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検索結果は205件です。

経皮経肝ドレナージ・塩酸ミノサイクリン注入が奏効した感染性肝嚢胞の2例
山村 由佳(熊本赤十字病院 消化器科)
【症例1】95歳女性。原因不明の発熱に対し近医で抗生剤投与されていたが、改善なく当院転院となった。心窩部痛を認め、腹部CT上肝左葉に多房性の嚢胞性病変があり、壁が全体的にやや肥厚し、abscessなどの炎症を伴っていると考えられた。エコー上同部位の嚢胞内にdebris様のものを認めた。これらより感染性肝嚢胞を疑い、経皮経肝嚢胞ドレナージを施行し、肝嚢胞内に塩酸ミノサイクリンを注入した。その後感染の...

第090回九州支部例会

下血を契機として発見された転移性小腸腫瘍の一例
中尾 慎二(鹿児島厚生連病院 消化器科)
【はじめに】近年,カプセル内視鏡とダブルバルーン内視鏡の開発により従来,診断困難であった様々な小腸病変の診断が可能となってきた.今回我々はダブルバルーン小腸内視鏡にて診断に至った転移性小腸腫瘍の一例を経験したので報告する.【症例】症例は60歳男性.2001年11月肝細胞癌と診断され肝拡大後区域切除および化学療法にて治療中であった.経過中,右副腎および左肺転移を認め右副腎摘除術,左肺区域切除術を施行...

第090回九州支部例会

膵石に対しESWL併用内視鏡治療にて寛解し得たアルコール性慢性膵炎の一例~当院におけるESWL併用内視鏡的膵石治療のまとめ~
坂口 将文(天草市立河浦病院 内科)
症例は45歳男性。既往にアルコール性慢性膵炎・膵石症がある。2007年1月にアルコールによる重症急性膵炎(重症度スコア4点、重症1)を発症し、保存的加療にて軽快退院した。その後、断酒を継続するも、断続的な上腹部痛および血清アミラーゼ高値(618~1130IU/l)を認めていた。腹部CTにて、膵頭部に多数の膵石を有しその尾側主膵管の拡張がみられた。断酒ができていること、また有症状の膵石症であったため...

第090回九州支部例会

悪性リンパ腫治療後にHBs抗原陽性化を伴う肝障害をきたしステロイドが奏功した一例
吉本  剛志(独立行政法人国立病院機構 九州医療センター 消化器科)
【症例】79歳、男性【主訴】全身倦怠感【現病歴】平成18年5月当院血液内科にて悪性リンパ腫(MALT type, stage III)と診断されR-CHOP療法を6クール施行した。平成19年1月肝胆道系酵素の上昇を認めHBs抗原の陽性化を認めた。B型肝炎急性増悪と診断しラミブジン投与を開始するも肝胆道系酵素の改善を認めず精査加療目的に当科入院となった。【入院時検査所見】WBC 7800/μl, H...

第090回九州支部例会

重度の肝障害を呈した神経性食欲不振症の1例
秋山 巧(佐賀県立病院 好生館 内科)
はじめに)摂食障害は,肥満恐怖を伴う食行動異常を主症状とした原因不明の慢性・難治性疾患である。5~15%の患者が経過中に自殺あるいは病死の危険があるとされ,一般に重篤な身体合併症を併発する例はBMI<13kg/m2といわれる。さらに約40%の患者が肝機能障害を有するとされている。 今回,重篤な肝障害を呈した神経性食欲不振症の症例に対し,内科,精神科医師,栄養士,臨床心理士,看護婦によるチーム医療の...

第090回九州支部例会

クリオグロブリン血症を合併したC型肝硬変患者にPSE後IFN長期投与を行った症例
下野 淳哉(福岡県済生会八幡総合病院 内科)
【緒言】C型肝炎の肝外病変の一つにクリオグロブリン血症(以下cryo)に伴う慢性腎炎が挙げられるが、病態の進展により肝硬変、腎不全になる症例が多い。今回、cryo陽性慢性腎炎を合併したC型肝硬変患者にPSE後IFN長期投与を行い、SVR及び尿蛋白の改善が得られた症例を経験したので報告する。【症例】57歳、女性。C型肝硬変あり。57歳時下肢浮腫及び腹水出現。当院紹介入院す。【入院時現症】身長 152...

