにおける血清中HMGB1動態の検討
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高野公徳(慶應義塾大学外科学)
【背景】ショック虚血再二流障害汎発性腹膜炎など各種の病態で血清中High-mobility group box l(HMGB1)が上昇することが報告され新たな炎症性メディエーターとして注目されている今回われわれは薬剤投与によりブタ劇症肝不全モデルを作成し血清中HMGB1動態の検討を行ったので報告する.【方法】雄性ベビー豚(埼玉実験動物体重20Kg前後)を使用.頸静脈に留置したブラッドアクセスよりD...
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- 090 ブタ血清誘発肝線維化モデルにおけるS-allyl cysteineの抑制効果
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新川寛二(大阪市立大学肝胆膵外科学)
【目的】慢性肝炎から肝硬変と進む線維化の抑制は重要な臨床課題である.本病態は種々の原因で生じる肝実質細胞障害の結果引き起こされる肝星細胞の活性化による線維素の沈着である.我々はこれまでS-allylcysteine(SAC)が急性肝障害を抑制することを報告してきた(Ko-dai S. et al. Free Rad Res. 2007).今回ヒトの肝線維化と類似の経過を呈するブタ血清(PS)誘発肝...
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- 091 肝星細胞活性化に関するS-allyl cysteineの抑制効果とその機序
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高台真太郎(大阪市立大学胆肝膵外科)
【目的】肝疾患の予後を規定する因子として肝線維化の抑制は重要な課題である.肝線維化の分子機構としてKupffer細胞を中心とする非実質細胞から産生されたtransforming growth factor一β1(TGF一β1)が星細胞の線維産生に特に重要な役割を果たす我々はこれまでS-allylcysteine(SAC)という低分子化合物が種々の肝炎肝線維化モデルにおける炎症と肝線維化の抑制効果を...
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- 092 肝再生および線維化におけるスフィンゴシン1-リン酸(sphingosine 1-phosphate: S1P)の意義について
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渡邉尚子(東大病院消化器内科)
【目的】スフィンゴシン1一リン酸(sphingosine 1-phosphate:SIP)は細胞の収縮接着運動さらに増殖分化アポトーシスなど多岐にわたる作用を及ぼすリン脂質メディエーターである.近年SIPの受容体であるSlPl-sが同定され肝臓にもこの受容体が発現していることが明らかとなった.我々はSIPが肝臓の病態生理に何らかの役割を果たしている可能性を検討するべく培養星細胞の増殖・収縮を促進e...
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- 093 HBe抗体陽性HBVキャリアの予後予測因子の検討
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別宮壇(千葉大学医学部腫瘍内科)
【目的】HBe抗体陽性HBVキャリアは肝機能が正常であることが多く経過観察すらなされていないこともある.しかし経過中に肝障害を呈する例もあることからどのような症例を厳重に経過観察すべきかの目安が必要とされている.HBV-DNA量の測定方法としてPCR法が一般化し低ウイルス量まで測定が可能となり予後予測に役立つとの報告もみられる.今回HBe抗体陽性HBVキャリアの予後予測因子の探索を目的とした.【方...
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- 094 Lamivudine投与後ALT値30IU/L以下持続例のHBe抗原とHBV DNA量別にみたYMDD mutant出現率の検討
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小林万利子(虎の門病院肝臓研究室)
【目的・対象】1年以上Lamivudineを投与し経過中ALT301U/L以下を持続しているB型慢性肝疾患136例を投与3年未満65例と3年以上71例に分け開始時と最終時のe抗原とDNA聖別にYMDD mutant出現率を検討したDNA量はAm・plicor法(Log copy/ml:L)YMDD mutant typeはRFLP法とPCR-ELMA法にて決定した.【成績】L開始時のe抗原陽性全体...
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- 095 B型慢性肝炎肝硬変に対するエンテカビル治療への切り替え症例の検討
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野村憲弘(虎の門病院肝臓センター)
【目的】他の核酸アナログからエンテカビル(ETV)への切り替えに関する治療成績の報告はまだ少ない.今回我々はラミブジン(LAM)治療からのETV切り替え症例の治療成績について検討を行った.【方法】対象はLAMよりETVへ切り替え48週以上経過した41症例年齢中央値43歳男:女31:10CH:LC37:4ALT正常(50以下)19例(HBVDNA〈2.6:132.6-5.0:35.0<:3)ALT異...