第090回九州支部例会

盲腸軸捻転をきたした移動盲腸の2例
榎田 智弘(済生会福岡総合病院 内科)
【症例】75歳女性、うつ病とパーキンソン病にて前医に通院中、前屈姿勢が増強し徐々に摂食困難となった。胃瘻造設目的で前医入院時に腹部膨満の増悪を認め、腹部単純CTにて腸管ガスの著明な貯留を認めた為、当科へ紹介転院となった。
【経過】当科入院当日、腹部単純X線写真で著明に拡張したガス像を認めたが、腹痛は認めなかった。また排便を認め、腸蠕動音は聴取可能であった為、抗うつ薬及び抗パーキンソン病薬によ...

第090回九州支部例会

胃原発成人T細胞性白血病リンパ腫(ATL)の1例
岡本 和久(健康保険南海病院 消化器内科)
症例は77歳男性。頻回の嘔吐と体重減少を主訴に来院。腹部CT上胃壁の全周性の肥厚を認め、上部消化管内視鏡にて胃体部ほぼ全域を占める腫瘍性病変を認めた。病理組織からは悪性リンパ腫が疑われ、免役染色にて成人T細胞性白血病リンパ腫(ATLL)との診断。HTLV-1抗体陽性であった。リンパ節骨髄及び他臓器に病変は認めず、胃原発の成人T細胞性白血病リンパ腫と診断した。当初手術を検討したが吐血、低栄養のため施...

第090回九州支部例会

出血性十二指腸潰瘍を合併したDouble pylorusの1剖検例
坂田 資尚(佐賀県立病院好生館 内科)
【症例】79歳 男性。【主訴】黒色便。
【既往歴】じん肺、糖尿病、僧帽弁置換術後。
【現病歴】胸水貯留の原因精査目的に呼吸器内科入院中。胸腔ドレーン挿入による疼痛のため、ロキソプロフェンを180mg/日内服していた。
【経過】ドレーン挿入5日目に貧血の進行と黒色便を認め、上部消化管内視鏡検査を施行。前庭部小弯に十二指腸球部との瘻孔を認め、胃側には潰瘍形成を認めなかったが球部に出血...

第090回九州支部例会

胃粘膜下膿瘍の一例
田中 健児(沖縄赤十字病院 内科)
症例は45歳男性。数日前から左上腹部痛と発熱を主訴に近医受診しGIF行い胃粘膜下腫瘍疑われ、8月22日当院に紹介受診となった。当院受診した際の血液検査でWBC12800,CRP10.48と上昇していた。腹部造影CTにて胃壁内に周囲の脂肪組織の炎症伴う直径約4cmの円形腫瘤を認め、胃粘膜下膿瘍と診断し入院となった。入院後のGIFでは胃体上部大彎に頂部に潰瘍伴う円形隆起認め、鉗子で押すと潰瘍より膿汁の...

第090回九州支部例会

十二指腸脂肪腫に対して、EMRを施行した一例
徳田 保教(唐津赤十字病院 内科)
症例は65歳男性。前医にて糖尿病性腎症による腎不全のため透析中で、平成12年より十二指腸下行部の粘膜下腫瘍に対しても経過観察中。平成18年7月には、同部の生検後に出血持続するために入院歴あり。平成19年6月のfollow upの上部消化管内視鏡では、サイズ増大はないものの、腫瘍頂点にびらん形成が認められた。同年7月に入り、貧血・黒色便が認められるようになり、精査加療目的に7月5日当科紹介。内視鏡像...

第090回九州支部例会

吐血後急死した大動脈十二指腸瘻の一症例
酒井 賢一郎(九州厚生年金病院 総合診療部)
【症例】77歳男性 【主訴】吐血 【既往歴】平成11年 腹部大動脈瘤人工血管置換術 【現病歴】慢性心不全、心房細動等の診断にて近医で投薬加療中であった。平成15年6月13日、追突事故受傷後より腰痛持続。ここ数日全身倦怠感が続いていた。7月30日午後、吐血を起こし、同院へ救急搬送される。消化管出血、出血性ショックの診断にて当院救急外来へ紹介転送。【現症】意識 正、血圧117/58、脈拍177、呼吸数...

第090回九州支部例会

血液凝固第XIII因子低下を認めた十二指腸生検後出血の1例
岩佐 勉(国立病院機構九州医療センター 消化器科)
〔症例〕75歳女性。〔現病歴〕多発性骨髄腫で当院血液内科に入院治療中であった。体重減少、便中脂肪(1+)より吸収不良が疑われ、2007年7月11日に上部消化管内視鏡検査を施行するも特記すべき所見は認めなかった。アミロイドーシス鑑別のため十二指腸下行脚より生検施行したところ、14日より黒色便、Hbの低下を認め、17日に再度当科へコンサルトとなった。〔現症〕特記すべき所見を認めず。〔検査所見〕Hbは1...

第090回九州支部例会

十二指腸憩室からの出血に対して内視鏡的治療をおこなった2例
神田 基信(済生会八幡総合病院)
今回我々は大量下血を認め、十二指腸憩室からの出血が原因であった2例を経験したので報告する。症例1は86歳女性。主訴はタール便。2004年11月28日嘔吐を認め近医に精査目的で入院となった。Hb6.4と貧血があり、輸血をおこない上部消化管内視鏡検査を施行し、十二指腸第二部に凝血塊を認めたために精査加療目的で当院に紹介となった。再度当院で施行した上部消化管内視鏡検査で十二指腸第二部の凝血塊は憩室内にた...

第090回九州支部例会

薬剤性肝障害との鑑別が困難であった自己免疫性肝炎と思われる一例
谷本 博徳(新小倉病院 肝臓病センター)
 症例は53歳女性。発作性心房細動、高脂血症などにて当院循環器内科に通院中の患者。47歳時に原因不明の肝障害の既往がある。今回、2007年3月19日頃から全身倦怠感、食欲不振、嘔吐が出現、症状増悪のため3月24日に当院救急外来を受診したところ血液検査の結果、T.Bil 4.4mg/dl, AST 1191U/l, ALT 2663U/l, LDH 472U/l, ALP 806U/l, γ-GTP...

第090回九州支部例会

門脈及び肝動脈両者を栄養血管とする大型肝細胞癌の1例
宮崎 貴志(熊本大学 医学部 消化器外科)
症例は67歳男性。肝硬変の診断で近医通院加療中、定期検査の腹部超音波で肝右葉後区域に最大径8cmの腫瘍を指摘された。CT、MRIなどの画像診断では典型像を示さず確定診断に至らなかったため、針生検を行ったところ中分化型肝細胞癌との診断に至り当科紹介となった。血管造影CTにて腫瘍は門脈、肝動脈双方の血管支配を受けていることが判明したため、先ず栄養供給源である門脈を塞栓して腫瘍の経門脈転移を予防し、更に...

第090回九州支部例会

食道ESD後に無気肺を合併した1例
長谷川 申(久留米大学)
食道表在癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は胃に比べて技術的難易度が高く、その合併症は穿孔、出血のほか狭窄、縦隔洞炎、誤嚥性肺炎、肺塞栓症などがあげられる。今回われわれは食道ESD後に無気肺を合併した1症例を経験したので報告する。症例は67歳男性。近医での上部消化管内視鏡検査にて胸部中部食道に径30mm大の0-IIc病変(SCC)を認め、当院へ紹介となった。術前深達度M2-3と診断しESD...

第090回九州支部例会

当院における急性胆嚢炎手術例の検討
伊藤 欣司(肝属郡医師会立病院 外科)
【目的】急性胆嚢炎の基本的治療方針として,2005年9月の『科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン』では,発症から96時間までの早期に胆嚢摘出術が望ましいとされている.その際,熟練した術者による腹腔鏡下胆嚢摘出術(以下Lap-C)が望ましいとされ,当院でもLap-Cによる手術例が300例を超え,2004年から,急性胆嚢炎症例にも積極的にLap-Cを行っている.今回,これらの症例につ...

第090回九州支部例会

腎癌に対し、腎摘出術後に、膵頭部に腎癌転移を来たした一例。
酒見 亮介(戸畑共立病院 内科)
<はじめに>膵腫瘍の約2%が転移性膵腫瘍であるが、腎癌からの転移は非常に希である。今回、我々は腎癌術後、数年の後に腎癌が膵臓に転移した一例を経験したので報告する。<症例>57才男性。5年前に左側腎癌に対して他院にて左側腎摘出術を施行。その際、肺への転移を示唆する所見を認めるも、加療は行わずに経過観察していた。その後、動機、倦怠感、下血を主訴に当院に受診となる。腹部造影CTでは、膵頭部に一致して造影...

第090回九州支部例会

粘膜下腫瘍様の形態を示した胃癌の1例
落合 利彰(済生会福岡総合病院 内科)
症例は57歳男性。2005年11月に健診目的の胃内視鏡検査にて胃角部前壁大弯よりに径10mm大の粘膜下腫瘍を認めた。超音波内視鏡検査では第3層を主座とする境界不明瞭、やや内部不均一な低エコー腫瘤を呈しており、迷入膵を疑い経過観察としていた。約1年余り経過した2007年1月に胃内視鏡検査を施行したところ、病変は明らかに増大し、形態も結節、多房状を呈していた。同部位からの複数回の生検では診断が得られず...

第090回九州支部例会