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- 096 当科におけるB型急性肝炎の特徴と核酸アナログ治療に関する検討
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長谷川裕子(国立病院機構大阪医療センター消化器科)
【目的】B型急性肝炎の最近の動向を明らかにする.当科では「genotype A症例」や「重症化例でステロイド治療をする症例」に対してはキャリア化を考慮にいれ積極的に核酸アナログを導入している.今回は核酸アナログ導入症例の経過・キャリア化の有無もあわせて検討する【方法】2006年1月~2007年10月目B型急性肝炎で当科に入院した13症例の背景因子核酸アナログの介入とその経過を検討した.【結果】B型...
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- 097 B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ製剤の治療成績と発癌の検討
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中根邦夫(市立秋田総合病院消化器内科・代謝科)
【目的】2000年11月より核酸アナログ製剤が登場しB型慢性肝疾患の治療は飛躍的に進歩した今回当院における核酸アナログ製剤の治療成績と発癌について検討したt【方法】対象は2000年11月より2007年9月までに当科で核酸アナログ製剤にて治療を開始したB型慢性肝疾患患者54例としたラミブジン投与群47例中t投与期間:1.75-7.6年治療開始時ALT量:中央値1141U/1(43-923)治療開始時...
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- 098 圧負荷は細胞内活性化酸素種を誘導し膵星細胞を活性化する
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浅海洋(産業医科大学第三内科)
【目的】慢性膵炎症例では正常膵と比較し膵組織圧が尤進ずる.膵線維化において活性化した膵星細胞(PSC)は中心的な役割を果たす我々はこれまで圧負荷が活性化PSCの細胞外基質(ECM)産生を増加させサイトカイン分泌を日進させる事を明らかにした.更にPSCの活性化機序に細胞内の酸化ストレスが関与する可能性を示した.今回圧負荷刺激におけるPSCの細胞内活性酸素種(ROS)について検討した.【方法】Wist...
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- 099 マウス膵炎モデルにおける膵筋線維芽細胞と骨髄由来細胞との関係
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橋本高芳(滋賀医科大学消化器内科)
【目的】膵組織の再生線維化において膵間質細胞が中心的役割を果たしている一方骨髄由来細胞の動態解析がさまざまな臓器において報告されている.我々はこれまでにGFP骨髄を移植したマウスにおいて急性膵炎モデルにおける骨髄由来細胞の局在と膵筋線維芽細胞の関係について検討してきた.今回急性膵炎モデルに引き続き慢性膵炎モデルを作成し骨髄由来細胞と膵筋線維芽細胞との関係について検討した.【方法】雌性C57BL/6...
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- 100 マウス慢性膵炎モデルにおける骨髄由来細胞の関与
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渡辺崇(東北大大学院消化器病態学分野)
【目的】慢性膵炎などにみられる膵線維化形成には膵星細胞が重要な役割を果たす.α一smooth muscle actin(SMA)陽性の膵星細胞は主に膵腺房細胞や血管導管周囲に分布する静止期の細胞が活性化したものと考えられていた.一方最近骨髄由来細胞が様々な臓器の再生過程に関与していることが明らかになっている.今回セルレイン誘導マウスモデルを用いて慢性膵炎の膵線維化形成における骨髄由来細胞の関与につ...
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- 101 日本人急性膵炎患者におけるCD14TLR4遺伝子多型の検討
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高木康彦(東北大学消化器病態学分野)
【目的】我々はこれまでTLR2遺伝子のGTリピートが急性膵炎の重二度と関連することを報告してきたCD14は主に単球やマクロファージで発現しTLR2やTLR4などのレセプターと結合する.細胞内のシグナル伝達を介して様々な炎症性サイトカインの発現を誘導し炎症性疾患の病態に関与すると考えられている.いくつかの遣伝子多型が報告されておりCD14-26㏄/T多型ではTアレルの存在がプロモーター活性を刺激し潰...
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